大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

即時負荷、即時荷重Immediate Loadingインプラントの失敗したら

2008年11月07日 | 即時荷重インプラントの話
即時負荷、即時荷重インプラント治療が流行しています。
私が最も使用しているストローマンインプラントは、即時荷重に最も適しているインプラントなのですが、何故か理由は分りませんが、ストローマンの学問的バックを担っているITIグループは早期負荷を支持しているようです。

その大きな理由の一つに、即時荷重が非常に難しく、成功率が低いと言う事が、間違いなくあるでしょう。
ストローマンは骨の質が除ければ6週間、最新型なら3週間で荷重、負荷出来ると主張していて、その為即時で危険を冒さないでも充分ではないか、と言う事のようです。

さて、ITIグループが危惧している即時荷重の失敗ですが、実際どう言う状況になってしまうのでしょうか?
そのお話を、今日は書きましょう。

まず即時荷重出来るとされる基準としては、現在35N以上と言う非常に強い捻じ込む力で、初期固定良く骨に立つ事である、と主張されています。
この基準には、私も賛成します。
35Nと言う力はかなりのものであり、これ位強く捻じ込まれていれば、骨とインプラントはがっちりと噛み込んでくれる事でしょう。

しかし、これはあくまでも機械的に捻じ込まれていて止まっているだけであり、細胞のレベルでくっ付いている訳ではないのです。
なので、細胞レベルでくっ付くのに、6週間とか3週間とか主張が生じる訳です。

これはひっくり返して考えると、要するに3~6週間の間は細胞ではくっ付いていない、機械的に捻じ込まれていてもそれがズッーと続く訳じゃない、と言う事なのです。

機械的捻じ込みは力で止まっているものでしかありませんから、当然力が掛かれば、緩んでしまう危険性を孕んでいます。
そこに失敗の最大の原因があります。
機械的に捻じ込んでいるのが緩めば、インプラントはガタガタ揺れてしまいます。

そうなると、骨はインプラントの周囲から溶けて失われてしまいます。
骨がインプラントがある事で、困った事にグリグリされてしまい、溶けてなくなってしまうのです。

単純に言うなら、地面に棒を刺してグリグリと動かしたら、すり鉢のように土が掘れて穴が開くでしょう。
それと全く同じです。

即時荷重、即時負荷インプラント治療は、上手く行けば素晴らしい成果を導きますが、失敗するととんでもない事態に成ってしまう、触れれば良く切れる刃物のような、危険と背中合わせの治療なのです。
全か無かの法則に支配されている治療、がその実態なのです。

成功出来れば、凄い結果。
失敗したら、大変な事態。
それを分けるのは、DRの力量、患者さんの気遣い等々、諸々の要素が絡んでいます。

そして、一番重要な事は、何かがあっても、必ずチャンとリカバリーの処置を出来ると言う事です。

誰でも彼でもが出来る、PRO IMPLANT,スピード、専門的と言う言葉だけで信じ切るのは危険である、と知って下さい。



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臨床の実力と書く実力、そしてそれを上手く伝える話し方が出来る事。
ハードル高いかも知れませんが、種火を灯す仕事を生涯の一つの仕事として頑張りたいと思います。

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