大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

奥村組・伊藤忠テクノソリューションズ 「廃棄物統合管理システム」を岩手で適用(8月24日)

2012-08-28 21:22:01 | 学習
奥村組・伊藤忠テクノソリューションズ 「廃棄物統合管理システム」を岩手で適用(8月24日)


奥村組と伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、クラウドサービスを活用した「廃棄物統合管理システム」を共同開発し、岩手県山田地区の災害廃棄物処理業務に適用したと23日に発表した。
車両の移動を可視化する「移動体資産管理クラウドサービス(MAMS)」や、作業の進捗状況を携帯端末などで情報共有する「クラウデージポータル」というCTCのサービスを廃棄物の運搬・処理管理、ダンプトラックの運行管理に適用。ダンプトラックの運行状況、廃棄物の種類・所在地、処理の進捗状況などを一元的に管理し、搬送による地域交通への影響を抑制しながら処理作業を進める。各種情報の可視化によって、現地作業は効率化する。



「奥村組ら/災害廃棄物処理にクラウド活用/情報を一元管理、岩手県山田町で適用」(日刊建設工業新聞より)
http://www.decn.co.jp/decn/modules/dailynews/news.php/?storyid=201208240301001

(8月24日)

加藤組土建 セシウム汚染水の浄化システムを開発

2012-08-28 21:20:02 | 原子力関係
加藤組土建 セシウム汚染水の浄化システムを開発

(8月19日)


北海道函館市の土木建築会社 加藤組土建(株)は、放射性セシウム汚染水の浄化システムを開発。9月に開催される除染技術の国際展『RADIEX』に出展する。
ロシアの研究機関と共同で開発したセシウム吸着剤と、水中の砂粒を固めて沈める凝集剤による浄化システムで、東京電力福島第1原発事故の除染活動に役立てたいとしている。凝集剤は、これまでも工事現場の泥水処理に使われてきた。5月に福島県で行われた実験では、まず500トンの汚染水のうち、国の基準値以下の上澄み470トンを排水。残りの水に、吸着剤と凝集剤を加えて処理するとセシウムを検出しなくなった。

「セシウム汚染水を浄化技術開発 函館の土建会社」(TOKYO Webより)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012081901001547.html

(8月19日)

千葉銀、千葉県内の震災被害総額を2292億円と発表(7月19日)

2012-08-28 21:18:44 | 原子力関係
千葉銀、千葉県内の震災被害総額を2292億円と発表(7月19日)


千葉銀行は18日、東日本大震災から1年以上経過した県内の復旧・復興に関する調査を発表。昨年6月に同銀行が震災復興のためのリポートで提言した、「安心・安全な地域づくり」、「産業支援」、「ブランド価値の復活」、「新たな産業振興」について、その進行具合を調べ、今後の課題を整理したものである。県や市町村の補正予算等による積極的な対応が、復旧を推進していると指摘している。
県内の被害総額は2292億円に上り、公共施設の被害額は646億円。農漁業や観光業などの民間企業における被害額も集計したが、東京電力への損害賠償や除染費用など未確定のものを考慮すると、今後も被害額は増加する見込みである。

放射能や液状化についての対策を中長期の課題とするとともに、阪神・淡路大震災後に医療産業都市構想を掲げて復興した神戸市を例に、独自の産業振興策を明確に打ち出すべきとして、年間5億立方メートルが採掘される天然ガス、洋上風力発電等の新エネルギー開発を柱とした新たな産業振興を提言した。


「震災被害総額2292億円 千葉銀調査」(YOMIURI ONLINEより)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20120718-OYT8T01346.htm

除染技術の国際展『RADIEX』 9月24日より開催(8月13日

2012-08-28 21:17:33 | 原子力関係
除染技術の国際展『RADIEX』 9月24日より開催(8月13日)


