(訂正・追記あり)
う~ん。
宇野昌磨選手には参った。
夏にはトリプルアクセルもできてなかったのに、先に4回転を練習したらどちらも出来ちゃったという伸び盛り。
SPのベートーベンのクロイツェルソナタも素敵でしたが、
「ドンファン」なんてセクシーなラテン系が似合う、ジュニア離れした表現力の持ち主ですね。
羽生結弦選手は、さすが。
事故があって以来、体調もまだ良くなかったそうですが、4回転トゥーループや、得意のトリプルアクセルから入るコンビネーションジャンプの切れが相変わらず素晴らしくて、高得点でした。
SPのショパンのバラード、あんな美しい演技を観ると、ついつい弾きたくなっちゃいますが、なかなか羽生選手とは程遠い演奏で・・・。
それでも、なめらかな滑りを思い浮かべつつボチボチ弾いてみたりするこの頃。
「オペラ座の怪人」は、無良崇人選手と2曲続きましたが、ボーカルが効果的で見とれ、聞き惚れてしまいます。
無良選手は後半ミスがあって残念でした。
小塚崇彦選手、復活です。
SPも、バンドネオンが奏でるアルゼンチンタンゴ、宮本賢二さんの振り付け、衣装まで今までと違う雰囲気でとてもいいのです。
今日のFSは、「Io Ci Saro」。やはりボーカル入りで、ピアノはランランだそうです。
ミスなく会心の出来で、最後にはガッツポーズに次ぐガッツポーズ!
去年、3位でありながらオリンピック代表から漏れ、今年はリベンジしたかったと思います。
世界選手権、去年は代役だったけど、今年はきっと初めから大丈夫ですよね?
町田樹選手、残念です。
「僕にしか演技することができない、シンフォニック・スケーティング」ベートーベン第九。
確かにそう思う。
出だしの20秒の静止のあと、息つく間もない展開が待ってる。
すごくきついプログラムだと思いました。
町田選手のように深い思い入れがないと、なかなかできるものではありません。
それだけに、点数に響くミスが堪え、表彰台を逃してしまいました。
世界選手権の出場はどうなるのでしょう?
去年準優勝だったのに・・・。
第九の完成形をぜひ観たいので、昌磨選手には世界ジュニアの方に出場して貰うわけには行かないんでしょうか・・・。
村上大介選手、悲しそうでした。
NHK杯では、4回転サルコウを2回成功して優勝。
初めての世界選手権出場をかけての最終滑走でしたが、サルコウはどちらも失敗、悔しい結果になってしまいました。
明日の女子はどうなるでしょうか?!
ところで、今年のNHK杯は、9年ぶりに大阪で行われました。
会場のなみはやドームは、うちからだと自転車でも行ける距離。
どうしても行きたくて、チケットを何度も申込みましたが、尽く落選。
最後の最後にやっと3日目のキャンセル席があたり、アイスダンスのフリーと、エキシビジョンを観にいくことができました。
細かいところや、顔の表情などはTVの方がよく見えますが、やはり会場の雰囲気、TVに映らない部分が見れて観戦は格別です。
座席は選手がリンクに出入りする所の上だったので、アイスダンスのポジェ選手が表彰式にiPhoneをポケットに隠し持って行ったのとかがよく見えました。
TVでも表彰台で自分撮りでしてる所が放送されてましたが、ツィッターにアップされた写真の背景に自分を見つけてしまいました。
(ただし豆粒)
試合後のエキシビジョンで、昨日まで試合で張り詰めていた選手らのリラックスした演技が観れて、こちらも癒されました。
特に色々あった羽生選手の「花は咲く」は、静かな独唱に合わせて本当に穏やかに始まり、トリプルアクセルの美しさには息を呑みました。
表現力というのは、色々経験することによって出てくるものなのだな、としみじみ・・・。
このために歌を吹き込まれた指田郁也さんも、「花になれ」の縁があってこそ。
すばらしかった。
(いつも、羽生選手は口パクで歌いながら演技しています。)
合間のトークでは、TVに映らない部分の意外な真顔(村上選手の4回転サルコーの映像を男子選手3人で見ている時の、負けん気そうな顔)を見てしまいました。
(カメラが切り替わった途端に自然に笑顔になるのもすごい。)
終演後、ホワイトボードに羽生選手の落書き?があり撮影の列ができていました。
また大阪で試合があるといいな。