大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

関電、火力発電所建設再開へ…電力不足を懸念

2012-08-20 17:00:00 | 原子力関係
関電、火力発電所建設再開へ…電力不足を懸念より転載


 関西電力が一時、建設を計画しながら先送りしていた「和歌山火力発電所」(和歌山市、総出力370万キロ・ワット)の建設再開に向け、和歌山県と協議を始めたことが11日わかった。

 大飯原子力発電所3、4号機に続く原発の運転再開が見通せず、電力不足の長期化が懸念されるためだ。関電は2006年に廃止した高砂火力発電所跡地(兵庫県高砂市)への火力発電所の新設も検討中で、来月にも正式決定する。

 和歌山火力発電所は、政府の電源開発調整審議会で1997年に計画が承認され、関電は和歌山市内に用地を購入するなど一時、計画が進んでいた。液化天然ガス(LNG)の燃焼ガスと蒸気でタービンを回し、原発4基分の出力を持つ予定だったが、景気低迷で電力需要が伸びず、その後建設は先送りされた。

(2012年8月11日14時30分 読売新聞)

原発比率「選択肢が不適切」と電事連が意見書

2012-08-20 16:00:00 | 原子力関係
原発比率「選択肢が不適切」と電事連が意見書より転載

 電気事業連合会は10日、政府が実施している2030年時点の原子力発電比率などのエネルギー政策策定に向けたパブリックコメント(意見募集)に、意見書を提出した。

 政府が示した原発比率「0%」「15%」「20~25%」の三つの選択肢に対して「いずれも適切ではなく、選択肢のあり方そのものを再考すべき」だと主張し、より高い比率の必要性を強調した。

 その理由として、0%案の場合には30年時点の家庭の電気料金が最大2倍に跳ね上がるなど、いずれの選択肢でも国民負担が増し、経済全体への影響が大きいことなどを挙げた。望ましい原発比率は「少なくとも20~25%が必要な水準」だと表明した。

 太陽光発電など再生可能エネルギーの導入目標(25~35%)についても「技術や立地、コスト面などから実現可能性に疑問がある」と、厳しい見方を示した。

(2012年8月11日18時27分 読売新聞)

原発ゼロなら…業界団体の96%「雇用減る」

2012-08-20 15:00:00 | 原子力関係
原発ゼロなら…業界団体の96%「雇用減る」より転載

 経団連は、政府が策定する2030年時点の電力に占める原子力発電比率の目標について、主要な業界団体など33団体(うち製造業20団体)に緊急調査を行った。

 ゼロシナリオになった場合、雇用が減ると答えた団体は96%を占め、国際競争力が低下するとの答えも90%に達した。電気料金の値上がりによる産業空洞化などの懸念が浮き彫りになった。

 政府は、30年時点の原発比率について「0%」「15%」「20~25%」の三つの選択肢を示しており、それぞれのシナリオが企業活動に与える影響などを聞いた。

 雇用に与える影響(回答数23団体)は、ゼロシナリオでは「大きく減少」が57%、「減少」が39%で、ほとんどの企業が雇用減は避けられないとみている。20~25%シナリオでも、減るとの答えが7割を占めた。

(2012年8月12日10時29分 読売新聞)

中間貯蔵施設 候補地を初提示

2012-08-20 14:49:47 | 原子力関係
遂に本音が出てきましたね。国も東電もどうしてもごり押ししたい案件でしょうね。

中間貯蔵施設 候補地を初提示より転載
8月19日 18時14分 NHKニュース


原発事故で拡散した放射性物質を取り除く除染で出る土を保管する中間貯蔵施設を巡って、細野環境大臣は、原発を抱える福島県の沿岸部を中心とする8つの町村に対して、施設を建設する候補地を初めて具体的に示し、建設に向けた現地調査の実施を要請しました。

