『シャーロック』シーズン4:「最後の問題」
以下ネタバレになりますのでご注意下さい。
あれこれ内容に触れながら 正典との繋がり、感想を書いていきたいと思います。
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
ジョンはどうなった?と思いつつ・・・
1人の少女が目覚めると飛行中の機内で、母親を含む乗客全員が意識を失っています。
動揺した彼女が機内を彷徨っているとスマホの着信音が聞こえ、それを手に取り「助けて。皆眠って
しまっているの」と助けを求めると、電話に出たのはモリアーティー。
「私はジム・モリアーティーだ。”Welcome to the final problem” 「最後の事件にようこそ」と。
(何故突然にモリアーティーが? これは何時の話なんだ?と戸惑います)
所で、この機内のシーンを見てフト S2E1の”A Scandal in Belbgravia”「ベルグレーヴィアの醜聞」
の”死者のフライト”を思い出したのですが、此処に出ている少女は あのエピソードで 亡くなった
祖父に会えないとシャーロックに相談しに来た女の子を演じていたお嬢ちゃんです。
マイクロフトの自宅
1人古いモノクロの(探偵物らしき)映画を鑑賞しているマイクロフト。 何度も観込んでいる様でセリフ
も覚えている様子。 楽しそうに鑑賞していると突然自分が幼い頃の家族映像が入り込んでくる。
両親とポッチャリしたマイクロフト少年(らしき姿)、可愛いいシャーロック(らしき姿)、その映像
を懐かしそうに微笑みながら見ていたマイクロフトですが、突然画面に ”I'M BACK”「戻って来たわよ」
の文字が。
(マイクロフトが見ていたモノクロ映画は今回特別に制作されたオリジナルの様です)
「ありえない」と動揺したマイクロフトが部屋の外に出ようとするとロックされている。 この辺から
ホラー作品の様な雰囲気になります。
マイクロフトの名を呼ぶ幼い少女の声、顔のない少女の姿等が現れすっかり怯えるマイクロフト。
その上ピエロは剣を構えて追ってくるわ、もう大変な状況になっています(スティーブン・キング風)
少女の声は”There's an east wind is coming, Mycroft, coming to get you”
この時、マイクロフトはお馴染みの傘を取り上げるのですが、枝を抜くと剣になっているし、その枝を
取ると銃になっている(弾は”誰か”に抜き取られていた)・・・という仕掛けが初めて見られます(仕込み
杖ならぬ仕込み傘)何時も傘を持っていたのは伊達じゃなかったんだ。
又、廊下には掛けられていた歴代の家族肖像画は血の涙を流している(これでもかという程ホラー色全開)
所で、この家族肖像画ですが、見ればすぐ気付くのですがマイクロフトそっくりの肖像画と もう一枚はパパ
ホームズ=ベネディクトのティモシーパパの若かりし頃の画像が使われています。
(並べてみましたら、マンマでした)ご先祖様達だから似ているのが当然って事で・・・
怯えて逃げ回るマイクロフトの前に現れたのはシャーロック(未だディアストーカーを被っている)
ジョンも一普通に緒に居ますよ。 あれ? どうなったの?
