大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

原発事故「最後の仕事として追究して」 山本太郎×田原総一朗 対談全文

2012-08-30 17:30:00 | 原子力関係
原発事故「最後の仕事として追究して」 山本太郎×田原総一朗 対談全文より転載

ニコニコニュース(オリジナル)
2011年10月21日(金)18時11分配信

山本太郎氏

ニコニコニュース(オリジナル)
 「反原発」を訴え続ける俳優・山本太郎氏は2011年10月20日、ニコニコ生放送に出演し、ジャーナリストの田原総一朗氏と対談。東京電力と福島第1原発事故をめぐる問題について、田原氏に自身の主張や疑問をぶつけた。田原氏は「言っていることは自分とそんなに変わらない」と山本氏の主張に耳を傾けたが、時に山本氏の疑問を「謀略論。ばかばかしい」と一蹴したり、また「デモに行くとやっぱりダメ」と突き放した。さらに「自民も民主も元は同じ」と政府に対して投げやりな物言いをする山本氏に「気楽なことを言うな。ダメだ!」と一喝する場面もあった。

 反原発を訴えたことで周囲に迷惑が及ぶことを考慮し所属事務所を退社した山本氏と、35年前に著書『原子力戦争』を書いたことでテレビ局を離れたという田原氏。対談の終盤には山本氏が、原発事故問題を含みながら、77歳の田原氏に「最後の仕事として、腐った世の中を追究してください」と懇願。田原氏は「まず大晦日の"朝まで生テレビ!"に出てくれ」と応えた。

 以下、両氏の対談を全文書き起こして紹介する。

・[ニコニコ生放送]全文書き起こし部分から視聴 - 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv67148635?po=news&ref=news#00:03


■ワイドショーが「VTRで出てくれ」という時は出ない方がいい

田原総一朗氏(以下、田原): "こんにちは"か"こんばんは"かよく分からないんだけど、田原総一朗です。よろしくお願いします。

アシスタント: こんにちは、アシスタントの佐々野宏美です。「田原総一朗 談論爆発!」。この番組は、常にジャーナリズムの第一線に立ち続けている田原総一朗がゲストと徹底討論していきます。それでは、本日のゲストの方をご紹介いたします。俳優の山本太郎さんです。よろしくお願いいたします。

山本太郎氏(以下、山本): よろしくお願いします。

田原: よろしくお願いします。

山本: 番組の始まる直前に、田原さんが「これ生だよね」って(笑)。よろしくお願いしますよ、本当に。生ですから。

アシスタント: 4回目なんですけどね。では山本さんのプロフィールをここでご紹介させていただきます。兵庫県宝塚市出身で、現在36歳でいらっしゃいます。芸能界入りのきっかけは、高校在学中に出演したテレビ番組「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」。

山本: そうですね。

アシスタント: この中の一般人がオリジナルのダンスを披露する「ダンス甲子園」というコーナーに出場しました。個性的で強烈なパフォーマンスがウケて全国にその名を轟かせることになりました。そして1992年には、テレビドラマ「しあわせの決断」で俳優デビュー。その後、素朴な青年からチンピラ役までこなす幅広い演技力が認められまして、NHKの連続テレビ小説「ふたりっ子」、映画「バトル・ロワイアル」、大河ドラマ「新選組!」など、数々の作品で俳優として活躍されます。気が付けば、デビュー以来出演してきた作品は50本を越えまして、今では映画・ドラマには欠かせない俳優となりました。

 しかし俳優として順調にキャリアを積み上げていた山本さんに、大きな心の変化が訪れました。きっかけは、今年3月11日に発生した「東日本大震災」。震災発生後、福島第1原発の放射能事故に苦しむ人々の姿を見て思い悩んだと言います。そして4月9日、ご自身のツイッターで「黙ってテロ国家日本の片棒担げぬ」と発言し、翌日には東京・高円寺で行われた反原発デモに参加しました。その後、再びツイッターで原発関連の発言が原因で、7月から予定されていたドラマの仕事を降板することになったと発言。これが芸能界に大きな波紋を広げまして、ワイドショーに大きく取り上げられると、山本さんは事務所に迷惑を掛けるわけにはいかないと、所属事務所を退社。そして現在は、俳優としてフリーランスで活動する一方、反原発を訴えてデモや講演会などに積極的に参加されています。

