歴史が好きで、大河ドラマ「平清盛」も全編録画しています。
そろそろ終盤に近づき、HDDもいっぱいになって来たので、編集することにしました。
時間を作っては数話ずつ、早送り&30秒飛ばしを駆使して見返しています。
やっと第18話「誕生、後白河帝」まで来ました。
後白河帝は、長生きして平家・源氏を操ったラスボスみたいなイメージだったが、76歳没の白河法皇と比べて65歳没とは意外と若い。
それに演じるのは松田翔太。
後白河帝は今様歌謡を好み、後に「梁塵秘抄」を編む。
“遊びをせんとや生れけむ
戯れせんとや生れけん
遊ぶ子供の声きけば
我が身さえこそ動がるれ。”
この時代らしいかは微妙な、でも雰囲気を醸し出してる旋律がいい。
タイトルバックでは子供の声で流れる歌。
雅仁(後の白河帝)はこの回で傀儡・遊女の里、美濃の青墓を訪ねる。
そこで祇園女御乙前~松田聖子~がこの曲を歌っているのを耳にする。
天皇の世継ぎをどうするか、様々な思惑の渦巻く中、帰館した雅仁がひとり朗々と歌う。
その場に居合わせた清盛は、赤子の時に聞き、よみがえったこの歌に驚く。
青墓という地について全く知らなかった。
ドラマでは、その地は皆、踊ったり(ブレークダンスみたいなのも)楽器を鳴らしたり賑やか。
籠を降りたら、芸人?たちが取り囲む。
子どもらもお面を付け、「花をくれ、どの花じゃ、あははは・・・」と歌って遊び、雅仁を巻き込む。
そこへ聞こえてくる、あそびをせんとうまれけむ♪
乙前の、その膝で泣き眠ってしまう雅仁。
ヨーロッパでいうジプシーのようだ、と思った。
このドラマでも、宮廷では崇徳帝などが和歌を詠むシーンがたくさん出てくる。
宮廷音楽(うた)と、民衆から湧き出でた音楽(うた)。
皇家と民衆・武士(当時はまだ武士の身分は確定されてない)。
ここにも、テーマが見える。
この回で色々このような事を考えて、また時間となってしまった。
編集できるのはいつの日か・・・。