取り返しがつかない事態を引き起こす前に、自ら辞退するのが最善だと思います
8/1国民に隠された規制委員人事!議運委員会・田中氏所信質疑(動画・内容全て書き出し)より転載
原子力規制委員長候補の所信質問(2012年8月1日)
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最後まで書き出してみましたが、
この動画は巧妙にカットされていました。
質問している議員がとても偏っているなと思いながら書き出していました。
議員も偏っているし、その質問内容も漠然としていて、同じようなことばかり何度も問いただし、
核心に触れたことをなにも聞かない。
この議員たちはいったい何なんだろう?
そう思っているうちに閉会になってしまいました。
あれ???
8月1日に放送された報道ステーションでは、
このYoutubeには出てこない議員の質問が報じられていました。
国民の生活が第一 太田和美:
福島の方に大変申し訳ないという思いだという事を述べられておりますが、
何をどう反省しているのか?
田中俊一:
これは、あのぅ、どう反省していいか?、正直言って、あの~、
どんなに反省しても反省しきれるものではないという今回の事故の状況ですから、
あの~、大変難しい問題です。
自民党 斎藤健:
原子力はですね、人類がコントロールできないものであるという、
そういう見解をお持ちの人も世の中にはいるようでありますが、
この点について田中候補はどのような見解をお持ちでしょうか?
田中俊一:
油断してはダメだと思いますがこれはコントロールできると思います。
自民党 斎藤健:
口の悪い人によればですね、「原子力ムラ」の住民という声もあるようでありますが、
田中俊一:
わたくしが今まで仕事をしてきた経歴をもってそう言われるのであれば、
これはもうそれを否定する術はありません。
ただ、あの~、わたくしは、あのぅ、特に研究所が長かったという事もありまして、
あんまり事業者との付き合いは、あまりありません。
今までと違うような、一線を画した、あの、規制行政ができる、
すべきというふうに思っているところであります。
活断層について
田中俊一:
これまでのように事業者任せではなくて、じぶ(自分と言いたい)、自らも調査に加わって、
じぶ、自ら判断して、そのー、う、う、ん・・判断していくことになろうかと思います。
仮にその事によって活断層があるということになれば、
当然これは止めていただくということになるんではないかと思っております。
社民党 服部良一
原子力委員会の秘密会議という事が問題になっておりますけれども、
ご自身はそのような会合に参加されていたのか?
田中俊一:
打ち合わせ会というのが、大体前の週に基本的に行われていて、
どんな議題になるか?という事について、あの~、短時間ですけれども、
そういった話がありました。
今回、あのー、いろいろとご批判が、あ、あると承知していますけれども、
そのー、事前に電力業者、あー、事業者に意見を求めるとか、
そういったことはなかったと私は記憶していますね。
今日の質疑は衆参合わせて2時間程度。ーーー
なんとΣ(゜д゜lll)ガーン!1時間分が削除されていたんです。
とても残念です。
多分、削除されている部分の方が、私たちが見て意味のある答弁だったと思います。
だから、
上記の方々が全く出てこなかったので、オリジナルを見ようと思い探しました。
参議院インターネット審議中継
8月1日の欄に「議院運営委員会」はありましたが、
公開されているのは議院運営委員長鶴保庸介氏が速記を止めた部分までのたったの8分間だけです。
この審議の一番大事なところは国民に隠されています。
このYoutubeからも、
私が本当に聞きたかった質問者の部分が綺麗にすべて削除されています。
原子力規制委員という、国民の命を守る独立した何よりも大切な委員会の
選任を行う事について、ここまで国民に非公開にするのは何故なのでしょうか?
