啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ミツバツツジ」と「ヤマザクラ」

2011-04-20 09:09:22 | 山野草

1週間ほど前、県北部の沼田市にある迦葉山では残雪が多く、登山を諦めた。今年は寒く、季節が遅れているといわれるが、私の山歩き訓練コースの牛伏山では尾根沿いに「ミツバツツジ」が新芽の林を赤紫に染め「ヤマザクラ」が浮かびあがるように咲いていた。

「ミツバツツジ」はツツジ科の落葉低木。ヤシオツツジを庭に植えたいと思い、園芸センターを訪ねたが「育てるのが難しい」ということで、ミツバを勧められた。3年経って、鮮やかな赤紫の花を付けてくれている。園芸種として、人気のツツジでもある。

牛伏山の北登山口から歩き始める。中間道を経由して登ることにする。急な尾根道に差し掛かるとミツバツツジが咲いている。芽吹きが始まったばかりで未だ枯れた林に浮き上がっているよう。頂上に続く尾根に合流した辺りから先の南側斜面は更に多く、心が和む。

赤紫の華やかなツツジと対照的に、静かな白い花が浮きあがるように咲いているのが「ヤマザクラ」(バラ科の落葉高木))。対面の八束山の斜面にも雲のように点々と桜の花が浮いており、まさに春爛漫。ヤマザクラの写真も難しく、色々な場所や角度で試したがイメージ通りには撮れなかった。

実はこの牛伏山は桜(ソメイヨシノ)の名所。山頂には神社があり、ここを境に東側の尾根は平日でも桜見物客で賑わっている。人の多い場所は好きでないので、引き返した。(手前の赤紫のミツバと奥のヤマザクラの白の対比をイメージしたのですが・・)

コメント
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