
トキの島で撮った写真はこれが最後。県道沿いの休耕田の端に、鮮やかな黄緑色のかたまりを見つけた。珍しい花ではないか?と思い、車を止めて見に行くとこの花だった。
「ネコノメソウ」は意外なことにユキノシタ科。種の様子が、瞳を閉じた猫の目に似ているということから、この名が付いたという。可愛い花でも、希少な植物でもないが、緑が少ない時期では、明るい黄緑が輝いて見える。
調べて見ると、近似種に“ヤマネコノメソウ”というのがある。特徴が殆ど同じで区別が難しい。ネットで画像を見ていると、ヤマタイプでは“ヒゲ”が生えていたものがあり、写真の個体は“つやつやと黄緑色に輝いていた”ので、単純なネコタイプに決めた。