『RADIEX』2012(環境放射能除染・廃棄物処理国際展)が9月24~26日の3日間、東京都千代田区の科学技術館において開催される。「除染から始める地域の再生」というテーマが掲げられ、除染や、それに伴う土壌・廃棄物の処理などに関する国内外の技術や装置などが紹介される。
除染事業に関する、測定・計測~除染~処理・処分の一連の流れを展示。会場は「測定/分析」、「除染技術」など5つのゾーンに分かれる。展示規模は105社・106小間(8月3日現在)で、来場見込み約2万人。入場は無料だが、登録を要する。
また、併催される『環境放射能除染・廃棄物処理国際フォーラム』では、「放射能汚染とこれからの環境行政」と題する南川秀樹環境事務次官による基調講演をはじめ、昨年度から日本原子力研究開発機構により行われてきた「除染モデル実証事業などの成果報告会」や、海外除染関連事業と自治体によるパネルディスカッションを予定している。
問い合わせ先は環境新聞社事業部 03-3359-5349まで。


「除染と廃棄物処理で国際展」(JAcom 農業協同組合新聞より)
http://www.jacom.or.jp/news/2012/08/news120813-17620.php
(8月13日)
JA, 展覧会, 除線 2012年8月2

学会が警告! 山体崩壊で40万人が被害 富士山はこう噴火する

2012-08-28 21:10:03 | 学習
ゲンダイネットから転載



学会が警告! 山体崩壊で40万人が被害 富士山はこう噴火する
【政治・経済】

2012年8月24日 掲載
5合目に亀裂発生
 富士山が山体崩壊すれば40万人が被災する――。
 今月21日に開かれた静岡県防災・原子力学術会議で、驚きの数字が発表され注目を浴びている。静岡大防災総合センターの小山真人教授(火山学)によれば、地震やマグマの突き上げなどで山体崩壊が起きれば、東側に崩れた場合、御殿場市や周辺の河川沿いに住む約40万人が被災するという。
 山体崩壊はどのタイミングで起きるのか。火山地質などを研究する千葉大学の津久井雅志教授に聞いた。
「火山は頑丈なものではなく、きっかけがあれば何十万年という一生のうち、何度も崩壊するといわれています。地震が起きて崩壊したり、水蒸気爆発による崩壊などきっかけはいくつもあります。規模が大きいと、山の3分の1、4分の1が崩れます。富士山が約2900年前に山体崩壊したときには、溶岩が何十メートルという塊のまま御殿場まで流れたといいます。富士山は宝永4年の大噴火以降、300年ちょっと休んでいる。地下でマグマがたまっている可能性はありますね」
 宝永噴火は火山灰が降り積もった。このタイプが起きれば、首都圏への影響も大きい。
「東京には数センチの火山灰が降り積もると考えられています。降っているときは辺りが真っ暗になる。川に流れると洪水の原因にもなる。交通網は混乱しますし、火山灰はとがっているため、目や口に入ると危険。元の生活ができる状態に戻すには、相当な時間がかかります」(津久井教授)
 富士山といえば、大地震から4日後の3月15日、5合目に亀裂ができたことが分かり、関心を集めたばかり。今回の発表といい、噴火の予兆なのか。
 琉球大名誉教授の木村政昭氏(地震学)がこう言う。
「11年の大震災以降、富士山周辺の活動は増した。富士宮市で水噴火が起こったり、5合目に亀裂ができたのも活動のひとつだと考えます。亀裂はマグマが上がってきているということ。水噴火の後には、溶岩が上がってくると考えますが、最近の活動でストレスが解放されて、噴火の時期は延びたかもしれません。もし首都直下型や東海地震が起これば、触発されマグマが噴出する可能性もあります」
 数年以内に富士山が噴火するという説も根強い。対策を急ぐほかない。
【政治・経済】

ciaと米軍、東大地震研究所が人工的に富士山を爆発させるんでしょう!

<東電>銀座支社本館を売却へ

2012-08-28 21:06:30 | 原子力関係
東電は全ての資産を売って福島県に保障しろ!



