7月25日追記:
7月19日に撮影した写真をもう少し画像処理してみました。大急ぎで撮影したブレと薄雲に阻まれ、原画像がパッとしないこともあり、下の写真くらいが私の技量では精いっぱいです。。 澄んだ空ならダストの尾の左側にスゥーッと伸びたイオンの尾も写っていたことでしょう。 (ごく僅かですが、写っているのかも) 今回の撮影では赤道儀は使わず、この日の午前中に到着したアストロトレーサ(カメラと連携するGPS)を用いており、試写兼初撮影の対象が、奇しくもネオワイズ彗星となりました。 ブレているのは私のせいですが、焦点距離85mm 30秒の露出で、このように星が止まって写るのは通常の固定撮影では不可能です。 アストロトレーサは、天体撮影にはまり込んでいる諸兄(失礼)でなくて、ちょっと星空を撮ってみたいという向きで使用している方も結構いらっしゃるようですが、セッティングが簡単で、しかもその効果(威力)は抜群。 遅ればせながら使ってみましたが、ペンタックスの技術恐るべし。
7月19日 2020-07-19 23:24:36
ほんとうに久しぶりに明るい彗星です。 7月4日に近日点(太陽に最も接近)を通過して、少しづつ暗くなってきているようですが、それでも双眼鏡で見事な尾が、雲間からでさえはっきりと見えました。北西の低空です。明るさは3等星くらいでしょうか。双眼鏡が無いとちょっと厳しいですが、Eさんは、外に出て来ていきなり 「肉眼で見える」 と言っていました。恐ろしい眼をしている。。。私は何となくかな。晴れて澄んだ空だったら多分見えたでしょう。
自宅の庭からの撮影です。 夕方西方向から沢山の雲が流れて来ていたので、半ば諦めていたのですが、夕ご飯を終えて外に出てみると、晴れてる! しかも双眼鏡の視界に入った途端、「おお、これぞ彗星」という尾が。 近日点付近の彗星は、見かけ上太陽に近いためすぐに沈んでしまいます。近所の立木やら電線やら、構図も何もあったものではありませんが、とにかく撮りました。
DATA 2020/7/19 20h42m / PENTAX HDDA 16-85mm F3.5-5.6 DCWR (85mmF5.6) , PENTAX KP ISO3200 30sec , Astro Tracer O-GPS1