インプラントバブルの終焉の始まり

ここ2～3年はまさにインプラントバブルと言う活況を呈し、草木もなびくよインプラントへ、と言う状態でした。
専門家、患者さん、業者全てがインプラントの時代だ、とばかりに突き進んで行ってしまったのです。

何よりも一番増えたのは、インプラントを手掛ける歯科医でしょう。
患者さんの増え方よりも、業者の増加よりも、インプラントを始める歯科医が凄い勢いで増えてしまったのです。

新規開業の若い歯科医は殆どのDRがインプラントを出来ると出し、もう一花咲かせようと言うベテランまで、かつての辛い記憶も捨て去り、今はインプラントが良くなったからと参入をしてしまったのです。

このような暴風雨は、患者さんが期待する確実、安全、安心なものであるのか？と言う自戒の念も乏しいまま、皆が自費の売り上げ目的、診療収入の増加を狙って走ってしまったのです。
正しくバブルと言う活況を呈していた、と言えるのでしょう。

しかし、ついにこのバブルの終焉が始まってしまった、と言う状態に成ってきています。
それが、都心で起きてしまった重大な事故であり、色々な所で聞かれるインプラントの失敗、こんな筈じゃなかった、と言う期待との違いなのです。

これからの時代は、間違いなく本物だけが生き残れる時代と断言しても間違いがないでしょう。
本物であれば、安心・安全・最善・低侵襲の患者さんに優しいインプラント治療を提供する事でしょう。

紛い物たちが出来もしないのに、即日で噛める噛めると平気で出し、知らぬ間に消えて行っているのは、長い事ネット界を見て来た方々の方が良くご存知でしょう。

手口を教えてしまうと、お金を掛けてネットの検索上位に成り、それで名前を売り、患者さんの数を集めてしまえば、悲しいかな患者さんは他人が集まる所、人数が集まる所は安心出来ると、判断してしまうのです。
そうなってしまえば、もう金の掛かるネット検索上位を維持しなくても良くなるのです。

つまり、責任を本当に取らされそうになって来て、患者さんが集まってしまったら消える、と言う訳です。
はっきり言いますが、これでは詐欺スレスレの商売の仕方です。

こんな事態で、バブルが形成されてしまって、一番迷惑を受けてしまうのは、誠実な患者さん達です。
真っ当な所が何処か分らない、何処が良いのか分らない。
これは、私自身が患者さんに聞くお話です。

結局、私の元にお越しに成る方は、1年もブログを見ていましたとか、HP読み続けていました、とか言う方ばかりです。
即ち、私の論調が何も変わらない、首尾一貫して主張している、インプラント治療内容の説明に関しても、世界の情報をチャンと書いている、と言う事でこの方ならと、思い詰めて来られるようです。

正直、私の感想は、そんなに長く観察していないで早く治療に取り掛からせて貰えれば、もっとシンプルに快適に治療させて頂けるのに、です。
何故なら、時間を待った分だけ病気とかは進行しているからです。

バブル終焉の始まりの時期に成り、インプラントへの不信感が高まってしまっているからこそ、私は本当の本物を探して下さい、と強く願うのです。

イカサマなPRO IMPLANTとか、スピードとか、即日とかに騙されてはいけません。




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