この本も図書館で借りて来ました。
街や建物の写真がたっぷり美しく、説明文も(さすが地球の歩き方)旅行者本位ながら詳しく、期待が高まります。
チェコの作曲家、スメタナ、ドボルザーク、それと共に取り上げれてるのがモーツァルト。
先日「ピアノ協奏曲第24番」は「フィガロの結婚」と同時期に書かれたと、福間さんの言葉を引用いたしましたが、モーツァルトはプラハでこのオペラを発表して大当たりしています。
その次のプラハ滞在中には「ドン・ジョバンニ」。
演奏会の日が迫ってるのになかなか完成せず、缶詰状態で曲を書かされたという話が残ってるそうです。
その後ウィーンで「魔笛」を初演、大成功するも体調優れず35歳の生涯を閉じます。
ウィーンでは簡素な葬儀だったが、プラハでは盛大な追悼式が行われたとのこと。
映画「アマデウス」では、プラハの劇場などがロケにたくさん使われてるようです。
スメタナは交響詩「わが祖国~モルダウ」で有名ですね。
スメタナ自身は聴覚を失い、また幻聴があり、初演を聴くことができなかったそうです。
ドボルザークは、アメリカに渡った時に作曲した「新世界より」が有名です。
肉屋の息子だった彼は、店を継ぐのに必要だったドイツ語を学ぶとき、その先生が音楽好きでピアノも教えてくれたとか。
懸賞金をもらうために曲を書き、ブラームスに認められて出版されたそうです。
アールヌーヴォーの画家ムハ(ミシャ=ミーシャと同じ?)もそうなのですが、この時代ヨーロッパでは民族意識が高まり、独立国家の建設が始まった時期で、音楽の世界でも祖国のためにという作曲家が次々現れました。
生徒さんに曲の背景や作曲家についてをお話するには、深い知識を持ち、そしてその中で易しい言葉を選ばねばなりません。
あらゆる本が借りれる知識の宝庫、家にいながら検索予約できる図書館はありがたいです