 本日は、そんな山本太郎さんにいろいろとお話を伺っていきます。番組では皆さまからのメッセージもお待ちしております。テーマは、山本太郎さんに聞きたいことです。番組ページにあります投稿フォームからお送り下さい。それでは参りましょう「田原総一朗 談論爆発!」。

田原: よろしくお願いします。

山本: よろしくお願いします。

田原: ところで、その山本さんの発言がワイドショーや何かに問題になって、ワイドショーから出てくれとは言われないの?

山本: しょっちゅう言われますよ。

田原: 出ないの?

山本: なんか結局、芸能人の離婚とか結婚とか、なんかよく分からない付き合っている付き合っていないとか、そういう目線で切り取られるのが嫌だと。

田原: そんなものは、テレビっていい加減なものだから。

山本: (笑)。大先輩がそんなこと・・・。

田原: 大体、下品なものだからいいじゃない。デモもいいと思うけど、テレビに出て「原発はよくないよ。なぜならばこうだ」と言えばいいじゃない。

山本: そうなんですよ。ちょうど生放送で出られるという機会がタイミング的になかなか無かったんですよ。それでなかなか出られなかったという部分もあるんですけど。

田原: ワイドショーって生じゃないの?

山本: 生でやっているんですけど、例えば、生放送でやっている時間帯と僕が別のことで重なっていたりとかというタイミングですね。だから出来れば、ロケを行かしてくれてスタジオにも出させてもらえるという形だったら僕も勉強になるし、皆さんにも勉強してきたことを見ていただけるという場があればいいなと思っていたんですけど。

田原: ロケをやっぱり一緒に出してくれないと出ない。

山本: というスタンスだったんです。

田原: 贅沢だな。

山本: そうですか(笑)。

田原: だって反原発と、原発がよくないと言いたいんでしょう。それを言えばいいじゃない。

山本: うん。でも大抵ワイドショーから生出演の依頼が来るのは、何か事件があった時なんですよね。事件というかそういう話題が盛り上がった時というか。でも次からそうします。時間の調整を付けるようにして。電話だけでもという話もあるんですけど、電話じゃ何も伝わらないじゃないですか。

田原: そりゃそうだ。

山本: だから実際にスタジオに足を運んで、言えるような環境があるんだったら言いたいですね。

田原: それから、ワイドショーがVTRで出てくれという時は出ない方がいいよ。

山本: VTRですか。

田原: どう編集されるか分からないから。

山本: ああ。

田原: 生でスタジオへ出るというのは、出て言えばいい。

山本: それは「朝生」(朝まで生テレビ!)に誘っていただいているんですか。

田原: ああ。まだ今日プロデューサーには言っていないけど、それは出てほしいし、そう言います。12月31日の夜中、福島で原発を考えてやるんですよ。

山本: いいですね。

田原: ぜひ出てください。

山本: でも、朝生いつも見てたら不完全燃焼なんですよ。多分出てる人も言いたいことを言えなくて不完全燃焼じゃないですか。いろんな思いを持った人たちが集まっているからしょうがないんですけど、この番組に出ることになったら、多分放射線よりも先にガンになるんじゃないかと思いますよね。

田原: えっ。

山本: (笑)。冗談です。悪い冗談です。

田原: 朝生はそれでも3時間あるんですよ。もともとは5時間番組だったの。僕がだんだん歳とってきて5時間もたないから、申し訳ないけど短くなったんだけど。3時間です。ぜひ出て下さい。