<東電>銀座支社本館を売却へ
毎日新聞 8月28日(火)18時54分配信
 東京電力は28日、東京都中央区銀座3丁目の一等地にある「銀座支社本館」(敷地面積1152平方メートル)を13年度早期に売却すると発表した。年内に入札手続きに入る予定で、売却額は100億円超とみられる。百貨店に準じる規模の大規模区画が銀座で売りに出されることは珍しく、銀座再開発の呼び水になる可能性がある。

 同ビルはプランタン銀座の向かいに位置し、1962年完成の地上6階地下2階建て。地下に変電設備を備えるため14年度以降の売却を目指していたが、変電機能を別の施設に移すめどが立ったため売却を前倒しする。売却後も15年度までは土地・建物を借り受け、同所で業務を続ける。

 東電は実質国有化を踏まえ13年度までに7074億円のグループ資産売却を決定。同ビルは港区新橋の本店別館「東新ビル」と並ぶ大型売却案件として注目を集めていた。【宮島寛】

原発と日本人”子どもは未来

2012-08-28 21:01:50 | 原子力関係

2012年8月27日放送
作家・浅田二郎に聞く
”原発と日本人”子どもは未来
報道ステーションから一部転載

浅田:
子どもが、もしかしたら犠牲になるかもしれない。
で、その事に対してね、「子どもがかわいい」とか「子どもに罪がない」っていう、
そういう情緒的な考え方では解決できないと思います。
つまり子どもというのは、かわいいとか罪が無いとかいう以前にね、
「未来そのものだ」というふに思わないと、

未来。
だから目に見える未来がそこにある。

だからこれに対して現在を生きる自分たちっていうのは、
この「未来に対して責任を持たなければいけない」っていう気持ちを持たないとね、
克服することはできないと思います。
これはたぶんね、僕らの父や母が、
戦争でここが焼け野原になった時にね、そう考えたと思うんです。

ただ、子どもがかわいいとか子どもたちに罪が無いというのではなくてね、
子どもたちが未来で、この現実が私たちの現実なんだ。
この厳しい現実というものを子どもたちに引き継がせてはならない。
申し送ってはならないという、強い意思によって日本は復興したと思うんですよ。

古舘:そうか!

浅田:
僕らは今そういうふうに考えなければいけない。
だから僕らが今ね、戦後の甘い時代に育ってきたっていうのは、そこの違いがあると思うんですよ。
父たちの世代と僕らの世代は。
だから、父たちがそう願ったように、
僕らも情緒的には考えずに、そういうふうに、
子どもたちを”目に見える未来”だと信じて対処しなければ、
同じような歴史は築けないですよ、なかなか。


チェルノブイリ
灰色の巨大なマトリョーシカ

古舘:
そこで、今年浅田さんはチェルノブイリに4月に行かれました。
タイトルで灰色のマトリョーシカという、この事をちょっと聞きたいなと。

浅田:
ああ、これね、
いわゆる石棺という、コンクリートで固めましたね。
おそらく福島もゆくゆくはコンクリートで固めて押さえこむしかないでしょうけれども、
そのコンクリートで固めたけれど、ところがコンクリートというのは人為的なものなのでね、
やっぱりね、ボロボロになってくるんだそうです。

古舘:結果浸み出す。

浅田:
結果、浸み出す漏れ出すということが今、コンクリートの劣化によって起こっているので、
「どうしたらいいか?」と言うと、
その上にまたもうひとつ石棺をつくるというのを今やっているんです。
で、これは見るだに恐ろしいですね。
気の遠くなるような話ですよね。
それを見て、キエフの町に戻っていると、
見ると、町の中では、いわゆるマトリョーシカという入れ子人形を売っているわけですね。
いや、これはシャレにならないけれども、
これは灰色の巨大なマトリョーシカなんだな、というふうな・・・