中間貯蔵施設を巡っては、細野大臣がことし3月、福島県の双葉町、大熊町、楢葉町の3つの町に分散して設置する方針を示していましたが、3つの町や周辺の自治体から反対する意見が相次ぎ、具体的な計画は進んでいませんでした。
19日は4か月ぶりに、中間貯蔵施設の建設などについて話し合う会議が福島市で開かれ、細野環境大臣と平野復興大臣、原発を抱える福島県の沿岸部を中心とする8つの町村長などが出席しました。
この中で細野大臣は、▽双葉町は東京電力福島第一原発の北西方向の2か所、▽大熊町は福島第一原発の西から南方向にかけての9か所、▽楢葉町は福島第二原発の西から南方向にかけての1か所の合わせて12か所を候補地として初めて示しました。
そのうえで、細野大臣は、それぞれの候補地について、建設に向けた地質や生息する動植物などを調べる現地調査の実施を要請しました。
候補地は、山や川など地形的に施設の設置が難しい場所を除いた福島第一原発から半径およそ15キロの範囲にあり、住宅も含まれていて、国が買い上げたり、借り上げたりする方針ですが、住民にとっては元の場所に戻ることができなくなる可能性が出てきました。
今回の候補地を選んだ理由について、環境省は、大量の土などを運びやすくするために、国道や高速道路へのアクセスが便利なことや、放射線量が高く住民が帰還するのに時間がかかることなどを考慮して選んだとしています。
この要請に対し、8つの町村と福島県は回答せず、実務者レベルで協議する意向を示しました。
中間貯蔵施設について、環境省は、先月から現地調査などを始め、今年度中に設置場所を決める方針でしたが、計画どおりに進んでいないのが現状です。
環境省は、今回の要請で施設の建設を進めたい考えですが、候補地に住宅地が含まれるなど、さらに住民の理解が必要となり、建設に向けては今後も難航することが予想されます。

環境相“できるだけ早く作りたい”
協議のあと、細野環境大臣は、「除染で出た土などは3年以内に仮置き場から中間貯蔵施設に搬出するという約束があり、できるだけ早く作りたい」と述べ、設置を急ぐ方針を示しました。
そのうえで、細野環境大臣は、「設置の検討をする自治体にはいろんな思いを持つ人がいるのが当然なので、丁寧な説明が求められる」と述べ、候補地となっている自治体との協議は慎重に進める意向も示しました。
また、地元から中間貯蔵施設が最終処分場になってしまうのではないかという懸念が出ていることに対しては、「最終処分施設として受け止められることは断じてあってはならない」と述べました。

中間貯蔵施設とは
中間貯蔵施設は、福島県内での除染作業で出る汚染された大量の土やがれきを、専用の容器に詰めて最終処分場ができるまでの間、保管しておく施設で、▽土などを放射線量によって分別する施設や、▽地下水への浸水を防止しながら貯蔵する施設、▽それに、草木などの量を減らすための焼却施設などを備えた施設となる予定です。
1か所で設置する場合、大きさとしては、容量で最大で東京ドームおよそ23杯分に当たる2800万立方メートル、敷地面積は最大でおよそ5平方キロメートルになるとしています。
環境省が作った工程表では、今年度中に設置場所を決め、除染で出た土などは地域ごとに設ける仮置き場に3年ほど保管したうえで、より安全性の高い中間貯蔵施設への搬入を平成27年1月以降に始めるとしています。
中間貯蔵施設が設置されないと、仮置き場の設置や除染作業が進まないとして、去年の年末には、細野環境大臣が双葉郡内への設置を要請し、ことし3月には、1つの自治体の負担を軽減するために双葉町、大熊町、楢葉町の3つの町に分散して設置する案を示しました。
この際、設置場所について、▽双葉町は福島第一原発の北側、▽大熊町は福島第一原発の南側、▽楢葉町は福島第二原発の南側に、それぞれ国が買い上げるなどした土地に設置することを検討していましたが、具体的なエリアについては示されませんでした。
しかし、地元の首長や住民からは施設への不安や協議の進め方に対する不信の声が相次いだうえ、賠償や避難区域の見直しの協議を優先してきたこともあり、中間貯蔵施設についての議論はほとんど行われず、いずれの町からも同意が得られていません。
工程表では先月から施設の構造や規模、それに工事の費用を算定する基本設計を始めることになっていましたが、事前に必要な候補地の地質などを調べる現地調査について、地元の了承が得られておらず遅れが出ていました。
国は、中間貯蔵施設への搬入を始めてから30年以内には福島県外で最終処分を完了するとしていますが、最終処分場の設置の見通しはまったく立っておらず、福島県内の自治体からは、中間貯蔵施設が最終処分の場所になってしまうのではないかという不安の声も出ています。

大飯原発に押し寄せる大量クラゲ、相次ぐ出力減

2012-08-20 14:00:00 | 原子力関係
大飯原発に押し寄せる大量クラゲ、相次ぐ出力減より転載
電力
 関西電力は2日、福井県おおい町の大飯原子力発電所3、4号機(各118万キロ・ワット)で7月末、大量のクラゲが取水口近くに押し寄せて冷却用の水を集めにくくなったため、約17時間にわたって出力を引き下げたことを明らかにした。


