Fちゃんも、色んな教材を使ってきましたが、今は
「ファーストレッスンコース2」「こどもの音階練習」「毎日の練習12か月・1」
「ブルクミュラー」から、アラベスク
「ピアノファンタジー ピアノのための小品集1」から、テレマンのジグ
をしています。
「毎日の練習12か月・1」。
まず各番Aでは、一音一音を静かにゆっくり置いて、指を整えていきます。
Bでは、4分音符4つと16分音符4つで、タッチのコントロールをしていきます。
16分音符、1つ目と、後の3つはタッチを変えます。
1回の動きで1つ目は↓ 後の3つは
1-B右手下行・左手上行
ソ ファ ミ レ シドレミ(16分音符)│ファ ミ レ ド ラシドレ(16分音符)│ミ レ ド シ ソラシド(16分音符)
2小節目後半より ラ↓シドレミ
ラシドレミ レミファソラ ラシドレミ
ほ~ら、「アラベスク」!
Fちゃんは、指がしっかりしていて、それだけに力を入れ続け過ぎる傾向にありました。
速さを出すコツを掴むと、どんどん変わってきました。
そして、Fちゃんは、どんどん弾きたくて仕方がないのです。
ブルクミュラーに必ずある、一箇所難しい部分。
そこを早いこと通り過ぎて、上手になったラシドシラに行こうとします。
でも、ここはこの曲のサビですから、あららどないなった?!ってことに。
難しいと思ったら、分析して確かめます。
よ~く見たら、意外とそうでもないのです。
ね
「ファーストレッスン」
これは著者の原田先生のおっしゃるように、ピアノテクニックのエキスが全て凝縮されています。
コース2の、15.「あわてた ききょう」Gメジャー。
GとDの分散和音が入っています。
左のページでは、右手でも左手でも同じメロディを弾きます。
なぜかFちゃんは、左右を同時にユニゾンで弾くのが気に入っていて、いつも勝手にどんどん弾いてしまいます。
そして、テレマンの「ジグ」Gメジャー。
前半最後にD、曲の最後はGの両手でのユニゾンの分散和音。
あれ?もうここできるじゃないですか。
色んな分散和音が出てきますが、ハタ(絶対音感の練習)でしてるので、知ってる和音ばっかり。
どんどん弾きます。
8分の6拍子、3つの8分音符のかたまりの1つ目と2つ目の間に、いちいちスラーが付いてますよ。
これが「ジグ」っていう踊りのステップ。
初めは手首を動かして何とか付けてたけど、だんだんタッチを変えることで表現できるようになってきました!
今日の最後には、軽やかで美しい「ジグ」になりましたよ
同じ繰り返しの音型も、同じ繰り返しでは弾かない。
同じこと何度も同じ調子で言っても、伝わらないもの。
どんどん弾きたいFちゃんは、今日は変化させようと考えながら、どんどん弾いてました。
PTNAステップまで後1ヶ月。
皆さん、どんどん弾きましょうね。
やはり、よく考え、そしてどんどん弾く人が上手になります。