その姿を見たマイクロフトは、「助けてくれ、シャーロック」(これはチョット意外です。 あのマイクロフト
がシャーロックに助けを求めるなんて、そして心底ビビッている姿はある意味新鮮でもあります。 いや、皮肉
じゃないですよ)
このホラー仕立ての設定は全てシャーロックによってお膳立てされたことであり、少女もピエロも雇われたらしい。
(ここでシャーロックは、”Hey,bro.!” と言っているのですが、この”bro.” は”brother”の略でもありますが
又”mate”の様に親しい呼びかけにも使われるようです。 ここでは、”やぁ、兄ちゃん”みたいに砕けた調子
なんでしょうかね? それとも、ただ”やぁ”って感じなのかも。 そう言えば、S3E1 “The Empty Hearse”では
”blood” 或は ”blud” と呼んでいて大分頭を悩ましました。 あの時は何とか ”兄貴”だろうと辿り付き
ましたっけ)
シャーロックによれば、これは実験で、これから得られた結論は3つ、つまり
その1 : 僕には妹がいる
その2 : 妹はどうやらユーロスと言う名前で 幼い頃から僕の兄が管理していた安全な施設に監禁されていたという事
その3 : 兄さんはユーロスを恐れている
そして、新情報 : ユーロスは施設から出た。
その事を信じようとしないマイクロフトに、彼女はジョンのセラピストだった。 そしてセッションの時に彼を撃った
(実は精神安定剤だったと・・・)
シャーロックはユーロスが来るからと言って帰ってしまうのですが、後に残ったジョンにマイクロフトは何故シャーロック
はこんな気違いじみた事をするのかと尋ねると、ジョンは”Uh,yes,well, someone convinced him that you would'nt
tell the truth unless you were actually wetting yourself.”「あ~、そうですね、貴方がお漏らしをするくらい怖い
目に逢わないと本当の事を言わないんじゃないかと誰かが彼を説得したんじゃ?」 。「誰か?」と聞くマイクロフトに
「多分僕とか」としれっとしてるジョン。
そして、「貴方の様に自暴自棄になって恐れおののいている人にピッタリの場所がありますよ。 明日の朝ベーカー街
221B で。行列が出来ていたら並んでくださいね」に、いい加減にしろと怒るマイクロフトに対し、「あの窓を閉めた方
が良いかも知れませんよ。”There's an east wind is coming”」と言って去っていきます。
いや~、この辺は意外なシーンで色々興味深いです。
マイクロフトをビビらせたホラー劇を焚きつけたのはジョンだったらしいし、ここぞとばかり「東風が来るぞ」とお返し
をしたり、シャーロックのいない所でマイクロフトを言い負かしたりする してやったりのジョンの表情が最高。
以前のジョン復活!の感じが出ていて結構好きです。 こうでなくちゃね。
マイクロフトの意外な人間味溢れる(?)姿面も見られたし・・・・
そして221B
やはりやって来たマイクロフトが不本意な表情で手持ち無沙汰風に突っ立っていると、ハドソンさんが「椅子に座って。
貴方が椅子に座らない限り 2人は話さないわ。それがルールよ」と言うと「私は依頼人では無い」に「じゃあ、出て
行って」そして、「お茶は?」と尋ねるハドソンさんに「有難う」と答えるマイクロフトですが、「やかんはむこうに
あるわよ」と再び無双のハドソンさん。 それを聞いてニヤリとするシャーロックとジョン。
ユーロスと言う妹がいる事に関する真実を話すように促すシャーロックに渋々依頼人の席に座ったマイクロフトは
話し出します。
ユーロスとはギリシャ語の様だけど変わった名前だと言うシャーロックに、文字通り「東風の神」だと言うジョン。
”The east wind is coming, Sherlock”と云って僕を怖がらせていたと言うシャーロックに対して、「記憶は思い
出す事もあるし、再び傷が開くこともある。我々が歩く道の下には悪魔が居る。 お前の中の悪魔はとても長い間
待っていたのだ。 お前をいじめていたのでは無く精神的に引き金になりそうな言葉を時間を掛けて時々使って
いたのだ。 お前を気にかけていたんだ」と云うマイクロフトに「僕は何故ユーロスを思い出せないんだ?」と
呟くシャーロック。
「これはプライベートで家族の問題だ」とジョンに席を外すように示唆するマイクロフトですが、
だからこそジョンはここに居るんだと強く言うシャーロック。(良いね!)
