今、大人気のJacob Kollerさん(写真とは関係ありません)
12年前にアメリカから日本に移住したジャズピアニストで、TV「ピアノ王決定戦」で一躍有名に。
YouTubeを視聴して憧れてる生徒さん、うちにもいます
ドイツのピアノ、ベヒシュタインを調べていてなぜか関係のないこの動画に行き当りました。
世界3台ピアノを弾き比べるJacob Kollerの動画です。
と言ってもベヒシュタインでなく、ヤマハとベーゼンドルファーとスタインウェイの弾き比べでした。
まず、ショパン「ノクターン2番」で弾き比べ。
・・・でもこの弾き方、私は好きではありません。
次に「聖者の行進」。
これは生き生き弾かれています。
やはりジャズの人だなぁと思いました。
他の演奏をあまり聞いたことがないので、違ってたらすみません。
ジャズでは後拍が強調されます。それが躍動感となってるのです。
確かにワクワクしてノリノリで、人気があるの分かります。
でも、ショパンのノクターンは、フレーズ感を大事にして歌ってほしいです。
心の奥底にあるものを秘めて、でも想いは溢れ出てしまう・・・
それは、指の丁寧な多様なタッチで表現されるもの。
一音ずつ、結構手首を上げながら打ってるのにも違和感がありました。
全部ドバッと出してしまうのはショパンじゃないなぁと。
この動画に関してだけなので、もっと知っておられる方は違う感想かも知れません。
ところで、ドビュッシーが愛したベヒシュタインはセシル・テイラーやチック・コリアも好んだとのことだが?
あれれ?!ベヒシュタインのこと調べたかったのに・・・
いずれにせよ、ジェイコブさんの演奏聞いてお手本にするには、ハードル高過ぎ?だと思います。
やはり基本を知っていないと!それに尽きます
ジェイコブさんも、土台をしっかりされた上での今だと思いますよ