 引き下げ幅の最大は、3号機が1・8%、4号機が1・3%。再稼働工程でクラゲのため出力ダウンしたのは7月8日以来2度目。

 関電によると、フル稼働状態だった7月30日午後からクラゲの量が増え始め、3号機は午後3時30分から、4号機は同4時頃から段階的に出力を引き下げた。クラゲは翌31日未明に減り始め、午前8時30分に出力を元に戻した。

 取水口にある漂流物を除去するスクリーンにクラゲが張り付き、取水能力が3割以上落ちたという。回収したクラゲは約200立方メートルにも及び、関電は対策を検討している。

(2012年8月3日11時57分 読売新聞)

<福島第1原発>吉田前所長 ビデオでの発言全文 2

2012-08-20 13:00:00 | 原子力関係
<福島第1原発>吉田前所長 ビデオでの発言全文より転載
2012年8月11日 19時21分 (2012年8月11日 19時36分 更新) 毎日新聞

3号機なんかは特にそうだった。あれだけのがれきが飛んできて。私は、最初は行方不明者が何人ということを聞いた時に、確か数十人レベルでまだ安否が確認できていないというのが最初の状況だった。ああこれは10人ぐらい死んだかもしれないというふうに思った。そこから時々刻々、だれだれがという話が入ってきて、軽傷の人間は何人かいたが。それから自衛隊の方には本当に申し訳なかった。水を補給しにきてくれた自衛隊の部隊がけがをされて、本当に申し訳ないと思っている。不幸中の幸いで人命にかかわるものではなく、これはある意味、仏様のあれかなという感じが私はしている。

--原発に残ったメンバーの名前をホワイトボードに書くように指示したとのことだが、どのような思いだったか?

 ◆ほとんどその時のことを思い出せないが、たぶん、要するに最後まで残って戦ったのはこんな人間だぞということを残しておこうということだ。今から思えば。わかんないですよ。私自身。本当に。

--墓標になると思って書いたということか。

 ◆はい。そうだ。

--最後に何かお話はあるか?

 ◆いずれにしても今回の事象は、いろいろ国会とか政府事故調、民間事故調などで書かれているが、我々は特に政府事故調にはすべてを話をさせていただいた。マスコミの方からいろいろ問い合わせがあるが、お話は全部すべてそちらでさせていただいているので、そこをベースに考えていただければいいと思っている。ただやっぱりなかなか我々の肉声というのは通じない。調査委員会を通すと肉声がなかなか届かない。その部分はいろいろな形でちゃんとメッセージを発信していかないといけないと思っている。私一人ではなくてあそこで一緒にやったいろいろな仲間の経験をちゃんと伝えたい。

--これから第1原発や福島県はどうあるべきか?

 ◆そういう次元の高い話になると今すぐに答えがないが、やっぱり発電所をどうきちっと安定化させるかがベースだ。そこができていない中で、地元にお帰りいただくわけにはいかないので、そこが最大の(課題だ)。これは事故当時も言っていたが、日本国中だけでなく世界の知恵を集めて、より発電所、第1原発をより安定化させることが一番求められている。いろいろなだれの責任うんぬんということもきちっとやるべきだが、やはり発電所を少しでも安定させる。それには人も必要だし、技術もいろいろな知恵が必要だ。そこに傾注するということが重要なことだと思う。
そのうえで、地元の方々に(通常の)生活に戻っていただけるか考えることができる。いずれにしても現場を落ち着かせる、安定化させることが一番重要な責務だ。私はちょっとまだ十分な体力がないが、戻ったらそういう形で現場のために力を届けたい。

<福島第1原発>吉田前所長 ビデオでの発言全文 1

2012-08-20 12:00:00 | 原子力関係
<福島第1原発>吉田前所長 ビデオでの発言全文より転載
2012年8月11日 19時21分 (2012年8月11日 19時36分 更新) 毎日新聞

 吉田昌郎・福島第1原発前所長のビデオでの発言全文は次の通り。

--第1原発の現場の声を伝えてほしい。

 ◆昨年の大震災、それから私たちの発電所の事故で福島県の地元の方々に本当にご迷惑をおかけしている。この場で深くおわび申し上げる。まだしばらくこういう状況が続くが、我々も全力を挙げて復旧しており、ご理解をお願いする。本来ならこの講演会に自分で出てきたいと思っていたが、昨年末から病気でずっと入院していてまだ体力が回復していない。そういう中でこういうビデオレターということで失礼する。政府などの事故調査委員会が開催されている中で、なかなか一般のマスコミの方に我々の生の声を届けるわけにはいかないと思っていた。事故調査委員会が一段落するまでは変な形でお話しをすることはルール違反になると私は思っていた。そういう中で(今回)話を聞いていただけるということは大変ありがたいと思っている。

--発電所からの全面撤退がささやかれている。事実は?

