”ENDEAVOUR”: S2

前回ご紹介した ハヤカワ「ミステリマガジン」で取り上げられていたコリン・デクスターの追悼記
事掲載を見て やはり追悼の意味も込めて 以前書き残して置いて後回しになっていた「新米刑事
モース」S2を遅ればせながら残して置きます。
内容詳細にはあまり触れずに少しだけ概要です。
シーズン2は、
E1 : ”Trove” 「死のパレード」

E2 : ”Nocturne” 「顔のない少女」

E3 : ”Sway” 「情事のスケルツォ」

E4 : ”Neverland” 「汚れたネバーランド」

以上の4エピソードからなっています。(余談ですが、↑このモースの笑顔珍しいシーンです)
(上記日本語タイトルはAXNミステリーに於ける表示ですが、他局で放送されたものは異なるタ
イトルになっているものもある様です)
シーズン2エピソード1では犯人に銃撃されたモースが復帰するも PTSDを心配するサースデイ
警部補のモースに対する心遣いが現れています。 そして一応所長からも仕事振りが認められ
現場に出る事を許されるモースの前に次から次へと事件が起こりモースは再び捜査にのめり込
みます。
サースデイ警部補との関係はより強固になって行き、彼の家族を含めモースとの繋がりが深く
なります。
各エピソードは相変わらず複雑な事件が絡み合い、各所に散りばめられた伏線を丁寧に、執念
深く追い続けるモースは益々モースらしさが特徴づけられてきている様に感じます。
『シャーロック』も特にS4に関しては情報量が多くて大変なのですが、この作品は半端なく情報
量が多く『シャーロック』どころではありません
幾つかの事件が配置されており それらが最後に見事に一つに纏まる過程はじっくりと見ていな
いとすんなりとは理解出来ない様な複雑さではありますが、『シャーロック』の様に現代的なIT
ツールがある訳でも無く 地道に直観、推理力、ひとつひとつ解き明かして行く過程にのめり込
まされるストーリー展開は見事だと感じます。 正にジックリ見せる推理ミステリーと表現して
過言では無いと思わされました。
出演者の人間関係も丁寧に描かれており、モースに対するブライト警視正の見方も大分変って来
ている様でさり気なくモースの実力も認めつつある様です。
サースデイ警部補はよりモースを心遣いながら2人の絆が強まっている様だし、モースにとって
貴重で頼りになる存在感を強めている。 ロジャー・アラムが良いですね~。
ショーン・エヴァンズ演じるモースは何となく頼りない外見で草食系風でありながら、結構女性
にモテる、これは後のモースの原点である事を感じさせます。
今シーズンでは、隣人である看護師モニカとお付き合いする様になります。 ただ、ガールフレンド
のキャスティングは・・・チョット・・・・、あ、言わずにおきましょう。
又、E3ではサースデイのラブストーリーに触れられていました。
戦時中イタリアで親密な交際をしていたらしき女性と再会し 当時の気持ちを思い出しフトよろめき
かける(”よろめく”は古いですね(笑)が、丁度銀婚式を迎えようとする糟糠の妻(これまた古い
言い方)の元に戻る。 サースデイも人の子だった。 けど、きちんと節度を守る良き夫である事が
示されていて一安心。
ただし、彼女(ルイーザ)を救う事が出来なかった事で苦しむことになるサースディです。
E3では、警察機構の改革の為と称して現場から勇退する様に仄めかされるサースデイが もしそのよう
な事になれば自分は警察を辞めると言った時モースが それであれば自分も辞めると言っているのを
見た時、デジャヴが。
「ルイス警部」で ルイスが引退しようとした時 ハサウェイがそれなら自分も辞めると言っていま
したっけ。
それを思い出した時、サースデイとモースの関係は、モースとルイスの関係より ルイスとハサウェイ
の関係に近いし似ている様に思えます。
又E3ではピーター・ジェイクス巡査部長の衝撃的な過去が明るみに出ます。
そんなこんなでE3は結構重い内容でありましたし、E4最後ではサースディとモースが危機的な状況に
陥ると言う大変なクリフハンガーで終わっていますので もう早くシーズン3を放送してくれないかと
イライラしておりますよ。 DVDレンタルって経験ないのですが(遅れてる)、放送待ちきれずレンタル
初体験しようかと・・・
本国では今年シーズン4迄放送済、来年2018年にはシーズン5も放送予定となっています。
追加ですが、今シーズンも引き続きアビゲイル・ソーがオックルフォード・デイリーメイル編集長役で
出演しています。 彼女を見ていると ふとジョン・ソーの面影を見る様で懐かしい思いが致します。
又、先日訃報が伝えられ拙記事にも触れました 「主任警部モース」の原作者であるコリン・デクスター氏
が今シリーズも再びカメオ出演されています。


カメオ出演を楽しんでいる様子を見て思わず頬が緩み、又同時にこのシーズンでカメオ出演も最後になって
いる様なので非常に残念な思いもしています。
← 『新米刑事モース』あれこれ (1)
← 『新米刑事モース』あれこれ (2)

