The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

これから読む予定のミステリ:Nov./05(2024)

2024-11-25 | ブックレヴュー&情報
今回は図らずも日本の作品ばかりになりました。

※ 『中野のお父さんの快刀乱麻』 北村 薫

文藝春秋文庫 2024年11月6日発売予定

【内容概略】
≪出版界で起きる「日常の謎」に挑むのは、体育会系文芸編集者の田川美希と、抜群の知的
推理力を誇る高校教師の父親――。

実家の掘り炬燵で繰り広げられる父娘の会話から、大岡昇平、古今亭志ん生、小津安二郎、菊
池寛ら各界のレジェンドをめぐる「謎」を解き明かす……≫

父と娘の”名探偵コンビ” 人気シリーズ第3弾

このシリーズはとても気に入っていて、何といってもお父さんの文学(のみならず 落語等を含
む多方面)に対する半端ない知識量には驚かされるばかりです。
色々勉強にもなり楽しみなのですが、そればかりでなく お父さん(元高校教師)と娘(文藝
編集者:体育会系)のユーモアあふれる会話(時々ダジャレ)も 思わず頬が緩みます。

※ 『アガシラと黒塗りの村』小寺 無人

産業編集センター 2024年9月13日発売

【内容概略】
≪古文書オタクの黒木鉄生は、大学時代の親友・八重垣志紀に頼まれ、村で発見された「沼神文
書」と呼ばれる古文書を解読するために巨人伝説が残る農村を訪れた。村に到着したその夜、セ
イタカ様と呼ばれる巨大な地蔵の前で、議会議員の息子・島田光男が殺害された。さらに2日後に
は、こしかけ山と呼ばれる場所で八重垣の義妹・咲良の幼馴染が首を吊った状態で見つかる。
「沼神文書」の解読作業を進める黒木は、村と村人の秘密、2人の死の真相に迫ることになり…。≫

勿論初読みの作家さん作品です。
偶然見つけたのですが、『第2回黒猫ミステリー賞』受賞作品だそうで、
一気読み必至の民族伝承ミステリー

とされています。

”民族伝承ミステリー”ってのが、かなり好みのジャンルなので・・・
因みに、『蓮杖那智シリーズ』、『高槻准教授シリーズ』等々が民俗学ミステリのジャンルに入りま
すね。
 
宮部みゆきさん、小野不由美さん等の作品も大好きなのですが、なかなか取り上げる機会がありませ
ん。

※ 『月灯館殺人事件』 北山猛邦

星海社 2022年6月29日発売

【内容概略】
≪「本格ミステリの神」と謳われる作家・天神人(てんじん・ひとし)が統べる館、「月灯館(げっとう
かん)」。
その館に集いし本格ミステリ作家たちの間で繰り広げられる連続殺人! 悩める作家たちはなぜ/誰に/何
のために殺されるのか? ≫

浅学の為 ”海星社” 初めてお目にかかりました。
そして、

”あの北山猛邦が真正面から「館」に挑む正統派新本格ミステリ! ”

とあります。

”館モノ” も随分増えて多くの作品が出ています。
結構好みで他作品色々読みましたねぇ。

北山作品は過去何作か読ませていただいていますが、この作品情報は漏れておりました。
少しばかり遅ればせながらですが、何となくあおられ気味(?)の紹介文に惹かれまして・・・・




(source : 文芸春秋社、産業編集センター、 星海社 & etc.)









2 コメント

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Unknown (Wao)
2024-11-27 01:33:01
こんばんは!

「中野のお父さんの快刀乱麻」、面白そうですね 北村作品は全然読んだことがなくて、こういうシリーズがあるなんて初めて知りました。お正月に1から読もうと思って、今Amazonでポチっとしてきました。

宮部みゆきさん、小野不由美さん等が大好きとのこと、実は私もそうなんです。嬉しいな 「屍鬼」なんか何度 読み返したことか

そういえば、Murder is Easyがついにミステリーチャンネルにやって来ますね(12/22)。Imdbの評価が5.7と低いのは気になりますが、シェトランド組とトム・ライリー君はやはり気になります
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>Unknown (Yam Yam)
2024-11-27 15:43:13
Waoさん、
こんにちは。
返信遅くなり申し訳ありませんm(__)m

”中野のお父さん” シリーズ、面白いですよ。
蘊蓄が半端なく、クラクラしますよ。
早速ポチなさっとの事、お気に召すと良いんですが・・・・。
私北村さんの作品は好きで他も何作か読ませて頂いていますが、文章に品があると言うか、安定感があ
るというか、と感じる作品が多い様に感じます。

宮部みゆきさん、小野不由美さん←やはり同じでしたね(笑)

ところで、”Murder is Easy”の初放送なんですが、本来なら飛びついて記事を書いているはずが・・・・なん
ですよねぇ。
製作情報は途中迄書いたくせに、どうも・・・・ゴニョゴニョの状況でして。
やはり危惧した点が色々と・・・の様ですよ。
そうなんです、同じく”シェトランと組”とトム・ライリー君だけは逃がせないので、一応観るつもりではいます
が。 不安要素が多くて・・・。
今度こそは!と待っていたのに(泣)
記事書こうかどうか迷っています。
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