大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

誰も言わないインプラント治療の話 骨の治り方は患者さんの身体、治癒能力、免疫能力アップが決め手

2018年01月22日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話

この患者さんは、歯周病を抱え、口腔内の状態は悪い状態に陥っていました。


その為、全身的な方でも問題を抱えている、と言う状態で来院されました。


となると、インプラント治療を受ける上で、身体のことも含めて考えて差し上げなければいけなくなります。


歯周初期治療を進め、残すことができない歯周病の歯を抜歯すると同時に、即時荷重インプラント治療をして、できる限り噛めることを早く回復させよう、と試みました。


そうしたら、この患者さんの場合、治癒能力、免疫能力は健全だったのでしょう、即時荷重インプラント治療が見事に成功しました。


続けて、前歯2本の抜けている部位に、やはり即時荷重インプラントをした所、これも成功することができて、歯周病の歯を支えるインプラントが又増えて、天然歯を残せる可能性を高めることができて来ています。


それもこれも、この患者さんの持っておられる治癒能力、免疫能力のお蔭、と言えるでしょう。


お口の状態が改善するにつれ、全身の病気の状態の改善も認められるようになって来たとのことで、内科の先生も喜んでおられるそうです。


この患者さんの実例は、非常に喜ばしい成果、結果が出ることができています。


が、それは患者さんのお身体のお蔭、なのです。


と言うのも、インプラント治療の大きな問題として、どれ位の期間が掛かるのか?と言うことを患者さんはとても気にされるのですが、その答えは、患者さんの身体次第、と言うのが本当のことなのです。