古舘:
このマトリョーシカっていうのは、
大きい人形をはがすとちっちゃい人形、
そのちっちゃい人形をはがすとさらに小さい人形というものですけど、
この石棺、チェルノブイリに関しては被せていくから、逆の作業ですね。
どんどん大きいマトリョーシカを被せていかざるおえない。
これ、永久に続く、


伝説の作業

浅田:
後20年経てば、同じようにどこかが劣化して、
またそれに一まわり大きな石棺を被せるという日がやってくるんでしょう。
で、これはもう、伝説の作業ですよ。

古舘:そうですね…

浅田:
もう、神話みたいな話です。
で、それが何十年問何百年もそれが続いていくんじゃないか、ま、多分そうでしょう。

古舘:
その伝説の作業に従事している方っていうのは、
いまの若い世代の方ですか?

浅田:
若い人だった。えーっと、25歳って言っていました。
もう、事故のことは知らないんですよ。
自分が生まれる何年も前の事故の、今、修復をしている。
二つ目のマトリョーシカを今つくっている人な訳ですね。

古舘:つまり、あの黒煙がダーッ!と撒きあがった大爆発を知らない訳ですね。

浅田:
そう、
だから、僕はその人と話している時にね、とってもむなしい気持ちになって、
僕らにしてみれば第二次大戦太平洋戦争というのは伝説でした、もうすでに。
昭和26年生まれの僕にとっては。
ただ、同じなんですよ。
そうすると、なにがあったか分からない、なにが起こったか分からない、
大体「こういう事があったんだろう」というふう位にしか分からない。
その作業を彼は一生していくんですね。
だから、これは…ちょっと耐えがたいですよね。
その伝説の仕事をずっと続けていくということです。


つくること自体に目的がある

古舘:
これ、日本に戻して、福島事故以降のこれからの日本と考えた時に、
廃炉にしていかなければいけないとした時にも、
大変な時間と労力がかかるわけですね。
まず、福島の廃炉は前人未到の廃炉作業になるわけですよね、やったことが無い、人類が。

浅田:
まァ、いわゆる原発の闇という言葉がありますけれどもね、
一般の人には全く分からない世界ですね。
だから、どう考えてもやっぱり、数が多すぎるというのは誰にでもわかると思います。
で、それが、現在沢山止まっているところから
稼働させようとしたりっていうのがある訳なんですけれども、
一個でもなにかがあったら、もうこれは国家がどうにかなってしまうというようなものが、
必要以上の数がある。
どう考えても、その総電力数を考えれば、必要以上のものだと思いますよ。

詳しい事はよく分からないですけれども、
ま、一言で言えば、「つくること自体に目的がある」
そういう行動っていうのはあっちゃいけないんですよね。
しっかりとした目的があって、それに物がつくられなければいけないんだけれども、
そうではない目的外の、
本来の目的外の目的によって、つくられていっている。
そうとしか考えられないですよね。

普通考えて、
「1基2基動かすの動かさないので、国民がこの夏乗り切れるか乗り切れないか?」
っていう話をしていたんでしょ?ずーっと。
「じゃあ何でそんなに沢山あるんだ?」っていう事になるわけじゃない。
これはみんな首をかしげていることだと思いますよね。

まー、なんですかね、
長きにわたって私たちの日本というのは、土木国家体質っていうんですかね、
なにかを、不要なものをつくること、つくること自体に意味がある。
というような体質を持っていると思います。

どうしても雇用のためだとか、地域活性化のためにつくると、あるいは
他の利権のためにつくるというような事があるのならば、ピラミッドでも造った方がいいですよ。

全く不要なものを造る。
そうしたら害はないでしょ?

古舘:そうですね。

浅田:
「ピラミッドはそうだ」っていう説があるんですよね。
王の墓じゃなくて、雇用確保のために造った、
雇用促進のために造られたんじゃないか、っていう学説があるんですよ。

古舘:
むかーしの、あの、
日本の奈良の大仏もあれも「雇用対策公共事業だった」っていう話がありますね。

浅田:
という説はあるんですね。
だから、造ること自体に目的があるっていうね、
もしもそうだったとしたら、むしろそういう害のない、全く害のないものをつくればね、
もしかしたら5000年後に観光の役に立つかもしれないじゃないですか。

古舘:そうですね!