ジョンが3人兄妹の年齢差を聞くと、自分とシャーロックは7歳、シャーロックとユーロスは1歳差だと聞いたジョンは、
”Middle child. Explain a lot”「真ん中っ子か。成程ね」と。 ジロッと見るシャーロック(笑)
(この1歳差でユーロスがシャーロックの姉かと思ったけど、「真ん中っ子」で意味ありげなジョンの様子を見ると
やはりシャーロックが真ん中でユーロスが妹なのだろうと思える)
(※ Middle Childに関しては、”Middle Child Syndrome”「真ん中っ子症候群」と言われる様に 真ん中で育った
子供にはある一定の性格が見られる。 そしてそれは大体ネガティブな傾向がある・・・と云われている様です
←本当かどうか分かりませんが)で、この時のジョンの様子からもシャーロックを指している感じもあります)
マイクロフトによれば、ユーロスは日頃自分を賢いと言っていた自分よりずっと賢く 当時から専門家をしてニュートン
を超えると言わせる程の天才であったと。
・・・・・ to be continued です。
→ SHERLOCK S4E3 ”The Final Problem” : ネタバレ感想と検証 (2)
以下ネタバレになりますのでご注意下さい。
あれこれ内容に触れながら 正典との繋がり、感想を書いていきたいと思います。
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
ジョンはどうなった?と思いつつ・・・
1人の少女が目覚めると飛行中の機内で、母親を含む乗客全員が意識を失っています。
動揺した彼女が機内を彷徨っているとスマホの着信音が聞こえ、それを手に取り「助けて。皆眠って
しまっているの」と助けを求めると、電話に出たのはモリアーティー。
「私はジム・モリアーティーだ。”Welcome to the final problem” 「最後の事件にようこそ」と。
(何故突然にモリアーティーが? これは何時の話なんだ?と戸惑います)
所で、この機内のシーンを見てフト S2E1の”A Scandal in Belbgravia”「ベルグレーヴィアの醜聞」
の”死者のフライト”を思い出したのですが、此処に出ている少女は あのエピソードで 亡くなった
祖父に会えないとシャーロックに相談しに来た女の子を演じていたお嬢ちゃんです。
マイクロフトの自宅
1人古いモノクロの(探偵物らしき)映画を鑑賞しているマイクロフト。 何度も観込んでいる様でセリフ
も覚えている様子。 楽しそうに鑑賞していると突然自分が幼い頃の家族映像が入り込んでくる。
両親とポッチャリしたマイクロフト少年(らしき姿)、可愛いいシャーロック(らしき姿)、その映像
を懐かしそうに微笑みながら見ていたマイクロフトですが、突然画面に ”I'M BACK”「戻って来たわよ」
の文字が。
(マイクロフトが見ていたモノクロ映画は今回特別に制作されたオリジナルの様です)
「ありえない」と動揺したマイクロフトが部屋の外に出ようとするとロックされている。 この辺から
ホラー作品の様な雰囲気になります。
マイクロフトの名を呼ぶ幼い少女の声、顔のない少女の姿等が現れすっかり怯えるマイクロフト。
その上ピエロは剣を構えて追ってくるわ、もう大変な状況になっています(スティーブン・キング風)
少女の声は”There's an east wind is coming, Mycroft, coming to get you”
この時、マイクロフトはお馴染みの傘を取り上げるのですが、枝を抜くと剣になっているし、その枝を
取ると銃になっている(弾は”誰か”に抜き取られていた)・・・という仕掛けが初めて見られます(仕込み
杖ならぬ仕込み傘)何時も傘を持っていたのは伊達じゃなかったんだ。
又、廊下には掛けられていた歴代の家族肖像画は血の涙を流している(これでもかという程ホラー色全開)
所で、この家族肖像画ですが、見ればすぐ気付くのですがマイクロフトそっくりの肖像画と もう一枚はパパ
ホームズ=ベネディクトのティモシーパパの若かりし頃の画像が使われています。
(並べてみましたら、マンマでした)ご先祖様達だから似ているのが当然って事で・・・
怯えて逃げ回るマイクロフトの前に現れたのはシャーロック(未だディアストーカーを被っている)
ジョンも一普通に緒に居ますよ。 あれ? どうなったの?