とても頑強に見えて、骨が頑丈そうに見える男性の患者さんでも、実は骨の中身、性状が悪くて、インプラントがくっ付くのに時間が掛かる、と言う方もいるのです。


反対に、こんな華奢な高齢のお婆ちゃんが?と言う方が、骨の状態が良くて、性状、治り方も良くて、最速で骨とくっ付く、と言うこともあるのです。


前者の例は40代の男性で、後者の例は80代の女性、で実際にあった話です。


患者さんは、誰しも自分基準でしか見ることができません。


なので、自分の身体、骨、が治りが良い方なのか、残念な方なのか、実際にインプラントを経験したり、骨折して治る経験とかをして見ないと判断することができないのです。


非常に患者さん側には耳の痛い話しかも知れませんが、実際に差があって、それはDNAなのか、日常生活習慣の積み重ねなのか、なのです。


術者である我々は120%全力を注ぎ、どの患者さんであっても綺麗に早く治るように頑張りますが、患者さんを拝見していると、治癒期間、治り方に差が出ます。


やぶ医者だ、との批判も甘んじて受けて申し上げますが、そこに生じる差は、患者さんのお身体が違う、つまり一人一人患者さんが皆違うからだ、としか言いようがないのです。


患者さん自身ではそれまでの人生で自覚することができなかったことでしょうが、厳然たる差が存在してしまうことがあるんです。


そこの所は、患者さん自身は突き詰めて考える、と言うことがなかったことだ、と知って欲しいと思います。



インプラント治療では、どのHP、サイト見ても、標準的治癒期間で下顎2~3ヶ月、上顎3~6ヶ月のように書かれています。

私が今回書いているような、患者さんの身体の違い、治癒能力、免疫能力の違いに詳しく言及しているモノは殆ど見ません。


そして、残念ながら、現代医学では患者さんが持つ大切な治癒能力、免疫能力を判定することがまだ出来ないんです。


つまり、インプラント手術してみないと分からない、と言う悲しい現実がそこにあるんです。


ビックリされてしまうかも知れませんが、これは真実の話です。



しかし、朗報もあります。


インプラント治療を選択したら、それを契機に治癒能力、免疫能力を上げる方法を取ることはできるんです。


我々側ですることだけではありません。


患者さん側に協力いただいて、しなければならないことも沢山あります。


本当のことを言うと、患者さんこそ頑張っていただいて治癒能力、免疫能力を上げることをに日々の日常でしていただくのです。


そうすることで、最初に書いて紹介した骨の性状が悪く、くっ付くのに時間が掛かる方でも治癒期間を短縮することができます。


勿論、そんなに条件の悪くない方であっても、協力して頑張って下さることで、治癒期間を短縮して早く綺麗に治せることが可能になるんです。


患者さんが頑張って下されば、その分成果が得られる、結果がちゃんと出る、んです。


一番最初のレントゲンで紹介させていただいた患者さんは、本当にこちらが恐縮するぐらい協力的で頑張った方でした。


だから、全身的な問題の病気の方も状態が改善が見られ、内科の先生が驚かれる、と言うことができたんです。



我々医療側は、全身全霊で治すように、治ってくれるように頑張っています。


しかし、どうしても最初の条件で患者さんには差があることも少なくない。


だからこそ、治療をきっかけとして、是非治癒能力、免疫能力を上げる、体質改善、日常生活習慣改善に取り組んでいただきたいのです。


インプラント治療の鍵は、治癒能力、免疫力アップが鍵を握る、と知って下さい。


そして、その成果は必ずその後の人生の健康長寿にプラスになる、と明言します。


当院では、そう言う点も深く考えて、患者さんのインプラント治療に取り組み、人生に貢献することを目指しています。


単に、即時荷重インプラントに特化した医院ではなく、そこから始まる健康長寿人生をサポートする、そう言う医院です。


インプラントだけ治せば良い、と言う短絡的な治療をする同業者は嫌っていますし、インプラントだけして後には関心がない、と言う患者さんも好きではありません。


本気で、患者さんのこれからの人生を考えて1本のインプラントに入魂する、そう言う医院です。


ですから、入念に、精密丁寧に処置をします。


患者さんの生涯の人生にとってのインプラント、患者さんのこれからの人生を守るインプラント、を追究しています。


そう言う超こだわりの精密即時荷重審美インプラント治療専門医院です。


ですから、歯周病治療を根本にしております。


本気も本気の医院です。



こんな変人インプラントDRに、任せて見たい、と思われる奇特な患者さん、真剣に悩まれている患者さんは、是非ご相談にお越し下さい。




1月20日(土)のつぶやき

2018年01月21日 | Weblog

1月19日(金)のつぶやき

2018年01月20日 | Weblog

1月18日(木)のつぶやき

2018年01月19日 | Weblog

高齢者ほど早くしっかりするインプラント 抜歯即時荷重で老後も安心

2018年01月18日 | 日々のインプラント臨床の話


本日は、後期高齢者の女性の患者さんの抜歯即時荷重インプラントをさせていただきました。

後期高齢者と言ってもまだまだ若く、見た目と機能を大変気にされます。

またやはり、年齢が年齢なので、終活のことも考えられるそうです。

犬歯の差し歯が取れたでご相談して、犬歯の根の状態も悪く、虫歯を削ったら殆どペラペラの状態にしかならない、歯根を拡大して観るとひび割れが見える、今回やり直ししても又直ぐにボロボロになってダメになるでしょうね、とお話しました。

さらに言えば、歳を取れば治療受けるのも億劫になったりして、体力的にも精神的にも大変では、とお話しました。

それで、以前からのインプラント患者さんでしたので、先生のお勧めはインプラントですね、ということで手術になりました。

骨の状態は余り良いとは言えない感じでしたので、初期固定をしっかり得るのにかなり工夫してやらせていただきました。

何とか35Nを超えて植立できましたので、無事即時荷重できました。

このまま何事もなく無事治りますように、天に祈ります。

当院では、2000年から即時荷重インプラント治療を本格的に実践して来た歯科医院です。

今年で18年になり、症例数は1000を軽く超え、成功率も97%を軽く超えています。

即時荷重インプラントのことなら、当院にご相談下さい。

1月16日(火)のつぶやき

2018年01月17日 | Weblog

痛くないように麻酔することから始まる、身体に優しい治療をしましょう!

2018年01月16日 | 日々のインプラント臨床の話

注射されるのが好きな方はいない、と思います。

 

でも、痛みを与えないで歯の治療をしたり、手術したりする為には、麻酔注射は必須です。

 

私は、自分も勿論痛い治療されるのは嫌いです。

 

痛がられる治療するのも嫌いです。

 

だから、まず最初の麻酔の注射を如何に痛くなく、して差し上げられるのか?に凄く気を使っています。

 

そして、麻酔が効いてることに安心し切らないこと、を気にしています。

 

教科書的には麻酔は1時間半効果がある、と言われますが、私はそれに対しては凄く懐疑的です。

 

自分の患者さん達を通じて、1時間もしたら切れ始めてて、患者さんは何となく分かるのを、然程痛くないからで我慢して下さってるんだ、と思っています。

 

なので、うちでは必ず麻酔したらそこからタイマーをかけて1時間で、患者さんに大丈夫ですか?とお聴きしています。

 

殆どの方は、大丈夫ですよ、と返して下さいますが、私はそこから急激に醒めるのが恐いので、追加の麻酔をしています。

 

そうすることで、術中の痛み、不快感を感じることがなく、その後の治りも良いように感じています。

 

