稲作農業経営について考える。30年前は100ヘクタール級以上を作付けする農家は北海道以外の国内にはほとんどなかった。当時、規模拡大や土地利用促進の為、任意の団体組織(農家3戸以上)が多く存在した。
生産組合組織に農業機械購入の補助金を手厚くして、転作の推進と農地の基盤整備も同時に進めて生産意欲が上がり、生産コストについても大幅に下がっていった。米価の維持にも大きく繋がったものと思う。
その後、団体で共同購入した農業機械が減価償却期間を迎える頃には、それぞれの農家は農業法人を設立を目指して自立していく。
国の農業政策については、規模拡大を目標とする農業経営者を育てて現在に至ることに間違っていなかったと思っています。
ただ現在の状況は、面積を拡大しても機械投資が増える一方、電力や原油、肥料など物価高騰などによる生産コストが増加している現状で大きな米価の上昇は見込めないことや国民需要が減っている主食用米を作り続けることに不安を感じている。
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