大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

OJオッセオインテグレーション・スタディクラブ・オブ・ジャパン年次ミーティングに参加して

2007年07月30日 | Weblog
待時埋入と即時埋入の適応を考える、と言う副題が付いているセミナーに参加して来ました。
最終的に会長の木原先生が話された事は、待時埋入だろうが即時埋入だろうが、患者さんがベストな治療を受けられれば、それが一番良いと言う総括でした。

私もその意見には、勿論賛成です。
最終的に決めるのは、患者さんでDR側の得意とする治療の方向に流れてしまう、と言う事態はなるべく避けるべき、と言う説明は大変に納得出来るものです。

とかく現在はインプラント治療に流れがちであり、猫も杓子もインプラント、インプラントで、何かインプラントすれば先端治療のようなイメージで見られ、格好良いと言うふうに成れる、そう言う風潮を警告しているものと考えます。
その前に、1本1本の歯をしっかり治せる歯科的な基礎力、診断、知識、臨床的な腕を習得する方が重要だろう、と言う指摘は全く正しいと考えます。

特に近年は、保険診療の不当な低下政策の煽りでインプラントに活路を見出そうと言うDRや、新規開業で、充分な修行もなくインプラントし出すDRが、後を絶ちません。
大変に危険な状況であると、私もかねがね主張し、このブログ内でも発信しています。

今回のOJなど、トップクラスのDR達が技の競演をして、インプラントの現在の到達点を見せ付けてくれます。
それはそれで良いのですが、それだと、簡単であると勘違いするDRも出て来てしまう危険性も強いと、確かに心配に成ります。

そう言う意味では、DRも患者さんもインプラント治療を選択する時には、よくよく考えなければいけない時代なんだなー、と感じる大会でした。