浅田:エジプトにいま、ピラミッドが無かったら大変だと思いますよ。

古舘:本当ですね!

浅田:そりゃ、ファラオは偉大ですよ。そう考えれば。

古舘:
そういう若い人たちにそういう伝説の作業をやってもらいたくて、
あんな危ないものを、とんでもない伝説の作業をやってもらっちゃ、困りますね。


小児の”甲状腺がん”
いまだに続く”除染作業”

浅田:そうです。
僕はチェルノブイリに行く時にね、
とにかく自分は何も知らないんだから、
そんなに詳しいことを知っているわけじゃないんだから、
心を平明にして、
ともかく自分で最初から先入観念で見ないようにしようと思って、行ったんですね。

まだ、小児の甲状腺がんの発生率っていうのが右肩上がりに上がっている一方。
で、それも縦に遺伝して、生まれた、
全くなんの、時間の隔たりを経て生まれた子供にも発症する。
それがどんどん増え続けている。

そして除染作業というのもいまだにやっているけれども、
”森”の部分に関しては無理。という事がハッキリしている。
不可能だと。
だから、永遠に除染というものは完成するものではないと、
大変むなしい作業で、あれを見ていたら、

万が一つの間違いがあった時にそうなるようなものというのは、
持ってちゃいけないと思う。

で、やっぱりその、原子炉の廃炉という事が無ければ、
僕は段階として核兵器の廃絶には結びつかないと思う。
「平和利用ならいい」という考え方は、僕はやっぱり無理があると思う。

世界が注目”日本の決断”

世界は、この福島の事故の成り行きについて、ものすごい注目していると思いますよ。
これは気が付いていないのは私たちだけど、おそらく世界の人は
「日本はここに於いてどういう決断をするだろう?」
それはね、強いて言うならね、おそらくは歴史的な決断なんですよ。
人類の決断だと思います。

日本が持っている科学技術に対する敬意というのは、
これは世界的なものですよ。

私たちは、わりと日本人はバブル以降ね、
なんとなく小さくなっちゃって、
「日本人なんて」っていう感じになっちゃっているけれども、
実際には世界中の敬意をいろんな面で集めていると思います。

だからね、日本の決断というのはね、
人類の歴史を左右するような決断に今回はなると思います。

古舘:
今日お話を伺っていて、我々は自分たちの戦争体験の親の世代に、
かわいがられて、良いおもいで育ってきたというのも、果たしてそれですませていいのかな?と
あの人達は覚悟を決めたんだと、やったことに対して焼け野原から、
今の我々が何をすべきか?って言うのは、
ほんと、情愛の問題じゃないんですね。

浅田:
過去と現在と未来、
これを正しく見つめないといけないと思います。
そこには人間の情緒的なものの入る隙間はないと思います。

来年11月までに取り出し 福島第1の共用プール燃料

2012-08-28 17:00:00 | 原子力関係
来年11月までに取り出し 福島第1の共用プール燃料より転載

 東京電力福島第1原発の廃炉計画を検討する政府・東電中長期対策会議が25日開かれ、使用済み燃料を保管する第1原発の共用プールから12月ごろに燃料の取り出しを始め、2013年11月までに半数を終える方針を決めた。今後1~4号機の燃料プールから取り出す燃料を収めるスペースを確保する狙い。
 対策会議によると、共用プールに収容されている燃料集合体約6千体のうち約3千体を取り出す。燃料は「キャスク」と呼ばれる専用容器に入れ、さらに外側をコンクリート製容器で覆い第1原発の敷地内で保管。キャスクは燃料集合体を37~69体収められる3種類のタイプがあり、計50個用意する。
 汚染水対策として準備中の「多核種除去設備(ALPS)」については3系統のうち1系統は今年8月中に運用を始め、残り2系統も9月中に始めるとした。
 また4号機の原子炉建屋の壁面に水素爆発でできたとみられる膨らみが見つかった問題で、詳細調査の結果、最大で4・6センチ外側に膨らんでいる場所があった。これまでは最大で約3センチとしていた。
 (2012年6月25日、共同通信)
2012/06/25 23:05