山本: はい。

以下略

<内部被ばく>自家栽培の野菜食べ 福島の男性2人

2012-08-30 17:00:00 | 原子力関係
<内部被ばく>自家栽培の野菜食べ 福島の男性2人より転載

毎日新聞 8月22日(水)15時1分配信
 市場に流通しない自家栽培の野菜を食べた福島県の70代男性2人が、比較的高い1万ベクレル超の放射性物質を取り込む内部被ばくをしていたことが、東京大医科学研究所の調査で分かった。うち1人は約2万ベクレルに達したが、これによる被ばく線量は年0.85ミリシーベルトで、国が設けた食品からの被ばく限度(年1ミリシーベルト)は下回った。調べた坪倉正治医師は「健康被害が出るレベルではないが、自家栽培の野菜などを食べる場合は検査してほしい」と話す。

 2人の男性は、同県川俣町と二本松市在住。今年7~8月、内部被ばく量を測定する装置「ホールボディーカウンター」を使い、体内の放射性セシウム(134と137)の量を調べた。その結果、川俣町の男性からは1万9507ベクレル、その妻からは7724ベクレルが検出された。二本松市の男性の内部被ばく量は1万1191ベクレル、妻は6771ベクレルだった。いずれも東京電力福島第1原発事故で放出された放射性セシウムを食品から取り込んだとみられる。

 川俣町の夫婦は、同県浪江町の原木で自家用に栽培したシイタケや自宅近くで採ったタケノコ、干し柿などを毎日食べており、シイタケからは14万ベクレルを超す放射性物質が検出された。二本松市の夫婦は、この夫婦からもらった野菜を食べていたという。【河内敏康】

【中間貯蔵施設】早急に結論を出せ(8月20日)

2012-08-30 16:00:00 | 原子力関係
【中間貯蔵施設】早急に結論を出せ(8月20日)より転載

 東京電力福島第一原発事故による汚染廃棄物を保管する中間貯蔵施設の設置をめぐり、政府、県、双葉郡8町村が19日、協議を再開した。3月以来5カ月ぶりで、政府は大熊、双葉、楢葉3町の12カ所を候補地に挙げた。地域的に汚染の度合や候補地の数に違いがあり、協議は難航も予想されるが、早急に結論を出すべきだ。
 今回の協議に先立ち、10日に開かれた双葉地方町村会では「首長だけで中間貯蔵施設の設置の是非は決められない」との考えで一致し、議会や住民と議論しながら判断する方針を確認したという。住民の声を聞くのは当然で、拙速であってはならない。ただ、県も含め、いたずらに議論を長引かせるような事態も避ける必要がある。
 協議に際して念頭に置いてほしいのは県全体の状況だ。13日に県が公表した県民健康管理調査の外部被ばく線量推計結果によると、県北、県中、会津、南会津、相双の5地域の住民約二万人のうち平時の年間被ばく線量の上限とされる1ミリシーベルトを下回ったのは58・6%だった。地域別にみると、県北は31・5%、県中は51・2%にとどまり、他の地域と比べると大きな差があった。
 県北、県中地域は他地域よりも放射線量が依然として高く、幼い子どもを持つ母親らにとっては精神的に大きな負担になっている。中通り地方では原発事故に伴う双葉郡などからの避難者が多数生活している点も忘れてはならない。除染はもちろん下水処理施設などにたまり続けている汚泥の処分なども含め生活環境の改善は今もなお、喫緊の課題だ。
 環境省が森林全体の除染は不要とする方針案を固めたことに対し、反発が起きた。放射性物質は雨などの影響で移動しているとみられ、山林に隣接する地域の中には放射線量がなかなか下がらない場所がある。農地同様、山林を除染しないと、生活再建がかなわない人たちがいる。反発は当然だ。さらに、避難区域が再編されても除染が滞り、帰還の足かせの一つになっている地域もある。ただ、こうした問題は汚染廃棄物の保管施設なしに解決はできまい。
 震災と原発事故から1年5カ月余りが経過し、平時に戻ったかのような錯覚に陥りがちだ。現状を考えれば、県内は依然として非常時であり、首長に求められるのは直面する課題に対する速やかな判断と実行だ。平時のような国の対応は市町村から批判を浴びてきた。同じ轍[てつ]を踏んではならない。(早川 正也)

