疾病を連続性の中で考え、健康に過ごしていただくには?と考える時、西洋医学のみでは限界がある、と恩師は薫頭して下さいました。
西田先生は、恩師と同じ匂い、雰囲気を感じさせられる思想、思考をお持ちの方だ、と感じ入ります。... fb.me/7wOM4hjIy
やはりFBって凄い可能性秘めてる!
普通なら知り合うことの内はずの方とご縁が繋がる。西田先生、今井先生と知己を得られるなんて。益々FBはパブリック化しますね。
微力ながら世の中を少しでも良くする為、患者さんの為、後世の為、子供孫達の為頑張ります!
高齢者相手の仕事してるから仕方がないこと、避けがたいことなんだろうが、癌宣告受ける方が増えて来てる。癌との闘病に入る患者さんにどう我々が関わるのか?非常に難しい問題だが、私個人は非人道的、死にそうな方相手に商売か、と非難されること百も承知で、口腔機能回復、保持維持に深く関わりたい
死に行く方だから何もしないのか、出来ないのか?でも、健常者だって、本当は明日をも知れない命で、事故等で亡くなるかも知れないのだ。そう考える時、鍵握る概念は、今以上に辛い思いをさせるか否か、に掛かっている、と思い至った。この程度なら耐えれらる、その後を信じられる、楽しみだ、が重要だ
そもそも、人は向上することに快感を覚える生き物、と私は信じてる。癌に犯されいきなり病人になり、命と向き合う状態に陥った人をどうお救いするのか?今更の命は有限である、と言う言葉は決して救いにはならないだろう。そう言う時、食を回復、機能向上させること、守ることは非常に価値が高いのでは
生きている、生きていて嬉しい、と言う感情を揺さぶり起こす方法の一つとして、食、食べられること、食感を味わえる快感は、非常に強いものなのでは、と私は信じてる。そう言う意味で、父の勧めで歯科医になって良かった、と今更ながら感じている。亡くなる寸前まで、極論言えば前日まで関われる筈だ
師匠の元で修行時代。娘さんとお嫁さんに両脇抱えられ総義歯名人の誉れ高い師匠の医院に来られたお婆ちゃまがいた。散々師匠が話聞いて、ああ師匠が治すんだろうな見たいな、と思って仕事しながら、何とはなしに聞いていた。問診が終わったら、師匠が松元先生、このご婦人の総義歯宜しく、と。はいーー
はいーーー、私?ですか???が正直な感想。でも、私師匠には絶対服従。どんな大変なのか、良く理解も出来ず治療に当たることに。宜しくお願いします、と深々と頭下げられるお婆ちゃまと娘さんお嫁さん。はいーーー、消え入りそうな声の私。師匠は若いけど非常に優秀な先生ですから!と。誰がですか?
で、いつものように必死で印象採って、治療用義歯入れて、調整、修整して、それはそれは一所懸命に治療に当たりました。確か3ヶ月以上掛けて治療用義歯で何とかかんとか出来て、そこから最終義歯製作に。今覚えば、良く任せるな、と言う位、顎堤細く痩せてて尖ってて、中々に難しい患者さん、でした。
でも、治療用義歯で何とか義歯の形、機能回復の道筋見えて、最終義歯製作装着まで何とか漕ぎ着けました。装着日スッと入って、調整を微細にしてこれは良かったな、と感じ入り嬉しかったのを覚えてます。そして、翌日。お婆ちゃまは杖つきながら、お一人で歩いて入って来られ、ユニットに座られました
あれ、いつも付き添いの方に支えられて入って来てたのに、と思って、あれお一人で歩けるようになったんですね?と思わず発言してしまいました。そうしたら、お婆ちゃまが私の手を握って来て、先生のお陰で歩けるようになりました、と。エッと思っていたら、手の上に熱いものがポトリ、と掛かりました。
顔を上げて見たら、お婆ちゃまが泣かれていました。エッと、隣見たら娘さんお嫁さんお二人も涙流してハンカチで押さえている。付いていたスタッフの助手ももらい泣きして、涙拭ってる。更に受付見たら、受付もこっち見て泣いている。あーーーエッと、困ったな、と言う時に、師匠が出て来て、松元先生と
松元先生、女を泣かすとは憎いですな!とニヤッと笑いながら言われました。そうしたら、皆涙流しながら笑い、笑顔になりました。その時に、私はこの道に生涯生きよう、我が使命ならそれを果たそう、と強く強く銘じました。歯科は素晴らしい仕事です。今にも倒れ死にそうな人にでもここまで出来るんです
食べられること、食感を味わえるようにすることは、生きることの根源に深く強く関わるもの、です。歯科はそれに関わる唯一の仕事、なんです。それは、人が生きている限り続きます。人の生涯に関わり続けることが出来る凄い職種、それが歯科の最大の特徴です。それも、師匠の有り難い教えの一つでした。
末期ターミナルの患者さんにも、我々は臆せず関わって行くべき、でしょう。生きている限り、人は出来る限り口から食感を味わって食べて生きたいんです。意識もなくて、チューブに繋がれ、変形してしまって、生きてる、と言えるのでしょうか?私は現場にいた経験がある者だからこそ、そう強く思います。
命を延ばすだけ、ベッドで繋がれ意識なく人の形保てない、そう言う状態にして、何の医療か?と言う強い怒りが私にはあります。そして、そこに潜む医療費と言う名の売り上げ、年金と言うの名の家族への生活費給付、の闇。例え物凄く非難集中しても、私はその事実を見逃せない。闇に光を当て、皆に救いを
闇に足を踏み入れている方々を、憎み非難してるのではありません。きっと彼等も苦しいのだろう、と本当に思っています。しかし、現状の医療界の意識、患者さん始めとする国民の皆さんの意識が、全然そこまで至ってないから皆の苦しみは続いているんです。そこを解決しなければ、と強く強く願っています
次代の世代の為に自分が何が出来るのか?私は常に問い続けています。超高齢社会、医療費負担、年金負担。長生きにプラスイメージ抱けない社会。何かが間違っています。自活出来て、社会に関わり続け生きていられるなら、きっと幸せな人はもっと増える。そう思いませんか?そこに歯科業界は関われます。