前回ご紹介した ハヤカワ「ミステリマガジン」で取り上げられていたコリン・デクスターの追悼記
事掲載を見て やはり追悼の意味も込めて 以前書き残して置いて後回しになっていた「新米刑事
モース」S2を遅ればせながら残して置きます。
内容詳細にはあまり触れずに少しだけ概要です。
シーズン2は、
E1 : ”Trove” 「死のパレード」

E2 : ”Nocturne” 「顔のない少女」

E3 : ”Sway” 「情事のスケルツォ」

E4 : ”Neverland” 「汚れたネバーランド」

以上の4エピソードからなっています。(余談ですが、↑このモースの笑顔珍しいシーンです)
(上記日本語タイトルはAXNミステリーに於ける表示ですが、他局で放送されたものは異なるタ
イトルになっているものもある様です)
シーズン2エピソード1では犯人に銃撃されたモースが復帰するも PTSDを心配するサースデイ
警部補のモースに対する心遣いが現れています。 そして一応所長からも仕事振りが認められ
現場に出る事を許されるモースの前に次から次へと事件が起こりモースは再び捜査にのめり込
みます。
サースデイ警部補との関係はより強固になって行き、彼の家族を含めモースとの繋がりが深く
なります。
各エピソードは相変わらず複雑な事件が絡み合い、各所に散りばめられた伏線を丁寧に、執念
深く追い続けるモースは益々モースらしさが特徴づけられてきている様に感じます。
『シャーロック』も特にS4に関しては情報量が多くて大変なのですが、この作品は半端なく情報
量が多く『シャーロック』どころではありません
幾つかの事件が配置されており それらが最後に見事に一つに纏まる過程はじっくりと見ていな
いとすんなりとは理解出来ない様な複雑さではありますが、『シャーロック』の様に現代的なIT
ツールがある訳でも無く 地道に直観、推理力、ひとつひとつ解き明かして行く過程にのめり込
まされるストーリー展開は見事だと感じます。 正にジックリ見せる推理ミステリーと表現して
過言では無いと思わされました。
出演者の人間関係も丁寧に描かれており、モースに対するブライト警視正の見方も大分変って来
ている様でさり気なくモースの実力も認めつつある様です。
サースデイ警部補はよりモースを心遣いながら2人の絆が強まっている様だし、モースにとって
貴重で頼りになる存在感を強めている。 ロジャー・アラムが良いですね~。
ショーン・エヴァンズ演じるモースは何となく頼りない外見で草食系風でありながら、結構女性
にモテる、これは後のモースの原点である事を感じさせます。
今シーズンでは、隣人である看護師モニカとお付き合いする様になります。 ただ、ガールフレンド
のキャスティングは・・・チョット・・・・、あ、言わずにおきましょう。
又、E3ではサースデイのラブストーリーに触れられていました。
戦時中イタリアで親密な交際をしていたらしき女性と再会し 当時の気持ちを思い出しフトよろめき
かける(”よろめく”は古いですね(笑)が、丁度銀婚式を迎えようとする糟糠の妻(これまた古い
言い方)の元に戻る。 サースデイも人の子だった。 けど、きちんと節度を守る良き夫である事が
示されていて一安心。
ただし、彼女(ルイーザ)を救う事が出来なかった事で苦しむことになるサースディです。
E3では、警察機構の改革の為と称して現場から勇退する様に仄めかされるサースデイが もしそのよう
な事になれば自分は警察を辞めると言った時モースが それであれば自分も辞めると言っているのを
見た時、デジャヴが。
「ルイス警部」で ルイスが引退しようとした時 ハサウェイがそれなら自分も辞めると言っていま
したっけ。
それを思い出した時、サースデイとモースの関係は、モースとルイスの関係より ルイスとハサウェイ
の関係に近いし似ている様に思えます。
又E3ではピーター・ジェイクス巡査部長の衝撃的な過去が明るみに出ます。
そんなこんなでE3は結構重い内容でありましたし、E4最後ではサースディとモースが危機的な状況に
陥ると言う大変なクリフハンガーで終わっていますので もう早くシーズン3を放送してくれないかと
イライラしておりますよ。 DVDレンタルって経験ないのですが(遅れてる)、放送待ちきれずレンタル
初体験しようかと・・・
本国では今年シーズン4迄放送済、来年2018年にはシーズン5も放送予定となっています。
追加ですが、今シーズンも引き続きアビゲイル・ソーがオックルフォード・デイリーメイル編集長役で
出演しています。 彼女を見ていると ふとジョン・ソーの面影を見る様で懐かしい思いが致します。
又、先日訃報が伝えられ拙記事にも触れました 「主任警部モース」の原作者であるコリン・デクスター氏
が今シリーズも再びカメオ出演されています。




カメオ出演を楽しんでいる様子を見て思わず頬が緩み、又同時にこのシーズンでカメオ出演も最後になって
いる様なので非常に残念な思いもしています。
← 『新米刑事モース』あれこれ (1)
← 『新米刑事モース』あれこれ (2)