できて2年の介護施設、新しくてきれいで個室もホテルのようです。
衣類をカゴに整理して備え付けのクローゼットに。
TV、椅子などを配置。
早速ベッドに寝た父は、色んなリモコンを把握しようと格闘しています。
空調、灯り、ナースコール、ベッドのリモコンがあります。
届くまで、手を伸ばして・・・
おや、寝返りができています!
これなら、床ずれ治るのも早いかも。
食事は4人掛けテーブルで、3人の女性と同席です。
「もう、かなわんわ。」
ちょっと恥ずかしがっています。
私が帰ると電話してきました。
「今日、一緒に泊まるて言いに来よってな、断ってくれへんか。」
「?」
夜勤の職員さんが挨拶に来られたのでした。
「夜勤の人が泊まるけど、同じ部屋とちゃうよ。2時間置きに体位交換に来てくれはんねんよ。」
「上手いこと言いよんなぁ。」
「おじいちゃんだけじゃなくて、皆の部屋周りはんねんよ。床ずれできへんようにね。」
夕方また電話。
「部屋に帰らしてくれよれへんねん。」
介護士さんからも電話が。
「どうしても、薬を飲んで下さらないんです。」
父に電話。
「薬飲んでね。そしたら部屋に帰っていいから。」
「部屋で飲む!」
「いつも食卓で飲んでるやろ?」
「わかった。もう、かなわんなぁ・・・」
介護士さんから電話。
「薬飲んで部屋に帰えられました。」
父から電話。
「えらい、世話になってなぁ。お礼言うてくれへんか。」と介護士さんに替わる。
夜、父から電話。
「さっきは、薬のことであんなん言うて迷惑かけたから、明日謝っといてくれへんか。」
なかなか新しい環境に馴染むのは大変だけど、少しずつ慣れていって、身体も回復するよう願っています。
病院通いがあるので、またすぐ外出するし、暖かくなったら、散歩にも連れ出そうと思います。
小規模でアットホームな施設なので、目も行き届くし、それにうちから近いのが何よりです。