長島音楽教室~守口メイプルパーク

守口メイプルパークのピアノ教室です。
リトミック・絶対音感指導も行っています。

ピアノを演奏するという事~大切な基礎作り

2013-09-11 00:34:21 | ピアノ・ソルフェージュ

ピアノを弾く時、楽譜にある音を、機械的に指で押さえるだけでは音楽とは言えません。

一音一音には、意味があります。

どんな簡単な曲でも、その意味を考え、弾き方を工夫して演奏することが表現なのです

 

年少さんのMちゃん、Rちゃん、Rくんは、「ぴあのだいすき」をしています。

これは、げんこつ、手のひら、1本指でひく、ピアノと遊ぶための本です。

4コマでできたお話とともに、歌って絵音符を見て弾きます。

同じげんこつ弾きでも、お父さんと赤ちゃんは違うし、元気いっぱいの時と、冒険になかなか着かない時とは違います。

たった1本の指でも、好きな野菜と嫌いな野菜では違います。

「みみのぼうけん」は6ページで幼い子にしてみれば、手に汗握る長編?のようです

 

年中さんのAちゃん、Hちゃんは、「ピアノファーストレッスン」と「うたのピアノの絵本」をしています。

きれいな音で、表情豊かに弾くために、一番安定する3の指から丁寧に形作りながら、よく聴いて演奏して行きます。

1の指は特に気を付けなければなりません。

なぜなら、生えている方向が他の4本の指とは別だから。

1の指のお蔭で私たちは物をつかむ事ができますし、音階やカデンツも弾けるのです。

反ったりしやすく、傷めやすいので大切に扱います。

3本の指が別々に動くようになってきたら、色彩のきれいな絵本のようなテキストで、お子さんの気持ちに合った歌詞を歌いながら演奏します。

Aちゃんも、Hちゃんも、それはそれは注意深く先生の真似をして、また、楽譜を自分で読んで丁寧に楽しそうに演奏して行きます。

その甲斐あって2人とも、とてもきれいな音で、素敵な演奏を聴かせてくれます。

上手にできたら、先生と連弾して仕上げです。

連弾はとても楽しいですね

 

片手奏、両手交互奏ができるようになったら、次は両手奏に入ります

この頃から、適性に応じたテキストとなります。

今まで連弾で仕上げてたので、2年生のSちゃんは「これは、もう先生と弾かへんの?」と残念そうです。

時々は連弾にしてみますね、Sちゃん。

両手奏になると、なかなか表現も難しくなってきますが、ここまでの基礎をしっかり身に付けていれば大丈夫。

徐々にいろんなテクニックをプラスして行きます

 

3年生のMちゃんは、「毎日の練習12か月~うたう指づくり~」「ピアノテクニック12か月~脱力のタッチのために~」「音階の練習12か月」を使っています。

  

ピアノを色彩豊かに響かせるために、指のコントロール能力を養い、演奏の質を高めます。

細かいアーティキュレーションを表現できるようになります。

楽曲は、バロック・古典・ロマン・近現代の名曲をバランスよく順序よく進めて行きます。

時代による表現の違いも学びます。

Mちゃんは、いつも一生懸命レッスンでしたことを練習してくるので、吸収が素晴らしいです。

吸収した事をすぐ生かした、Mちゃんなりの表現の工夫も、いつも素敵です。

今度初めてPTNAステップを受けるのですが、課題曲をどんどん弾けるようになり、10月の申し込みまでにまだまだ進めることになりそうです

 

それから、嬉しいお知らせが・・・。

3月まで来ていて、お引越しされたNちゃんが、やっぱりうちの教室がいいと遠い中、来られることになりました。

Nちゃんも「毎日の練習12か月」をしていましたが、

「機械的な繰り返しの練習は絶対にさけなくてはいけません。繊細な耳や、心配りがそこなわれるからです。」

という、著者の原田先生の言葉をモットーに、丁寧に進めて行きたいと思います。

名曲もさっそく弾きますよ



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