( 2012/08/20 08:16 カテゴリー:論説 )福島民報

IAEAが1600倍の放射線 原発20キロ付近で測定

2012-08-30 15:30:00 | 原子力関係
IAEAが1600倍の放射線 原発20キロ付近で測定より転載

 【ウィーン共同】国際原子力機関(IAEA)は21日、IAEAの放射線測定チームが福島第1原発の周辺地域の土壌と大気から測定した放射線量を発表、原発から約20キロ離れた福島県浪江町付近で通常の約1600倍に相当する毎時161マイクロシーベルトの放射線量を測定したと明らかにした。

 文部科学省の調査では浪江町で15日、330マイクロシーベルトが測定されている。IAEAは「高い数値が測定された。状況を見守っていきたい」としている。

 IAEAのチームは20日、原発から16~58キロ離れた10以上の地点で土壌と大気の双方を測定。測定値には土壌と大気双方のデータを盛り込んだとしている。IAEAによると、原発の50~70キロ圏の土壌からも通常より高い放射線量が測定されたという。IAEAは0・1マイクロシーベルトを通常値としている。

 チームは今後数日間、福島県内で作業を続ける。原発から52キロ離れた二本松市内では4・2マイクロシーベルトだった。

 IAEAは17日、日本政府の要請でチームを日本に派遣した。天野之弥事務局長は「専門家チームをさらに派遣したい」としている。

2011/03/22 11:00 【共同通信】

【完全賠償】国と東電が一体で(8月22日)

2012-08-30 15:00:00 | 原子力関係
【完全賠償】国と東電が一体で(8月22日)より転載

 東京電力福島第一原発事故の損害賠償の範囲などを示す中間指針の公表から1年が過ぎた。個別の賠償金額は指針に沿って、被害者と東電の両者の話し合いや、和解の仲介、法的な手続きで決められている。避難住民の帰郷が見通せない中で、賠償は長期間に及ぶ。国と東電が一体となった新たな救済の仕組みを検討するべきだ。
 国の原子力損害賠償紛争審査会は数回にわたる指針や、その追補に賠償の対象とする項目や金額の基準などを盛り込んだ。国は先月、避難指示区域の見直しに伴う賠償基準の考え方も発表した。本県の要望を取り入れ、被害の実情に合った項目を追加したり、地域を拡大したりした。しかし、被害者は「賠償の範囲や基準が分かりにくい」「国が責任を果たしていない」などの不満を抱いている。
 避難指示区域の再編に伴い、今後は十分な賠償期間を確保するための「終期設定」などが大きな論点になるとみられる。被害の広がりや、賠償金の支払い状況を定期的に確かめ、指針の再追加や賠償金の請求・支払い方法の改善が欠かせない。
 福島第一原発事故に伴う賠償の進め方は、昭和36(1961)年に制定された原子力損害賠償法(原賠法)と、昨年8月につくられた原子力損害賠償支援機構法などに基づく。国は機構を通じて、東電に対して賠償などに必要な公的資金を援助している。しかし、国は今のところ、被害者に直接的に補償する立場にはないとされている。
 原発の建設・運転や立地地域の振興に当たって、地元と深く向き合ってきたのは主に電力会社だった。県や立地地域は原発のトラブルや不祥事のたびに「国が前面に出るべきだ」と求め続けた。
 かつてない事故が起きた今、国は原子力政策を進めてきた責任を認め、地元と協力しながら、賠償などによる被害回復の最前線に立つことが重要だ。さらには、賠償額が増えて東電の経営悪化が進んだ場合や、事故収束・廃炉の作業中に新たなトラブルが起きた場合への備えも大切だ。
 機構法は、できるだけ早期に国の責任の在り方などを検討し、原賠法の改正を含む制度の抜本的な見直しを付則に明記した。「できるだけ早期」は国会の付帯決議で「1年をめど」とされた。機構法施行から1年がたち、政府と国会は賠償金支払いの実態を点検し、関連法の改正準備を始める必要がある。県や市町村は制度の不備を洗い出し、被害者の声を国に粘り強く伝えてほしい。(安田 信二)

( 2012/08/22 08:55 カテゴリー:論説 )福島民報

「福島はチェルノブイリと全然違う」

2012-08-30 14:00:00 | 原子力関係
ひどい内容を記録として保存します。よくもマアぬけぬけと福島はチェルノブイリと全然違うなんて言えるな!「福島は汚染されているから、全員避難するべき」です!あと数年で結論がでるよ!