そして、勿論治療、手術自体でも、丁寧に、組織を傷付け過ぎないように、守るように配慮して処置を貫徹します。

 

私のオペ見学に来られた先生方には、こんなに丁寧に繊細にオペしてるから、綺麗に治るし痛くならない腫れないができるんですね、と言っていただけることもしばしばです。

 

その代わりと言っては何ですが、少々お時間はいただきます。

 

急いで荒い仕事するよりも、丁寧にしっかり綺麗に治る治療、手術をしたい、と願っています。

 

又、その方が結果的に傷の治りも早いので、患者さんの人生には貢献できている、と私は信じています。

 

人生で、その治療に費やした時間がどれくらいなのか?と考えていただき、ご理解をいただきたい、と思っています。

 

治療、手術は、生体に傷を付けること、がどうしても避けられません。

 

そして、私の治療、手術は、生体が傷付いていることに気が付かせない、そう言うレベルを目指しています。

 

傷を付けますから、身体は、その傷を治すことから反応します。

 

そうなると、本当に治したい部位への治癒反応の力が削がれることになる、と思っているんです。

 

治癒反応を素直に引き出すには、傷付いてることを分からせない、そんなレベルの治療、手術ができるなら可能になる、と考えたんです。

 

それを極めることで、下顎の骨に埋もれている親知らずの抜歯、と言う我々の業界でも腫らさない、痛がらせないで治す最難関、と言われるモノでも克服することができました。

 

本当に痛くない、腫れない、身体に優しい歯科治療をお探しの患者さんは、まずは麻酔注射を痛くなくしてもらえるのか、治療手術中でも追加麻酔をしてくれるのか、治療手術自体も丁寧繊細で傷口が分からないほどのレベルでしてくれるのか、と麻酔が切れた後の治癒期間で腫れたり痛んだりして苦しまないのか、そのままスムーズに治癒するようにしてもらえるのか、とよくよく質問して、納得するべきだと思います。


良く静脈内鎮静しているからとか、眠ってる間に、とかで無痛を言っている所がありますが、鎮静が効いている時は良いでしょうが、必ず最後は覚醒させられますので、治療手術自体のレベルが然程でなければ腫れ上がるし、痛むしで辛い思いをさえられることを注意しておくべきです。


私の目指している治療手術は、当日の治療手術終了後で、麻酔が覚醒し始めて来ても痛みがない、楽に感じる、と言うのを一所懸命に実践しています。


実を言えば、そう言うことができないと、即時荷重インプラントで麻酔が効いてる状態で噛み合わせとか、歯の感じの調整はちゃんとできないんです。


私が18年前からして来て、1000症例以上を97%超える成功率で成し遂げられて来たのは、そう言うことに凄く気にして微修正、微調整を怠らないから、です。


元々、痛がられること、腫れたり痛んだりして患者さんが苦しまれること、が大嫌いな性格だったのが幸いした、と思います。


なので、2018年の抱負として、「痛くないように麻酔することから始まる、身体に優しい治療をしましょう!」に今年もまたトライし続けます!

 

 

 

 

 


1月15日(月)のつぶやき

2018年01月16日 | Weblog

開業20周年、即時荷重17周年、低侵襲外科14周年、歯科医療連載11周年 頑張って続けてます。

2018年01月15日 | 日々のインプラント臨床の話

当院も開業して丸20周年になりました。

 

早いものです。

 

正式には、12月の終わりごろに開業なので、昨年末で20周年でした。

 

1998年開業したばかりなのにKIRG九州インプラント研修会100時間コースに1年通い、開業したばかりで大変だろうに偉いね、と恩師添島義和先生にお褒めをいただいたことを思い出します。

 

その後、1999年博多の船越先生の歯周病研修会にもずっと通い、その時に絡めて添島先生のいインプラントオペ見学を、やはり1年通って勉強しました。

 

そこで得たご縁で2000年のボストンPRDに参加し、海外の学会に見せられ、2000年の秋のAOホノルルに参加して即時荷重の恩師ラム先生と出会ったのです。


単細胞で、信じ込んでのめり込み易い私は、その時から即時荷重インプラント治療に邁進するようになって行きました。


ラム先生のことを想像しながら、こう言う患者さんはどう治すんだろう?と自問自答しながら、即時荷重インプラントを3年間頑張って、遂にラム先生の地元であるサンフランシスコでAAPがあると聴き、図々しくも勉強させて欲しい、とお願いをして叶えられたのが2003年の秋でした。


思い続けた憧れの先生の見学を許可されて、即答で行きます!と答えたあの時の私は本当に偉かった、と自分でも自分を褒めてやりたいです。


そうして初めて見たラム先生のインプラント手術。


衝撃的でした。


これで良いんだ!と、本当に驚きました。


全く切らない、歯茎を切り開かない、傷痕は何もない、信じられないほどの低侵襲。


それでちゃんと即時荷重で綺麗に歯が最初っからある!


