今、私がもっとも注目している海外ドラマが、この『華麗なるペテン師たち』(イギリスBBC制作)です。やば面白い。
正月に帰省した時に、何気なくテレビを見ていたら、ちょうどこのドラマシリーズの宣伝が始まりました。一緒に見ていた父が、「お、ロバート・ヴォーンだ。ロバート・ヴォーンを知ってるか?」と訊くので、「さあ、知らない」と答えたら、「お前はロバート・ヴォーンも知らないのか!」と言われました。ちなみにこれは父特有の言い回しで人の神経を少し逆撫でますが、おそらく本人にそのつもりはなく、深い意味もないようです(たぶん)。そのまま話を聞いてみると、どうやらこの人(上の画像の右端のおじいさん)はイギリスの名優らしい。超有名映画に出演経験多数とのこと。あとで調べてみると、なるほど『タワーリング・インフェルノ』、『荒野の七人』などなど、たしかに名高い俳優であるらしいことが分かりました。ふーん、なるほどねー。
と、そういう経緯があって、ちょっとこのドラマシリーズが気になっていたので、第3シリーズの第2話をたまたま機会があり観てみたのです。すると、どうでしょう、この面白さは!! 超ヒット! ハート直撃です!
物語はすべて1話完結で、タイトルの通り華麗なるペテン師たちのお話です。隅から隅までスタイリッシュで、完全なキャラクター、練りに練られたストーリー、ユーモアとペーソス、なにもかもがすっかり私の好み通りでした。オープニングのアニメーションからして、もう素晴らしく私の好きな感じです。びびった!! やべー、クソ面白いぜ!! 第1、2シーズンを見損ねたのは、大失敗だった。しまったなー。あー。
おおまかなストーリーは以下の通り(NHKオンラインより)。
ロンドンを舞台に華麗に暗躍する5人のペテン師をスタイリッシュかつコミカルに描いた人気シリーズ第3弾。
ミッキー、ステイシー、ダニー、アルバート、アッシュの5人は巧みに大仕掛けの詐欺をやってのけるエキスパート集団。「金だけの問題じゃない」を信条にする彼らがカモにするのは強欲な悪人ばかり。ところが世の中そんな強欲者たちには事欠かず。今日も5人のだましのアートが繰り広げられる。
現在、BS2で第3シーズン(全6話)を放送中。第5話まで放送したので、あと1話で終わりですね。なんか初期のシーズンはDVDになっているらしいので、私はちょっと欲しくなっているところです。もう少し安かったら即買いなんだがなー。
それにしても、『名探偵シャーロック・ホームズ』といい、『名探偵ポワロ』といい、イギリスのドラマシリーズの質の高さにはびっくりですね。繰り返しの視聴に耐える良質なドラマシリーズが私は好きだ。この『華麗なるペテン師』もひたすら繰り返して観てしまいそうな気配がぷんぷんです。
それにあちらではSFシリーズドラマも結構あるんですよね。『ドクター・フー』などは水戸黄門レベルの長寿シリーズだと聞いたことがありますし、『宇宙船レッド・ドワーフ号』というのは、ちらっとしか観たことがありませんが、むちゃくちゃに飛んだ設定(宇宙船のクルーが、人間、ホログラム、アンドロイドと進化した猫! とかそういう…)で面白そうでした。これはいつかちゃんと観てみたい。
というわけで、イギリスのドラマシリーズの凄さをあらためて痛感させられました。これからも面白いドラマをどんどん作っていってもらいたいですね♪