注射されるのが好きな方はいない、と思います。
でも、痛みを与えないで歯の治療をしたり、手術したりする為には、麻酔注射は必須です。
私は、自分も勿論痛い治療されるのは嫌いです。
痛がられる治療するのも嫌いです。
だから、まず最初の麻酔の注射を如何に痛くなく、して差し上げられるのか?に凄く気を使っています。
そして、麻酔が効いてることに安心し切らないこと、を気にしています。
教科書的には麻酔は1時間半効果がある、と言われますが、私はそれに対しては凄く懐疑的です。
自分の患者さん達を通じて、1時間もしたら切れ始めてて、患者さんは何となく分かるのを、然程痛くないからで我慢して下さってるんだ、と思っています。
なので、うちでは必ず麻酔したらそこからタイマーをかけて1時間で、患者さんに大丈夫ですか?とお聴きしています。
殆どの方は、大丈夫ですよ、と返して下さいますが、私はそこから急激に醒めるのが恐いので、追加の麻酔をしています。
そうすることで、術中の痛み、不快感を感じることがなく、その後の治りも良いように感じています。
そして、勿論治療、手術自体でも、丁寧に、組織を傷付け過ぎないように、守るように配慮して処置を貫徹します。
私のオペ見学に来られた先生方には、こんなに丁寧に繊細にオペしてるから、綺麗に治るし痛くならない腫れないができるんですね、と言っていただけることもしばしばです。
その代わりと言っては何ですが、少々お時間はいただきます。
急いで荒い仕事するよりも、丁寧にしっかり綺麗に治る治療、手術をしたい、と願っています。
又、その方が結果的に傷の治りも早いので、患者さんの人生には貢献できている、と私は信じています。
人生で、その治療に費やした時間がどれくらいなのか?と考えていただき、ご理解をいただきたい、と思っています。
治療、手術は、生体に傷を付けること、がどうしても避けられません。
そして、私の治療、手術は、生体が傷付いていることに気が付かせない、そう言うレベルを目指しています。
傷を付けますから、身体は、その傷を治すことから反応します。
そうなると、本当に治したい部位への治癒反応の力が削がれることになる、と思っているんです。
治癒反応を素直に引き出すには、傷付いてることを分からせない、そんなレベルの治療、手術ができるなら可能になる、と考えたんです。
それを極めることで、下顎の骨に埋もれている親知らずの抜歯、と言う我々の業界でも腫らさない、痛がらせないで治す最難関、と言われるモノでも克服することができました。
本当に痛くない、腫れない、身体に優しい歯科治療をお探しの患者さんは、まずは麻酔注射を痛くなくしてもらえるのか、治療手術中でも追加麻酔をしてくれるのか、治療手術自体も丁寧繊細で傷口が分からないほどのレベルでしてくれるのか、と麻酔が切れた後の治癒期間で腫れたり痛んだりして苦しまないのか、そのままスムーズに治癒するようにしてもらえるのか、とよくよく質問して、納得するべきだと思います。
良く静脈内鎮静しているからとか、眠ってる間に、とかで無痛を言っている所がありますが、鎮静が効いている時は良いでしょうが、必ず最後は覚醒させられますので、治療手術自体のレベルが然程でなければ腫れ上がるし、痛むしで辛い思いをさえられることを注意しておくべきです。
私の目指している治療手術は、当日の治療手術終了後で、麻酔が覚醒し始めて来ても痛みがない、楽に感じる、と言うのを一所懸命に実践しています。
実を言えば、そう言うことができないと、即時荷重インプラントで麻酔が効いてる状態で噛み合わせとか、歯の感じの調整はちゃんとできないんです。
私が18年前からして来て、1000症例以上を97%超える成功率で成し遂げられて来たのは、そう言うことに凄く気にして微修正、微調整を怠らないから、です。
元々、痛がられること、腫れたり痛んだりして患者さんが苦しまれること、が大嫌いな性格だったのが幸いした、と思います。
なので、2018年の抱負として、「痛くないように麻酔することから始まる、身体に優しい治療をしましょう!」に今年もまたトライし続けます!