その姿を見たマイクロフトは、「助けてくれ、シャーロック」(これはチョット意外です。 あのマイクロフト
がシャーロックに助けを求めるなんて、そして心底ビビッている姿はある意味新鮮でもあります。 いや、皮肉
じゃないですよ)
このホラー仕立ての設定は全てシャーロックによってお膳立てされたことであり、少女もピエロも雇われたらしい。
(ここでシャーロックは、”Hey,bro.!” と言っているのですが、この”bro.” は”brother”の略でもありますが
又”mate”の様に親しい呼びかけにも使われるようです。 ここでは、”やぁ、兄ちゃん”みたいに砕けた調子
なんでしょうかね? それとも、ただ”やぁ”って感じなのかも。 そう言えば、S3E1 “The Empty Hearse”では
”blood” 或は ”blud” と呼んでいて大分頭を悩ましました。 あの時は何とか ”兄貴”だろうと辿り付き
ましたっけ)
シャーロックによれば、これは実験で、これから得られた結論は3つ、つまり
その1 : 僕には妹がいる
その2 : 妹はどうやらユーロスと言う名前で 幼い頃から僕の兄が管理していた安全な施設に監禁されていたという事
その3 : 兄さんはユーロスを恐れている
そして、新情報 : ユーロスは施設から出た。
その事を信じようとしないマイクロフトに、彼女はジョンのセラピストだった。 そしてセッションの時に彼を撃った
(実は精神安定剤だったと・・・)
シャーロックはユーロスが来るからと言って帰ってしまうのですが、後に残ったジョンにマイクロフトは何故シャーロック
はこんな気違いじみた事をするのかと尋ねると、ジョンは”Uh,yes,well, someone convinced him that you would'nt
tell the truth unless you were actually wetting yourself.”「あ~、そうですね、貴方がお漏らしをするくらい怖い
目に逢わないと本当の事を言わないんじゃないかと誰かが彼を説得したんじゃ?」 。「誰か?」と聞くマイクロフトに
「多分僕とか」としれっとしてるジョン。
そして、「貴方の様に自暴自棄になって恐れおののいている人にピッタリの場所がありますよ。 明日の朝ベーカー街
221B で。行列が出来ていたら並んでくださいね」に、いい加減にしろと怒るマイクロフトに対し、「あの窓を閉めた方
が良いかも知れませんよ。”There's an east wind is coming”」と言って去っていきます。
いや~、この辺は意外なシーンで色々興味深いです。
マイクロフトをビビらせたホラー劇を焚きつけたのはジョンだったらしいし、ここぞとばかり「東風が来るぞ」とお返し
をしたり、シャーロックのいない所でマイクロフトを言い負かしたりする してやったりのジョンの表情が最高。
以前のジョン復活!の感じが出ていて結構好きです。 こうでなくちゃね。
マイクロフトの意外な人間味溢れる(?)姿面も見られたし・・・・
そして221B
やはりやって来たマイクロフトが不本意な表情で手持ち無沙汰風に突っ立っていると、ハドソンさんが「椅子に座って。
貴方が椅子に座らない限り 2人は話さないわ。それがルールよ」と言うと「私は依頼人では無い」に「じゃあ、出て
行って」そして、「お茶は?」と尋ねるハドソンさんに「有難う」と答えるマイクロフトですが、「やかんはむこうに
あるわよ」と再び無双のハドソンさん。 それを聞いてニヤリとするシャーロックとジョン。
ユーロスと言う妹がいる事に関する真実を話すように促すシャーロックに渋々依頼人の席に座ったマイクロフトは
話し出します。
ユーロスとはギリシャ語の様だけど変わった名前だと言うシャーロックに、文字通り「東風の神」だと言うジョン。
”The east wind is coming, Sherlock”と云って僕を怖がらせていたと言うシャーロックに対して、「記憶は思い
出す事もあるし、再び傷が開くこともある。我々が歩く道の下には悪魔が居る。 お前の中の悪魔はとても長い間
待っていたのだ。 お前をいじめていたのでは無く精神的に引き金になりそうな言葉を時間を掛けて時々使って
いたのだ。 お前を気にかけていたんだ」と云うマイクロフトに「僕は何故ユーロスを思い出せないんだ?」と
呟くシャーロック。
「これはプライベートで家族の問題だ」とジョンに席を外すように示唆するマイクロフトですが、
だからこそジョンはここに居るんだと強く言うシャーロック。(良いね!)
ジョンが3人兄妹の年齢差を聞くと、自分とシャーロックは7歳、シャーロックとユーロスは1歳差だと聞いたジョンは、
”Middle child. Explain a lot”「真ん中っ子か。成程ね」と。 ジロッと見るシャーロック(笑)
(この1歳差でユーロスがシャーロックの姉かと思ったけど、「真ん中っ子」で意味ありげなジョンの様子を見ると
やはりシャーロックが真ん中でユーロスが妹なのだろうと思える)
(※ Middle Childに関しては、”Middle Child Syndrome”「真ん中っ子症候群」と言われる様に 真ん中で育った
子供にはある一定の性格が見られる。 そしてそれは大体ネガティブな傾向がある・・・と云われている様です
←本当かどうか分かりませんが)で、この時のジョンの様子からもシャーロックを指している感じもあります)
マイクロフトによれば、ユーロスは日頃自分を賢いと言っていた自分よりずっと賢く 当時から専門家をしてニュートン
を超えると言わせる程の天才であったと。
・・・・・ to be continued です。
→ SHERLOCK S4E3 ”The Final Problem” : ネタバレ感想と検証 (2)