ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

ハワイ5回目行:ラハイナの木

2022年04月24日 | ハワイ:マウイ島

2019年の11月のハワイ5回目
コロナ前最後の旅行記です。


ラハイナ歴史博物館を出た後
旧裁判所の裏庭の、この町で
一番有名な樹ラハイナバニヤ
ンツリーを見に行きました。



そこには今まで見たことがな
い、生き物のような巨木が



たこ足のようになったここか
ら始まっているのが判っても
その大きさに圧倒され、どこ
までも広がる巨大なアーチは
1本の木とは信じがたい光景



カーテンのように下がって来
る無数の気根は地面に到達す
ると幹のようになっていく



ケアンズでさんざん見てきた
イチジクと同じ展開なのは、
この木もイチジク属だから



幹のように育った部分から、
また気根が垂れてきて、同じ
事を繰り返えして永遠の命を
手に入れるかのよう。一部を
切ったぐらいでは死にも倒れ
もしない不老長寿のような木



この木は1873年にキリスト教
布教50周年を記念してウィリ
アム・オーエン・スミスとい
う弁護士が植えたものでした。
だから裁判所の裏庭なのか

ウィリアム・オーエン・スミス
(※写真はウィキペディアより)


スミスは宣教師の子としてハ
ワイで生まれたアメリカ人。


50年前の1823年はカメハメ
ハ大王の妻にしてカメハメハ
2世と3世の母ケオプオラニ女
が、ハワイ王族として初め
てキリスト教に改宗✟した年

(※ケオプオラニ女王)


樹齢150年近いラハイナバニ
ヤンツリーは、米国で最大、
ハワイ最古のバニヤンツリー

(※1908年のメーデーの様子)


高さは20メートル近くあり



木が覆う面積は約1,800平米



バニヤンツリーパークとして
人々に巨大な木陰を提供し、
憩いの場となってきました。

(※2008年)


しかし、まさにここで今まで
ハワイで見かけた中では最も
悲惨な状況のホームレスを見
かけ、木陰とベンチがかろう
じて彼らを守っていました。

胸にバッジをつけた宗教関係
者と思しき人が彼らに話しか
けている姿も見かけ、木の来
歴を知ると一段と複雑な思い
で、早々に立ち去りました。


歩いているうちに気づいた、
この実



今しがた博物館で見てきた

パンノキ(パンの木)


15世紀のマウイのカカアラネ
オ王はラハイナにパンノキの
果樹園を築いたことで知られ
当時はタロ、バナナ、サトウ
キビ、サツマイモに並ぶ重要
な栽培作物だったそうです。

熟した実を調理するとパンの
ような食感があるそうです


しかし、今は食料としては廃れ



木に解説がついているほど、
珍しい木になっているよう。




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