それぞれの都市にはそれぞれの匂いや風を感じるものである。
少し早めにホテルを出てレンガ倉庫に向かった。
先ず、馬車道を歩く。
事前知識もなく、ガイドもないから馬車道とはなんぞやとは書くことが出来ない。
時間は充分あったのであちこち気ままに歩いてみた。
小一時間歩いたが、都会のオフイス外の裏通りという印象しかなかった。
大きな交差点にカフエを見つけた。
店内は静かで、サラリーマンらしき人々が談笑している。
窓際の二人用の小さなテーブルに座った。
窓辺の席は高齢者ばかりだった。
彼等が皆、上着を羽織っているのに、何故か安堵感をおぼえた。
アイスコーヒーなんてほとんど飲まないが、きょうばかりは冷たいものがほしかった。
この旅では一度もタクシーは使わなかった。
かねてからそうしたかったが、時間に制約されてそうは出来なかった。
桜木町から定期バスに乗って「レンガ倉庫」に着いた。
バスが観光スポットを回る路線バス「あかいくつ」である。
後ろ姿しか撮れなかった。
バスを降りるとレンガ倉庫はすぐに分かった。
行く先々で、どこも塵ひとつなく整備されているのには驚いた。
さすがに国際都市横浜である。
レンガ倉庫は何があるのか、史跡なのかも知識は皆無であった。
結構立派なのには、少々、驚いた。
人々が出入りしてるが、どうも観光客ばかりのようだ。
ショッピルだろうと予測して管内に入った。
ングモー蛍光灯などの灯りがにぎやかな店がたくさん並んでいた。
興味をそそるような物もなかったので、もうひとつ奥の棟に寄ってみることにした。
この棟も同じで、たくさんの店が並んでいた。
2階にも上がってみたが興味を引くもがない。
館外に出るドアを見つけた。
外に出ると、ベランダがレストランになっていた。景色がいい。
人っ子一人いない。いや、ひとり居た。
ボーイらしき若い男性に声をかけた。
「オープンしているの?」
「はい、どうぞ!」
感じの良い青年だった。
ビールでもないし、コーヒーもどうかと迷っていたらこれをすすめられた。
「人気上昇中で、よく飲まれています」
迷うことなく注文した。
プロはこうでなくちゃ駄目だ。
人当たりの良さがまず大切だ。信じる気になってしまう。
バブル以来、プロがいなくなった。
バブル最悪の遺産だ、なんて考えながら口にした。
今では、どんな味だったか記憶にないが美味かった。
アルコールが入っているなと感じた。
「韓国産」というのが気にかかった。
ウエイターおすすめのドリンクを飲みながらゆったりした時間を過ごした。
その時、岸壁に止まる船を見つけた。
巡視船だった。
「海上保安庁資料館」の文字も見えた。
これは行ってみなくちゃなるまいと思った。
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少し早めにホテルを出てレンガ倉庫に向かった。
先ず、馬車道を歩く。
事前知識もなく、ガイドもないから馬車道とはなんぞやとは書くことが出来ない。
時間は充分あったのであちこち気ままに歩いてみた。
小一時間歩いたが、都会のオフイス外の裏通りという印象しかなかった。
大きな交差点にカフエを見つけた。
店内は静かで、サラリーマンらしき人々が談笑している。
窓際の二人用の小さなテーブルに座った。
窓辺の席は高齢者ばかりだった。
彼等が皆、上着を羽織っているのに、何故か安堵感をおぼえた。
アイスコーヒーなんてほとんど飲まないが、きょうばかりは冷たいものがほしかった。
この旅では一度もタクシーは使わなかった。
かねてからそうしたかったが、時間に制約されてそうは出来なかった。
桜木町から定期バスに乗って「レンガ倉庫」に着いた。
バスが観光スポットを回る路線バス「あかいくつ」である。
後ろ姿しか撮れなかった。
バスを降りるとレンガ倉庫はすぐに分かった。
行く先々で、どこも塵ひとつなく整備されているのには驚いた。
さすがに国際都市横浜である。
レンガ倉庫は何があるのか、史跡なのかも知識は皆無であった。
結構立派なのには、少々、驚いた。
人々が出入りしてるが、どうも観光客ばかりのようだ。
ショッピルだろうと予測して管内に入った。
ングモー蛍光灯などの灯りがにぎやかな店がたくさん並んでいた。
興味をそそるような物もなかったので、もうひとつ奥の棟に寄ってみることにした。
この棟も同じで、たくさんの店が並んでいた。
2階にも上がってみたが興味を引くもがない。
館外に出るドアを見つけた。
外に出ると、ベランダがレストランになっていた。景色がいい。
人っ子一人いない。いや、ひとり居た。
ボーイらしき若い男性に声をかけた。
「オープンしているの?」
「はい、どうぞ!」
感じの良い青年だった。
ビールでもないし、コーヒーもどうかと迷っていたらこれをすすめられた。
「人気上昇中で、よく飲まれています」
迷うことなく注文した。
プロはこうでなくちゃ駄目だ。
人当たりの良さがまず大切だ。信じる気になってしまう。
バブル以来、プロがいなくなった。
バブル最悪の遺産だ、なんて考えながら口にした。
今では、どんな味だったか記憶にないが美味かった。
アルコールが入っているなと感じた。
「韓国産」というのが気にかかった。
ウエイターおすすめのドリンクを飲みながらゆったりした時間を過ごした。
その時、岸壁に止まる船を見つけた。
巡視船だった。
「海上保安庁資料館」の文字も見えた。
これは行ってみなくちゃなるまいと思った。
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