中部電力、浜岡原発で津波堆積物調査を実施へ

2012-08-28 16:30:00 | 学習
中部電力、浜岡原発で津波堆積物調査を実施へより転載

2012年8月22日(水) 10時45分 アクションジャパン

中部電力は、東日本大震災と国の動向を踏まえ、浜岡原子力発電所の敷地と周辺地域を対象に、過去の津波の発生状況を確認するため、津波堆積物調査を実施すると発表した。

これまで同社では、歴史記録に基づいた津波に関する文献調査を実施してきたほか、南海トラフ沿いの地震に伴う津波堆積物などについては、駿河湾、遠州灘沿岸で既に国や研究機関によって調査結果が報告されており、その内容を確認している。

一方で、東日本大震災を踏まえて、内閣府の「南海トラフの巨大地震モデル検討会」では、津波堆積物調査の重要性が示されており、原子力安全委員会は、耐震設計審査指針類の改訂案で、敷地周辺の津波堆積物調査の必要性を記載している。

同社では、こうした状況を踏まえ、敷地周辺での津波堆積物調査の実施を検討、今回、調査計画がまとまった。今後、関係各所と必要な調整を行った上で、発電所の敷地と周辺で津波堆積物の調査を行う。
《編集部@レスポンス》

「富士山」世界遺産登録 29日から調査

2012-08-28 16:00:00 | 学習
「富士山」世界遺産登録 29日から調査より転載

2012年8月21日 中日新聞


◆来月2日から県内に
 文化庁は二十日、世界文化遺産の登録を目指す富士山の現地調査日程を発表した。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)の調査員が二十九日、山梨県側から調査を開始。九月二日に静岡県に移動し、五日まで調査する。
 調査員は香港大で建築学を専攻し、カナダのイコモス国内委員を務めるリン・ディステファノ氏。静岡県などが提出した推薦書に基づき二十五の構成資産すべてを回り、世界文化遺産にふさわしいかを検討する。三十日に山梨県富士吉田市の吉田口から登山を始め、翌三十一日に山頂で御来光を見る。
 静岡県側の構成資産は八カ所。二日に白糸の滝、三日に富士山本宮浅間大社(ともに富士宮市)を調査。三保の松原(静岡市清水区)には最終日の五日に入る。
 天候や調査員の体調などによって、日程は変更する可能性がある。
 イコモスは来年五月上旬にも、調査に基づく評価結果をユネスコに勧告する。六月十七~二十七日にカンボジアの首都プノンペンで開かれるユネスコの第三十七回世界遺産委員会で、登録の可否が最終判断される。
 静岡県の川勝平太知事は「富士山の世界文化遺産登録に向けた取り組みも大詰めである。文化庁や山梨県、関係市町村などと連携し、現地調査で富士山の価値や保存管理の取り組み状況が理解されるよう説明し、二〇一三年の世界文化遺産登録を確実なものとする」と文書でコメントした。
◆富士宮市長「最大のヤマ場、総力挙げ臨む」
 富士山の遺産価値を裏付ける構成資産二十六件のうち、関係自治体としては最多の六件を抱える富士宮市の須藤秀忠市長は「最大のヤマ場とも言える現地調査の日程が決まり、あらためて身の引き締まる思い。最も多い構成資産を有する責任を自覚し、総力を挙げて臨みたい」とコメントした。
 一方、構成資産の「白糸の滝」がある同市上井出の斎藤清和区長(67)は「遺産登録に向けて、市には周辺の道路整備などを既に要請している。調査日程の決定に特別な思いはないが、必要な協力は惜しまない」と話した。

