
1昨年の春、群馬県桐生市の北にある「鳴神山」に登った。その時に“カッコウソウ”という植物がこの山にあり、大切に保護されているということを知った。この花、サクラソウ科の多年草。この山の周辺にしかないとか言われるが、特別天然記念物にも指定されていないようで不思議な花。ようやく、芽吹いたばかりの葉の写真を撮ることができた。もう一度行こう!!
最初に行った時、厳重に保護されている自生地には葉も花の形も無かった。今年こそはと、タイミングをとって登ったつもりだったが、山頂へ5分ほどの肩の広場近くの杉林の中にある自生保護地区と移植保護地区のどちらにも影も形も無かった。友人を誘った山行だけに更にショック。
「鳴神山」(980メートル)の狭い山頂は、お年寄り軍団に占領されており、苦痛だったがアカヤシオツツジが咲きはじめており、何とか心が和んだ。花が白いコイワカガミも数輪だが咲いていた。この山にはイワキンバイ、ナルガミスミレ(見たことが無い)など珍しい花が多い山だという。
帰路は座間峠方面に急坂を下り“裏の肩”から木品の登山口に戻る。カッコウソウの移植保護地区があるからだ。急な下りで、杉林が混じった場所にロープが張られており、ここにはかなりの個体数が葉を広げていた。サクラソウの仲間だというから、この葉っぱで間違いないだろう。
開花時期を待って、もう一度行って見よう!その頃は、ヤシオツツジが終わって、コイワカガミも咲いているだろう。ナルガミスミレも調べてみよう。