言ってみれば総理大臣よりも私たちにとってこれから重要な決定をする人なのです。
正々堂々と、全てを明らかにしてほしかった。
田中俊一氏の発言ですが、
この、限られた議員の質疑応答の中でだけでも、
このまま権力を握られてしまったら大変なことになるという事が、私にもわかりました。
赤字は田中俊一氏のことばです。
独立性について
そういったことがきちっと出来ていれば、
この事故は防げたんではないかというふうに思っています。
あの~、JCO事故の時も
わたくしは東海研究所、地元の研究所の副所長をしておりましたけれども、
やはりそこにそういった、あのー、規制の抜けというか、
あの、それから、科学的な判断というのが少し抜けていたというふうに思いまして、
そ・その時の事故調査委員会でも、そう言ったことが、あの、指摘されたというふうに記憶しております。
JCOの時も指摘されていたそうです。
その時彼は副所長でした。
その後原子力委員会で委員長代理になるのですから、
JCO事故の反省がきちっとなされていれば、福島第一の事故は起きなかったかもしれないのです。
彼は反省はしても、言葉にするだけで、同じ過ちを何度も繰り返しています。
世界最高水準レベルの安全ですけれども、
安全については、ここでいいというわけではありません。
これでいいんだというところが結局安全神話というところに繋がってきたんではないかと思います。
安全は常に見直しながら高い水準レベルをくみ取って行くということであります。
それは世界で、あ、世界からいろんなレベル、
いろんな安全についての知見とかそう言ったものを積極的に取り入れるなかで、
世界最高レベルの水準を常に保って行けるように、そんなふうに取り組んでいきたいと思っております。
書き出した動画では削除されていましたが、
報道ステーションに内容によれば、
彼は「原子力を人間がコントロールできる」とはっきり答えています。
そして、彼は、世界最高レベルの安全が確保できると思っているようです。
けれど、「安全はここでいいわけではありません」と、
「事故を起こさない」とは断言はしていません。
そしてとても怖いと思った彼の発言
基本的に、原則透明性。
透明性ではない場合にはなんか特別な理由がある場合もあろうかと思いますけれども、
それは例えば国の安全にかかわるような、そういう方針を議論するとか、
そういう事もあろうかと思いますが、
そういう場合には、あの~、そういう事もあろうかと思いますけれども、
基本的には透明性という事を確保しながらやっていきたいと思います。
彼は原発という言葉を使いません。
「原子力」と言います。
「国の安全にかかわるようなそういう方針を議論する」とは、いったいどのようなことですか?
その場合には透明ではなく誰にも見えないように密室で暗幕をひくと言っているのです。
今回の福島の事故について、徹底的にやはりこの現状というものを学ぶことがまず一つ大事だと思います。
JCOの時もそうでしたけれども、
こういったいわゆる施設外の住民の方々に迷惑を及ぼすような事故が起きた時の、
その…ま、住民の方の苦悩とか苦労というものは
これはあのぅ…私自身も今回も含めて2度も味わう事になりましたけれども、
大変なものがあります。
そういったものを身体に身につけておけば、だんだん、あの、
そういった考えが調整されていくというふうにおもいます。
JCOの事故に対して、その現状をきちっと学んでいないから、
田中さんは2回も味わったのではないでしょうか?
自分自身で学んでなく、ご自分の身についていないものを
どうやって他人に身につけさせることができるのか?
彼は事故に対しての学習能力に欠けていると言えると思います。
すなわち、このような方はトップにはふさわしくありません。
原子力の平和利用というものはそういったものを顕在化させないと、
単に核兵器を使う、にするという事ではなくて(単に核兵器を使う、核兵器にする)、
平和利用の過程でそういったリスクを顕在化させないという事が
最も大事であるというふうに思ってきました。
ここで「核兵器」という言葉が飛び出してきた時には正直驚きました。
が、彼が委員長になる目的がはっきり見えた瞬間でもあります。
声を聞きながら書き出していてずーっと気になっていた事。
この人の語尾は必ずしぼんでいきます。
ゴニョゴニョっと、話の最後の部分がハッキリしません。
聴いていてとても嫌な感じでした。
原子力ムラの住人である事よりも先に、まず、この人は
人の上に立って、重要な事をきっぱりと決めていけるようなタイプの人間とは思えません。
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この会見の中で、広瀬隆さんがおっしゃっていました。
広瀬隆:
とりあえず私は今この場でですね、今の段階で辞退を申し出るように、
首を洗う前にですね、「辞退を申し出た方がよろしいでしょう」というふうにお伝えしておきます
とても日本国民の命を任せるだけの器のある方ではありません。
彼は、日本だけではなく世界も無くしてしまうかもしれません。
私も大きな声で田中俊一という人に言いたいです。
「ご自身から辞退を申し出て下さい!」