湖南に県内初メガソーラー建設へ

2012-08-28 15:00:00 | 学習
湖南に県内初メガソーラー建設へより転載

2012年8月21日 中日新聞


湖南市に建設が計画されている県内初のメガソーラーの完成予想図=昭建提供

 県内で初めての大規模太陽光発電施設「メガソーラー」が、湖南市内に建設されることが決まった。大津市浜大津の建設会社「昭建」が二十日、湖南市石部北にある自社の遊休地に一・八メガワットの太陽光パネルを設けると発表した。来年二月に完成する予定。
 仮称は「昭建石部ソーラー発電所」。同社の工場敷地にある一万七千二百平方メートルに、東近江市内で製造された一枚あたり三百二十二ワットの太陽光パネル五千六百枚を敷き詰める。総事業費は六億円程度を見込み、九月にも着工する。
 総発電量は一時間あたり百七十万キロワットで、家庭五百世帯分の電力を賄える。県内外四カ所にある同社の工場で年間総消費電力量の25%にも相当。発電分はすべて関西電力に売電する予定。
 新規事業へ進出した理由について、昭建の山川守社長は「東日本大震災で再生可能エネルギーへの転換が見直される中、自らエネルギーを生み出すことが企業責任の一つだと考えた」と説明。
 今年一月に嘉田由紀子知事から「建設業者は公共事業を待つ受け身からの脱却を」と声を掛けられたこともきっかけの一つという。

 嘉田知事は「早速、具体的な提案をいただいたことは大変ありがたい。エネルギーはこれからの雇用創出や経済活性化につながる産業になる」と話した。

 メガソーラーは一メガワット(千キロワット)以上の大規模太陽光発電の施設を指す。これまで県内では、守山市の物流会社「ワコール流通」の社屋に設けられた五百キロワットのパネルが最大だったが、メガソーラーに相当する大規模施設はなかった。
 県も誘致計画を進めており、民有地を含めて候補地を探っている。
 (滝田健司)

長期視点の核燃料サイクル論議を 京都大・山名教授が講演で指摘

2012-08-28 14:00:00 | 原子力関係
長期視点の核燃料サイクル論議を 京都大・山名教授が講演で指摘より転載
(2012年8月19日午前7時09分)福井新聞


核燃料サイクルをテーマに講演する山名教授=18日、福井県福井市の県教育センター

 京都大原子炉実験所の山名元(はじむ)教授が18日、福井県福井市の県教育センターで講演した。原発で燃やした燃料を処理する核燃料サイクルについて、先送り指向の発想が多く廃棄物管理や資源問題といった長期的視点での議論が欠けていると指摘した。

 民主党県連が政治スクール「民主党大学inふくい」として開いた。受講生や所属議員約30人が参加した。

 国の原子力委員会は2030年時点での原発への依存度に合わせて、使用済み燃料の取り扱いや高速増殖炉「もんじゅ」の位置づけなど核燃料サイクル政策の選択肢を示している。山名教授は、同委員会「原子力発電・核燃料サイクル技術等検討小委員会」の委員で、各政策の評価を行った。

 山名教授は「現行の再処理路線が否定されることが多いが、再処理しない場合の代替路線の吟味がほとんどされていない」と説明。全量再処理した場合、30年時点の使用済み燃料の中間貯蔵量は1・9万トンで済むが、全量処分になると3・2万トンまで増えるとした。使用済み燃料を地上保管する長期貯蔵は「管理する側が責任が持てず、現実的な選択肢になり得ない」と述べた。

 また「本来は(どの技術が最適かという)技術選択の問題で、それをいかに政策に反映するかなのに、(両者が)混在している」と指摘。各選択肢の長所と短所を冷静に議論した上で、方向性を決めるべきとした。