「福島はチェルノブイリと全然違う」より転載

――今、放射線の値や、外部被曝、内部被曝の影響のデータなどが、それなりに集積されてきているかと思います。ただ一方でネットなんか見ていると、「まだ危ない」という声も大きいように聞こえるのですが?

 7月のガイガーカウンターミーティングで早野先生がおっしゃったのは、「福島はチェルノブイリではない」ということでした。福島に住む人々の被曝量はチェルノブイリとは全然違うということです。早野先生たちは南相馬に住む方々の内部被曝をホールボディカウンターで調べています。

 その結果、どういうものを食べると内部被曝がちょっと高くなるとか、だいぶ分かってきています。福島県内でも、普通に流通している食品を食べているなら、内部被曝を心配する必要はないということがはっきりしてきました。また、外部被曝も空間線量から積算されるよりはだいぶ低そうだということもわかってきた。そういったことが、測定データとしてはっきりしてきています」

――そのデータというのは、誰が解析していて、どういう形で発表されているものなのでしょうか?

 内部被曝について僕らが信頼しているのは、早野先生たちが測っているデータで、これはデータそのものが細かくわかっているから。その他の測定もあって、内部被曝が少ないことはわかるのだけど、データの発表のしかたにはいろいろな問題があります。食品については、新聞などでは検出量の多いものだけがニュースになるんですけど、実際には農作物などの市場に流通している品はほとんどが不検出です。行政も測っているし生産者や流通業者も測っているし、生協が測った「食事丸ごとの放射性物質量」などもあって、データは揃ってきている。牛ばかり測っているとか、問題はありますが。


■「信頼できない話」は大声でやって来る

――さっき、早野先生や野尻先生のお名前が出ました。例えば、その2人に関しては、菊池さんは一定の信頼を持っているということだと思うのですが、「この人は信頼できる」「この人は信頼できない」と見分ける時のポイントとなるものは何ですか?

 信頼できる方はたくさんおられます。考え方や検討のプロセスをある程度きちんと説明する方というのは、判断基準として重要だと思います。あとは、なんだろうな。「信頼できる話」っていうのは、割と淡々とやって来ますよね。

――淡々とやって来る?

 淡々とやって来る。そして、「信頼できない話」は、大声でやって来る。糸井重里さんが、誰を信頼するかっていったら、なるべく脅かさない人だとか、なるべくユーモアがある人だとか書いていらっしゃったんだけど、こういう見方は判断の基準として意外に正しいんじゃないかと思います。声が大きくて脅すようなことを言っている人たちの主張はたいてい科学的におかしい。

――そうすると、今の状況というのはどうですか? そういう観点から見たときに、声が大きい人の主張が通っているのか、それとも淡々とやって来る話がそれなりに浸透しているのか?

 信頼されるべき人が信頼されるようになってきている気はしています。だって、最初の頃には「すぐにも人がたくさん死ぬ」って言った人たちがいて、だけどそんなことは起きなかったじゃないですか。「すぐにも先天性異常の子がたくさん生まれる」って言った人もいるけど、そんなことも起きなかった。そういう極論を言っていた人たちの間違いははっきりしたわけです。こういう「起きなかったこと」に対しては、冷静にとらえる捉える人が増えているのじゃないかと思います。

――雑誌のインタビューで菊池さんは、「人はそういう『0か1』という極端な方を信じたがり、間の状態というものに耐えられない傾向がある」というようなことをおっしゃっていましたね。

 福島市くらいの、低線量とはいえそれなりの空間線量があるところは、被曝による健康への影響を考えると、『すごく危なくはないし、さりとて、絶対に安全と言い切れるわけでもない』というグレーなところですよね。そういうところで個々に判断しなくてはならないわけです。危険か安全かのどちらかに決めてしまえば楽ですが、実際はグレーです。とはいっても、被曝による健康被害はほとんど起きないだろうと考えられていますが。