 ◆しゃべりだすととまらないが、基本的に私が考えていたのは第1原発をどうやって安定化させるかということに尽きる。そういう時に我々が現場を離れるということは絶対にあってはならない。かといって人命は非常に尊いので、関係のない人といったらおかしいが、事故の収拾に直接関与していない人には避難していただく。ただやはり現場で原子炉を冷やしたり、そういう作業をしている人間は撤退できないと思っていたし、本店にも撤退ということは一言も言っていないし、私は思ってもいなかった。本店には一言も撤退と言っていないということは間違いない。事故調にもそう話をしている。あとでいぶかしく思ったが結局、本店と官邸の間でそういう撤退騒ぎが起こっているが現場では一言も絶対そういうことは言っていない。これは間違っていない。

--自らの命を亡くす覚悟はあったか?

 ◆覚悟というほどの覚悟があったかはよくわからないが、結局、我々が離れてしまって注水ができなくなってしまうということは、もっとひどく放射能漏れになる。そうすると5、6号機はプラントはなんとか安定しているが、人もいなくなると結局あそこもメルト(ダウン)するというか、燃料が溶けることになる。そのまま放っておくと、もっと放射能も出る。福島第2原発も一生懸命、プラントを安定化させたが、あそこにも人が近づけなくなるかもしれない。そうなると非常に大惨事になる。…
そこまで考えれば、当然のことながら逃げられない。そんな中で大変な放射能、放射線がある中で、現場に何回も行ってくれた同僚たちがいるが、私が何をしたというよりも彼らが一生懸命やってくれて、私はただ見てただけの話だ。私は何もしていない。実際ああやって現場に行ってくれた同僚一人一人は、本当にありがたい。私自身が免震重要棟にずっと座っているのが仕事で、現場に行けていない。いろいろな指示の中で本当にあとから現場に話を聞くと大変だったなと思うが、(部下は)そこに飛び込んでいってくれた。本当に飛び込んでいってくれた連中がたくさんいる。私が昔から読んでいる法華経の中に地面から菩薩(ぼさつ)がわいてくるというところがあるが、そんなイメージがすさまじい地獄のような状態で感じた。現場に行って、(免震重要棟に)上がってきてヘロヘロになって寝ていない、食事も十分ではない、体力的に限界という中で、現場に行って上がってまた現場に行こうとしている連中がたくさんいた。それを見た時にこの人たちのために何かできることを私はしなければならないと思った。そういう人たちがいたから、(第1原発の収束について)このレベルまでもっていけたと私は思っている。

--吉田さんは所員の精神の支柱だった。

 ◆私は何もしていない。私のとりえは福島第1原発に4回、赴任したことだ。第1原発のメンバーの名前もほとんどわかっているし、協力企業さんも結構つきあいがあり、名前で呼べるんですね。「○○さん、○○くん、大丈夫か」とか。それだけだ。それで声をかけただけだ。私は。何もできていない。みんなやってくれたということだ。いまだにそう思っている。

--事細かなコミュニケーションをとったということか?

 ◆そうだ。やはり知らない間じゃないということだ。昔から一緒に仕事をした仲間だ。そういう仲間が大変な現場に行って帰ってき、出て行くというのを見ているので、頭を下げるしかない。

--3号機が爆発した段階では死ぬかと思ったか?

