玄葉外相「12月までに具体化」 IAEA研究施設の県内設置より転載
玄葉光一郎外相(衆院福島県3区)は4日、国際原子力機関(IAEA)に県内への研究施設の設置を求める考えを県が示していることについて「12月に郡山市で開かれる閣僚会議までに具体化させたい」と述べ、あらためて設置に意欲を示した。
玄葉外相は「IAEAの看板を持ち、内容も伴う、県内に限らず日本全体や世界に役立つセンターにしたい」と述べ、閣僚会議をめどに県とIAEA双方の合意などを目指す考えを示した。研究施設をめぐっては、佐藤雄平知事が25日からの訪欧でIAEA本部を訪れ、天野之弥事務局長に要望する予定。
玄葉外相はこの日、東京電力福島第一原発を視察し、燃料の試験的な取り出しなど現在の作業について説明を受けた。国の直轄除染が始まった田村市都路町の避難指示解除準備区域の墓地なども訪ね、住民との意見交換会に出席後、報道陣の取材に答えた。
玄葉外相は第一原発の現状を「何とか落ち着いた状況。津波対策やテロ対策などに注意しながら廃炉作業を進めないといけない」と語った。政府が「ふくしま産業復興企業立地補助金」の補助総額の圧縮を県に求めている問題については「福島県は原発事故で厳しい状況にある。精査の結果、補助金と違う形になっても何らかの優遇措置が必要だ」との考えを示した。原発事故に伴う韓国の渡航制限の完全解除に向けた働き掛けを続ける意向も示した。
( 2012/08/05 12:03 カテゴリー:主要 )
玄葉光一郎外相(衆院福島県3区)は4日、国際原子力機関(IAEA)に県内への研究施設の設置を求める考えを県が示していることについて「12月に郡山市で開かれる閣僚会議までに具体化させたい」と述べ、あらためて設置に意欲を示した。
玄葉外相は「IAEAの看板を持ち、内容も伴う、県内に限らず日本全体や世界に役立つセンターにしたい」と述べ、閣僚会議をめどに県とIAEA双方の合意などを目指す考えを示した。研究施設をめぐっては、佐藤雄平知事が25日からの訪欧でIAEA本部を訪れ、天野之弥事務局長に要望する予定。
玄葉外相はこの日、東京電力福島第一原発を視察し、燃料の試験的な取り出しなど現在の作業について説明を受けた。国の直轄除染が始まった田村市都路町の避難指示解除準備区域の墓地なども訪ね、住民との意見交換会に出席後、報道陣の取材に答えた。
玄葉外相は第一原発の現状を「何とか落ち着いた状況。津波対策やテロ対策などに注意しながら廃炉作業を進めないといけない」と語った。政府が「ふくしま産業復興企業立地補助金」の補助総額の圧縮を県に求めている問題については「福島県は原発事故で厳しい状況にある。精査の結果、補助金と違う形になっても何らかの優遇措置が必要だ」との考えを示した。原発事故に伴う韓国の渡航制限の完全解除に向けた働き掛けを続ける意向も示した。
( 2012/08/05 12:03 カテゴリー:主要 )