藤森神社の紫陽花(あじさい)。
少し咲き始めています。
庭師さんがたくさんいらして、整備されてました。
藤森からバスで数駅。
20年ほど前、リトミック研究センターで学んでいたときに「深草こどもの家」を知り、見学会に参加したことがありました。
ここは、リトミックや現代の幼児教育にも大きな影響を与えている、モンテッソーリ教育を実践している園です。
創立は1979年。
今年、学校法人化を目指し園舎を建て直すため、一旦移転することになりました。
そのことを知って、再び訪れることにしたのです。
モンテッソーリ教育とは・・・(参考:深草こどもの家より)
医師であり教育家であるマリア・モンテッソーリ博士による、
子どもの内面にある成長の原動力を引き出し、生き生きとした豊かな人間性を育むための教育方法です。
子どもには自分で自分を教育する、育てる力がある、自らの自然は成長リズムに従って夢中に取り組む経験を積み重ねることによって自分で学んでいく・・・。
子どもが自由に学ぶきっかけがたくさんある環境をつくり、やりたいことを自ら選び取って満足するまでやれる子どもの家。
自分の手、感覚を使って理解できるよう、本物を扱い具体物を準備します。
子どもたちは年齢の異なる多種多様な社会で、見て学び、やって学び、教えて学びます。
園には、それぞれの分野の棚が作られていて、教具などが、こども自ら出し入れしやすいよう、整理されています。
算数でしたら、例えば真珠のような粒がバラバラの物、10個ずつ連なったもの、それを10個ずつ並べられるもの、更に×10・・・となっていて、10進法や平面・立体、面積・体積を体感できます。
同じ形を見つけて はめていくパズル、これは知育玩具によく普及していますね。
折り紙、のり、はさみ、色鉛筆・・・。
裁縫箱、縫い刺しの紙・・・。
絵本、ベル・・・。
子供たちはテーブルや小さなカーペットを使い、それぞれのスペースで興味を持った教具?おもちゃ?を出して遊びます。
水道、キッチンも同じ部屋にあります。
モルモットが飼われ、外の畑で作った野菜を刻んであげてる子もいます。
めだかや、蝶々の幼虫もいました。
園庭には木で出来た遊具や、飼育小屋、畑。
深草こどもの家は、竹林と雑木林の丘の上にあります。
四季の変化、野鳥たち、自然に直接触れられる素晴らしい環境です。
本当に貴重な、教育の原点ともいうべき、こどもの家。
ぜひ、存続を・・・。