 ◆今回一番インパクトがあったのは1号機もそうだが、3号機の爆発というのがあった。これは今まで経験した中で非常に、あとから考えれば水素爆発だったが、その時点では何が起こったかわからないという状態なので、これから、もう破滅的に何か起こってるんじゃないかと思った。爆発について。一つは自分が死ぬということ、メンバーも含めて、免震重要棟の人間は死んでたっておかしくない状態だった。

まるでサウナ!熱中症でダウンする作業員が続出する現実を告発する

2012-08-20 11:00:00 | 原子力関係
まるでサウナ!熱中症でダウンする作業員が続出する現実を告発する 体感温度50℃!フクシマ原発「地獄の作業現場」より転載
2012年08月10日(金) フライデー
経済の死角

気温30℃を超えると、作業員の顔からは汗が噴き出し、マスクはすぐに曇ってしまう。建屋内では通常の防護服に加え、重さ13㎏の空気ボンベを背負って働くことも
 連日続く猛暑。福島第一原発の作業員たちも、この酷暑の中で過酷な作業を強いられている。東京電力の下請け企業で働く40代のA氏が、悲惨な状況を明かす。


作業を終え、休憩所で着替えをする作業員たち。汗でびしょ濡れになり、彼らの多くが休憩のたびに下着も交換している
「強烈な日差しと、30℃を超える暑さの中、作業員は全面マスクに完全防護服という姿で働かなくてはなりません。

 通気性はほとんどなく、服の内部はサウナのような凄まじい状態で、体感温度は50℃を超えます。15分も動いていたら、体中汗だくです。意識は朦朧とし、マスクのシールドは熱気で曇り、視界はどんどん狭まります。

新鮮な空気や冷たい飲み物が欲しくてたまらず、気が狂いそうになることもあるんです。まさに地獄ですよ」

 A氏の証言は、決して誇張されたものではない。

 7月29日には3号機の瓦礫の撤去をしていた二人の作業員が、熱中症の症状を訴え救急搬送された。6月からの2ヵ月間で10人もの作業員が熱中症や脱水症で倒れているのだ(7月31日現在)。

だがA氏は「実際に暑さでダウンする作業員は、その何十倍もいる」と語る。
「確かに、午後2時から5時までの最も暑い時間帯には作業が制限されたり、休憩所にエアコンが完備されるなど、昨年より状況は良くはなりました。ただ大事になるのを恐れて、熱中症になっても医務室に行かない作業員は大勢います。

 別の下請け会社の知り合いも先日、作業中に激しい頭痛と吐き気に襲われながら、休憩所でしばらく休んだだけで医務室には行かなかったそうです。理由を聞くと、彼は悔しそうにこう答えました。

『社長から、具合が悪くなっても医務室に行くなと言われてるんだよ。作業中に体調を崩した人間がいると、その会社は元請けに、社員の体調管理怠慢のお詫びと、今後の対策を講じた書類を提出しなければならないからな。熱中症になっても、会社へ迷惑をかけるなということさ。下請け作業員の多くは、よっぽどのことがなければ医務室には行かないんだ』と」


一日の作業を終え手袋を絞ると、大量の汗が流れ出てくる。作業員は現場に行く前に、塩アメの摂取が勧められている
 心配なのは、作業員の健康だけではない。猛暑のため、作業が遅々として進まず進行に支障を来しているのだ。

「炎天下では1回の作業が30分以内と決められているため、予定が大幅に遅れているんです。

 また多くの作業員が暑さで疲弊し、効率も下がっている。私の上司は『スケジュールを守るために、特例で作業時間を延長することも考えなければ』と真面目な顔で言っていましたが、とんでもありません。

 中には『休日も出てもらえるとありがたい』と上司からお願いされた同僚もいますが、奴隷のように都合良く使われることに、作業員の間では不満がたまっています」
 東電は、こうした過酷な作業現場をどのように認識しているのだろうか。

「通気性を上げた防護服の下に、保冷剤を入れたクールベストの着用をお願いするなど対策を進めています。現場の意見を汲みつつ今後も対応します」(広報部)

 気象庁によると、今年は10月上旬まで厳しい暑さが続くという。

 それまで完全防護服姿の作業員たちは、猛暑に襲われながら仕事を続けることになるのだ。

「フライデー」2012年8月17日号より

「2015年までに震災恐慌に陥る」 森永卓郎氏の描く日本経済恐怖のシナリオ

2012-08-20 10:00:00 | 原子力関係
「2015年までに震災恐慌に陥る」 森永卓郎氏の描く日本経済恐怖のシナリオより転載
週刊朝日 8月10日(金)7時9分配信
 今年6月、消費増税関連8法案が衆院で可決した。出口の見えない日本経済に起死回生の「特効薬」はあるのか? 経済アナリストの森永卓郎氏は「このままいけば2015年までに、間違いなく日本は震災恐慌に陥る」と指摘し、そのシナリオを次のように話す。