こんなインプラント治療、まだ誰も見たことない筈、世界でも殆どされてない筈、と身が振えました。


この時から、私の永遠の課題が低侵襲手術、傷付けないで治す、痛がらせない腫れ上がらせない楽に治す、に大きく方向転換したんです。


その手応えを得て、歯科医療の連載をさせていただくことになって、どこにも何も情報のないインプラント治療のことを書きつづって遂に11年が経ちました。


その間2004年、2007年と因縁のPRDでポスタープレゼンに2回連続合格、と言うことも成し遂げられました。


本当に良くやって来たな、と自分でも思います。


前人未到の地を切り開き、実績を客観的に残し続けて来られたのは、本当に幸運だった、と思います。


今漸く業界全体の方向性として即時荷重、低侵襲が根付き始めています。


開業したばかりの頃、勤務医に時代の10年先を行く、と宣言して自分の仕事に邁進して来ました。


有言実行、本当にそう言うことができたんですから、私はとても幸せ者です。


パイオニアとしての苦労は、他の誰にも分かってもらえないでしょうが、世界の学会、国内の学会、国内外のセミナーどこに行っても自分がしてるようなことは全く見れない、と言う孤立無援の人でした。


でも、たった一人だったからこそ、自分で何とかするしかない、と言う解決能力、創造能力が養われたのです。


振り返って、自分のして来たことに自信の源が見えます。


余人の及ばぬところで頑張り続けて来た。


誰にも真似のできないことを積み重ねて来た。


しかも、それがチャンと世界レベルでの客観的証拠として2004,2007年で残せている。


本当に嬉しいです。


10年以上も前、なんですから、本当に。


ちゃんと調べててくれれば、嘘吐いてないことが分かります。


2014,2017ではなく、2004,2007です。


この業績は、生涯誇れるもの、と言って良いでしょう。


生意気ですが、世界の学会に出てもこの10年ほど、驚くようなモノに出会える、と言うようなことは余りありませんでした。


自分の方が新しい、斬新なことをしてる、と思っていました。


記憶に残るライバルは、ギャンボレーナとロザくらいでした。


即時荷重のガネルズは途中で脱落、方向転換して行って消えてしまいました。


同じ時代を同じ時間で競う、と言うDRが世界見渡しても殆どいません。


殆どの方が、私より周回遅れで3~4年遅れ、最近では10何年遅れ、と言う状況です。


30代の終わり40前にして即時荷重インプラントを本格的に実践し始め、現在57歳になりますから、私が始めたのが若かったし早過ぎた、とも言えるでしょう。


ですから、今思えば、信じてもらえる訳ないよな、と自分でも思って笑ってしまいます。


自分だって、あの当時私が今の年齢で40なり立てくらいの若造DRが即時荷重インプラント次々と成功させ、プロトコール確立して世界に発表してる、と言われたら眉唾だ、と思うでしょうから・・・


でも、本当にそれ位のことしてしまったんです、私・・・


してしまった人にしか分からないモノ、が愕然とそこにはありますね。


良くやった、やっちまった、と呆れる、の感じがしないまでもありません。


先陣を切る、と言うことはどう言うことなのか、どう言う経験をするのか。


自分でも分かりますが、当時は心、心理的な面、メンタルな境地でのトレーニングが足りなかったです。


必死でやるしかなかった、と言う心境でした。


そろそろ60を迎える年齢になって来ましたので、今の境地は昔とは全然違い、心の中に余裕を持って仕事に当たれる、と言うおももちがしています。


まだ早い、と言うお叱りを受けそうですが・・・


でも、話が少しずれますが、総義歯の世界でも免許皆伝いただいたのは29歳になる前、30にもなっていませんでしたから、境地に達する、と言うのはそう言うモノなのかも知れない、と感じています。


まさか自分が、こう言う仕事するようになるとは、と今でも時々思っています。


ごく普通に開業医として生きて行くんだろうな、と卒業したばかりの26の私は思っていました。


人の人生って分からんもんですね・・・


自分が思った以上の仕事、使命を与えられて生きて行かなければならない。


そう言う人っているんだ、と思います。


自分も、その端くれに引っ掛かった、とも。


与えられた以上は、それを果たさなければ、と思っています。


微力でしかないと思いますが、業界に足跡を記し、10年以上先駆けてしまった、そんな能力もない人間の悪あがきをこれからもご笑覧いただければ幸いです。









 

 


1月14日(日)のつぶやき

2018年01月15日 | Weblog

1月13日(土)のつぶやき

2018年01月14日 | Weblog

インプラントの真実を問い続け、連載10周年11年目になりました!