 もっとも、本来ならそういう心配をする必要がないはずの東京あたりのほうが、危険とも安全ともいいきれない宙ぶらりんの状況に耐えられずにいる人が多いのかなぁっていう印象がありますが。いずれにしても、放射能問題は「あるかないか」ではなくて、「どの程度あるか」という程度問題です。それを「あるから危険」、「ゼロ以外は安全ではない」。「福島は汚染されているから、全員避難するべき」のように極端に考えてはいけないと思います。

住民同意が調査条件 中間貯蔵施設で平野復興相

2012-08-30 14:00:00 | 原子力関係
住民同意が調査条件 中間貯蔵施設で平野復興相より転載

 東京電力福島第一原発事故に伴う汚染廃棄物の中間貯蔵施設の現地調査について、平野達男復興相は21日、地元の首長に加え地権者と周辺住民の了解を実施の前提条件とする考えを示した。調査に向けて住民説明会を開く考えも表明。用地取得に際しては、地権者の同意を得られない場合でも、土地収用法に基づく強制的な手続きは取らないことも明言した。地元理解を丁寧に求める姿勢を強調した形だが、施設整備の遅れにつながるとの指摘も出ている。

 平野復興相は同日の記者会見で中間貯蔵施設の現地調査に言及し、「地権者と地元の了解を取らないと、首長が了解してもできない」と述べた。
 現地調査では民有地の試料採取や線量測定、公道からの民有地の測量などが行われる見通し。復興庁は担当者が民有地に立ち入る必要のある調査項目を抽出し、調査地域ごとに一括して同意を得る案や、地権者から個別に理解を得る方法などを検討する。
 住民説明会については今後、開催日程や規模を調整する。県と双葉郡8町村による現地調査の議論と並行して開くことも視野に入れている。
 土地収用法の適用については「原発事故で強制退去しなさいと言って、その土地に土地収用法をかけるなんてできない」と言明した。「国職員の一部に土地収用にかければいいと安易に考えている者がいて、私が一喝した」とも述べた。
 復興庁と連携して中間貯蔵施設の整備計画を進める環境省は、平野復興相の発言について「(現地調査は)県や地元自治体の意向を確認した上で、その後の手続きを検討する」(中間貯蔵施設チーム)としている。

( 2012/08/22 08:48 カテゴリー:主要 )福島民報

福島市が2回目の賠償請求 1~3月分、5億5349万円

2012-08-30 13:00:00 | 原子力関係
福島市が2回目の賠償請求 1~3月分、5億5349万円より転載

 福島市は東京電力福島第一原発事故に伴う1月から3月までの損害分として5億5349万円を東電に賠償請求した。21日の市復興推進本部会議・災害対策本部会議で報告した。
 請求内容は市民税の減収分が2億740万円、表土除去(除染)事業費が1655万円など。
 市が請求したのは震災発生から昨年12月までの1回目に続き、2回目。請求額は計15億5798万円となった。市によると、これまで東電からの支払いはないという。市は、今後もまとまり次第、請求する。

( 2012/08/22 09:36 カテゴリー:主要 )福島民報

韓国メディア関係者「日本と北朝鮮似ている」

2012-08-30 12:00:00 | 学習
韓国メディア関係者「日本と北朝鮮似ている」より転載


 李大統領の突然の竹島上陸で日韓関係に緊張感が走っている。

 その韓国のメディア関係者がこの期に及んで「日本と北朝鮮は似ている(笑)」とこれまた唐突すぎる「追加燃料」を投下した!

 発言の主は韓国大手メディア関係者キム・ドボン氏(仮名)。日本への留学経験があり、北朝鮮には取材活動で過去に4回、入国したという。現在も日本に駐在しながらメディア活動を続けている知日家だ。

「日本は二つの世代軸で北朝鮮と瓜二つです。一つ目は昭和から続くムラ社会的な風潮。二つ目は戦前~第二次世界大戦時の滅私奉公的な風潮です。輿那覇潤氏の著書『中国化する日本』でも同じ内容が指摘されていますよね。輿那覇氏の言葉を借りれば、世界が中国化していく中、日本がそれに対抗するには昭和期のムラ社会的制度を復活させ『再江戸時代化』しなければならないが、もしそれを何が何でも推し進めるのであれば、すなわち北朝鮮的な社会ということになる。北朝鮮も前時代的なまま、建国から今日まで来てしまった国家ですから」