*  *  *
 日本国内でデフレが続き、日本の輸出業の市場だった中国の経済成長も落ちている状況で、野田政権は増税政策に踏み込もうとしています。このままいけば消費税率が10%に引き上げられる2015年までに、間違いなく日本は震災恐慌に陥ります。

 というのもこの時期までに、さまざまな増税策がのしかかってくるからです。

 まず、6月には15歳以下の子どもがいる家庭の住民税を減額してきた「年少扶養控除」が廃止されました。さらに、来年1月からは震災復興のための復興増税が始まります。財源を確保するために25年間にわたり所得税が2.1%、14年6月から10年間にわたり地方税である個人住民税が上乗せされます。サラリーマンが加入する厚生年金の保険料は毎年上がっていますし、電気科金の値上げも待ち構えている。すべて加算されれば、年収500万円の標準世帯で年間28万円持っていかれる計算になります。どこの家庭でもこれは想像を絶する痛みとなり、今まで以上の極端な格差社会に陥ります。

 デフレから脱却できず、経済成長もなければ、われわれを待ち受けるのは昭和恐慌を彷彿させるレベルでの大恐慌です。大学は卒業したものの失業者であふれ、ローンを払えず家を手放す人であふれかえる結果となるでしょう。

※週刊朝日 2012年8月17・24日号

「やっぱりやるなら中学生だな」 九電社員、ツイッター「買春告白」で逮捕

2012-08-20 09:00:00 | 学習
「やっぱりやるなら中学生だな」 九電社員、ツイッター「買春告白」で逮捕より転載
2012/8/ 7 18:37 J-castニュース

ツイッターやミクシィによる「犯行告白」が相次ぐなか、今度は中学生とのわいせつ行為をツイッターで自慢していた男が逮捕された。過去の書き込みから勤務先が特定され、会社に通報があったのが逮捕のきっかけだった。
児童買春・ポルノ防止法違反(買春)の容疑で逮捕されたのは九州電力社員の男(34)。福岡県警中央署が2012年8月6日発表した。男は、11年12月23日午前、大阪市大東市内のホテルで、18歳未満だと知りながら、当時中学3年生だった女子生徒(当時14)に5万円を支払ってわいせつな行為をした疑いが持たれている。男は容疑を認めているという。
中学生と「あるサイトで仲良くなってカラオケに行くことに」
事件が発覚したきっかけは、ツイッターの書き込みだ。1月21日未明の書き込みには、
「明日中学生に会ってイチャイチャイチャイチャイチャイチャします」
と中学生との交際をほのめかす内容があった。読者から
「おいどういうことだ説明」
と突っ込まれると、
「あるサイトで仲良くなってカラオケに行くことに」
などと説明。さらに、
「これから中学生とイチャイチャ 」
「幼女大好物」
と書き込んだ。翌1月22日には、書き込みは
「今週末も中学生とイチャイチャ」
「やらしいことたくさんして、やらしい体にしてあげるのさ」
とエスカレートし、1月28日には
「あ~来週も中学生とやれるかもしれん。超楽しみ~」
「いや~やっぱりやるなら中学生だな」
とも書き込んでおり、何度も繰り返して行為に及んでいた可能性がある。
天神から「ちょっと下に下れば我が職場」
買春をほのめかす書き込みをしたツイッター利用者の素性は、過去の書き込みから特定された。例えば、計画停電を嘆くツイッター利用者に対して11年3月27日、
「電力会社の人間として謝ります」
と、電力会社に勤務していることを明かしているし、12月15日には「天神」(福岡市中央区)という地名に対して、
「ちょっと下に下れば我が職場」
と書かれている。天神エリアから500メートル~1キロ程度南に九電本社があることは福岡市民にとっては「常識」。このことから、このツイッター利用者が九電に勤務していることが特定された。九電の説明によると、12年1月末、書き込みの内容について外部から通報があったという。この問題をめぐっては、ウェブサイト「探偵ファイル」が、ツイッターの書き込みについて九電に連絡したことをサイト上で明らかにしている。
書き込みの内容から、この人物の生年月日まで特定されるなどしたこともあって、書き込んだ人が九電社員だったことが判明。九電では社員から事情を聴くとともに、書き込みの内容が事実であれば法に触れる可能性もあるとして、2月初旬に警察に相談した。
九州電力福岡支社の広報担当者は
「当社社員が逮捕されたことは誠に遺憾。関係者にご迷惑をおかけしたことを深くお詫びしたい。今回の事件を重く受け止め、私的な時間でも倫理観ある行動を社員に指導、徹底していきたい」
とコメントしている。