啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「フデリンドウ」

2011-04-25 08:32:53 | 山野草

4年前に、春に咲くリンドウがあることを知った。日当たりの良い林の縁、5センチほどの高さ小さな茎が落ち葉の中から顔を出し、紫色の可憐な花をつけていた。翌年、昨年も同じ場所に何回も探しに行ったが見つからなかった。暖冬?盗掘?色々と考えたが、見に行く時期の問題だったようだ。初めて見た時に比べ個体数は減っていたが、今年は可愛く咲いていた。

「フデリンドウ」はリンドウ科の越年草。ほとんど似たタイプに“ハルリンドウ”があり、区別は難しい。ネットでも判別の仕方がいろいろ書き込まれているが、実際に画像で比較すると余計に判りにくくなる。例えば「葉が大きく丸みがあるのがフデリンドウ」で「葉が小さく細いのがハルリンドウ」というが、低い花茎を伸ばし花を開いたばかりの時では比較が難しい。花茎の長短という見分け方も個体差があり大変そうだ。

この中で「1つの花茎に数個の花をつける」のがフデリンドウ。
    「1本の花茎が数個立ち、一本に1個の花 をつける」のがハルリンドウ。
    というのが見分けやすい。

林の中で、日当たりの良い平らな場所に静かに咲いている。かなの色の濃いものを掲載したが、もっと薄い紫色のものもあった。
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