「世界の中国化」について同書では近世の社会モデルは宋王朝に確立され、現在の世界はその拡大にすぎないとしている。

 10世紀、経済や社会を徹底的に自由化する代わりに、政治秩序は一極支配によって維持する仕組みを確立した宋朝。それは西欧文化に先駆けて行われたものだった。

 一方日本は19世紀末まで封建制度、昭和期の終身雇用制度にちなむ会社ごとのムラ制度が色濃く残っていた。それが江戸時代に見られた社会主義的な要素と似ているらしい。

「今でもあると思います。同書ではいろいろ解説されていますが、個人的には、政治への反応。小泉改革から政権交代を経て現在に及ぶまで国民の負担は増す一方だというのに民衆が黙って従っているのはなぜなのか。もちろん不満はあるでしょうけど、民意が反映されないことにすっかり慣れている感があるのは北朝鮮と似ていますね。あと日本のネチズンの書き込みも北朝鮮の論調とそっくり(笑)。個人崇拝というところの天皇崇拝、核武装必要論、排外主義など合わせ鏡のようですね」

 ほかにも、さらに噛み砕いた目線で「社会主義っぽさ」を指摘するキム氏。

「日本独特の『空気を読む文化』というのは、典型的。誰か一人が逸脱するのが許されず、けん制しあって、『無難』を目指す。ブラック企業に心身崩壊するまで我慢して勤めたりするのも、巷で噂されている炭鉱労働と変わらない。また、女性のファッションや化粧が全部同じで、自己主張に乏しく目が死んでいる。女性雑誌が『女子力』『愛され女子』などといった、落しどころがよくわからない曖昧なスローガンを浸透させてその達成に邁進させられる姿は、北朝鮮が『勝利』とか『無慈悲に粉砕』などと言って国民を焚きつけている姿と被ります。ヤンキーという人たちも、示し合わせたかのように同じ格好で軍隊のよう。先日のオリンピックに至っては、メダリストのコメントが判を押したように『皆さんのおかげ』とか、まるで言わされているみたい。『将軍様のおかげ』と同じように聞こえます」

 と、日本国民にとってはまったくの心外かもしれないが言いたい放題である。

 突如勃発した「竹島紛争」の中ですっかり影が薄くなっていた北朝鮮だが、ここで引き合いに出されるとは……あらゆる方向から矢を向けられそうな論調である。

 キム氏自身は竹島問題については「韓国国内に対するアピールの意味合いが大きい」として静観している。

 とかく、隣国との揉め事はなるべく避けたいところであるが…… <取材・文/日刊SPA!取材班>

福島県内13地点でプルトニウム 原発事故由来、文科省第2次調査

2012-08-30 12:00:00 | 原子力関係
福島県内13地点でプルトニウム 原発事故由来、文科省第2次調査より転載

 文部科学省は21日、東京電力福島第一原発事故で放出されたとみられる放射性物質のプルトニウム(238、239+240、241)が南相馬市、双葉町、浪江町、大熊町、飯舘村の計13地点から検出されたと発表した。国の調査で、原発事故が原因とみられるプルトニウムが原発敷地外で検出されたのは昨年9月に公表された第1次調査に続いて2度目。南相馬市での検出は初めて。
 プルトニウムの半減期は238が約87年、239が約2万4000年、240が約6564年、241が約14年で、体内に入ると強い発がん性を帯びる。
 今回の最高値は、浪江町で検出されたプルトニウム241の1平方メートル当たり150ベクレルで、文科省は「人体に影響を及ぼす可能性は極めて低い」としている。
 文科省はこの他の地点で検出されたプルトニウムは、過去の大気圏内核実験によるものと判断した。第2次調査は昨年12月以降、福島第一原発から半径約80~100キロ圏内の計124地点で行った。

( 2012/08/22 09:37 カテゴリー:主要 )福島民報