2018年01月13日 | 日々のインプラント臨床の話



歯科医療と言う業界の専門誌に、即時荷重インプラントと低侵襲外科のことを書き続けて、遂に10周年になりました。

早いものです。

正確に言えば、途中で私のコーディネートで、色々な先生方に登場いただくのを1年しましたから、私個人の連載では今回で合計で10周年になるんです。

初めて出させていただいたのが、2007年の正月明けの号からだったはずですから。

あれから11年の月日が経った訳です。

私の好きなように書いて良い、但し私の経験した本当なことで、本当の話を書いてください、と言うお約束でした。

そこで、私は自論を展開させていただきました。

初期の連載8回分をベースに、かなり加筆して、念願の専門書も出すことができました。

お陰さまで紙の書籍は全て売れて、今後は電子書籍として販売続けていただけるそうです。

10年経っても古くならない、ということを考えて書かせていただきましたが、ありがたいことにその目論見は果たせたようです。

いまだに類書は殆ど見ない、独自の専門書である、と自負できます。

これからも、本当のことは?と見つめ続け、真摯に臨床を重ねて参りたい、と存じます。



今号から、篠田先生の素晴らしい連載も始まりましたので、是非ご拝読下さい。



1月12日(金)のつぶやき

2018年01月13日 | Weblog

できると思って取り組むからできるようになる。若田さんの講演は即時荷重インプラントに通じるものがありました!

2018年01月12日 | 日々のインプラント臨床の話

今夜は、宇宙飛行士の若田さんの講演を聴きに行きました。

今年は大人しくして、自制自省の年にします、と宣言しましたが、若田さんの話は聴きたくて、虎の門ヒルズと言う近い場所、終る時間も8時半と言う早い時間、と言うのもあって参加して来ました。


その中で、できると思ってやる、と言う言葉があって、自分の昔のことを思い起こして深く同意してしまいました。


2000年当時

この患者さんから、部分的に歯がない方への即時荷重を始めた頃の話です。


当時、このようなインプラント治療は全くされていませんでした。

完全に否定されていた、と言って良いと思います。


つまり、私がしたことは非常識、従来の常識を破ることだったんです。


でも、その時に私はできる、いややってのけて患者さんを満足させる、と言うことしか考えていませんでした。


失敗したらどうしよう、と言う考えよりも、失敗しないようにするにはどうしたら良いだろう、と考えて、患者さんにも前代未聞の治療だから毎日来て、ちゃんとメインテナンスさせて下さい、と話してました。

患者さんも、その時には協力して下さって、本当にほぼ毎日来て下さってました。


そうして、毎日毎日、部分欠損への即時荷重インプラントが無事なのかどうかを追い続けました。


その結果、本当に成功して、ああ今までの常識は嘘だったんだ、と私は知ったのです。


常識に捉われてそんなことしたらダメだ、で踏み止まっていたら、この世界に足を踏み入れることはなかったかも知れません。

少なくとも18年も前からやり始める、今の今までし続けると言うことはなかったことでしょう。


でも、私のその時の感覚は、できると思って成功することを徹底して追及して行ったら成功した、だったんです。


若田さんほど凄くないでしょうが、感覚としては従来の常識を踏み越えるその瞬間を、たった一人の足で創意工夫して乗り越えた、と言う経験を私もして来たのです。


これはした人にしか分からない世界観だ、と思います。


常識に縛られず、自分自身で創意工夫して超えて行く。


無謀であることは褒められたことではないと思いますが、徹底してやり抜く、やり切る、一意専心で取り組むなら、実は非常識だ、と思われてることも、そうではないのかも知れないのです。


独自の境地、行った人にしか分からない世界観を、何か共有できたような気がして、とても嬉しく感じました。


若田さんもこれからますます活躍されることでしょうが、私もこの道でさらに飛躍して行こう、と思いました。


外に出ることを減らすとは言いましたが、どうしても出たいモノ、にはちゃんと出て行きますし、内省しながら勉強して深みを増す、自分自身を研ぐことは必ずし続けます。


若田さんも言っていましたが、キープゴーイング、守りの姿勢に入ってはいけない、常に攻め、一歩先に何があるのか、と言う向学心を決して失くことなく進みます。