「福島県民の意見を聞く会」より転載
私は不安を抱えたままの大地、
原子力発電所北西60kmの福島市に住んでいるAnazawaといいます。
エネルギー政策について原発ゼロを主張しています。
避難している方に話を聴く機会が何度かありました。
年配の女性は
「4世代で暮らしていたけれど、今は別々の避難所に暮らしているんだよ。
戦争の時は横須賀の海軍工兵の事務員だった。
戦争に負けると随分前から分かっていたんだよ。
あの時と同じだ、国や東電は情報を隠している」と。
もう一人の女性は、
「戦後大陸からやっとも思いで引き上げてきました。
今度は原発で避難しました。
また棄民にされた思いだ。
もう力が抜けて出かけられない。
国も東電も1000年に一度の震災を口実にするな!」という怒りの声でした。
県外に避難した方は、
「まだ一度も家に帰宅していない。
着るものは全て避難所で頂いたもの。
避難していると報道を通してしか福島の事が分からない。
国民に福島の情報を報道で知らせて欲しい」という切実な声でした。
1年5カ月経った今、
避難している人たちの現状はよくなったと思いますか?
慣れない土地で、交通事故で命を落とした人、
振り込め詐欺に狙われそうになった人、
病気を悪化させた人と、深刻さを増しています。
避難している16万人の思いを受け止めずに、
原発を廃炉にするための努力を惜しんで、
豊かな森や豊かな海を元通りに戻さないで、
放射性物質をそのままにしたまま、
国は大飯原発を再稼動してしまいました、
毎日毎日、原発事故で苦しんでいる国民が最優先なのではないですか?
原発の北西60kmの我が家の庭の芝生の放射線量は
1.56マイクロシーベルトと高くて、毎日が不安です。
福島市の中では3番目に高い放射線の土地ですが、
1番2番と高い順に除染しているため、我が町内は来年になるそうです。
除染は思ったほど放射線量は落ちず、なかなか進みません。
近くの公園だけは除染が済みましたが、問題点もありました。
公園の除染は除染した土を埋めるために掘った穴から水がしみ出ていて、
ポンプでくみ出して、長い時間かかっていました。
そこにシートでくるんで埋めていました。
放射能が地下水に溶けださないか心配です。
放射性物質は目に見えないやっかいな危険物だと、つくづく思います。
私の隣の家は放射能の値が私のところよりも高いので、
お孫さん達を県外に避難させました。
そして庭の木を根本から切って除染しました。
避難できない家庭では、運動をさせたいとき、放射線の低い場所に連れて行って遊ばせています。
先日、豊かな森で囲まれた、会津の喜多方市で開かれた
自然エネルギーについて話し合う会に参加しました。
農業用水を使っての小水力発電や、
猪苗代湖から水道の水を引いているので、その水圧を利用する発電をしたい。など、
若者が発案をして、専門家がそれに助言をしていましたが、
水利権の問題、
水道と電気との二つの権利を取得するには
自治体の承認がないと権利は受け付けないといったことなど、解決に戸惑っていました。
その間に大手の銀行や企業が、自然エネルギーの買い取り制度を使って儲けてしまわないか、
福島県は遅れをとってしまうのではないか心配です。
地元の人達が自然エネルギーで電気が作りやすいように、政策を進めていっていただきたいと思います。
私は不安を抱えたままの大地、
原子力発電所北西60kmの福島市に住んでいるAnazawaといいます。
エネルギー政策について原発ゼロを主張しています。
避難している方に話を聴く機会が何度かありました。
年配の女性は
「4世代で暮らしていたけれど、今は別々の避難所に暮らしているんだよ。
戦争の時は横須賀の海軍工兵の事務員だった。
戦争に負けると随分前から分かっていたんだよ。
あの時と同じだ、国や東電は情報を隠している」と。
もう一人の女性は、
「戦後大陸からやっとも思いで引き上げてきました。
今度は原発で避難しました。
また棄民にされた思いだ。
もう力が抜けて出かけられない。
国も東電も1000年に一度の震災を口実にするな!」という怒りの声でした。
県外に避難した方は、
「まだ一度も家に帰宅していない。
着るものは全て避難所で頂いたもの。
避難していると報道を通してしか福島の事が分からない。
国民に福島の情報を報道で知らせて欲しい」という切実な声でした。
1年5カ月経った今、
避難している人たちの現状はよくなったと思いますか?
慣れない土地で、交通事故で命を落とした人、
振り込め詐欺に狙われそうになった人、
病気を悪化させた人と、深刻さを増しています。
避難している16万人の思いを受け止めずに、
原発を廃炉にするための努力を惜しんで、
豊かな森や豊かな海を元通りに戻さないで、
放射性物質をそのままにしたまま、
国は大飯原発を再稼動してしまいました、
毎日毎日、原発事故で苦しんでいる国民が最優先なのではないですか?
原発の北西60kmの我が家の庭の芝生の放射線量は
1.56マイクロシーベルトと高くて、毎日が不安です。
福島市の中では3番目に高い放射線の土地ですが、
1番2番と高い順に除染しているため、我が町内は来年になるそうです。
除染は思ったほど放射線量は落ちず、なかなか進みません。
近くの公園だけは除染が済みましたが、問題点もありました。
公園の除染は除染した土を埋めるために掘った穴から水がしみ出ていて、
ポンプでくみ出して、長い時間かかっていました。
そこにシートでくるんで埋めていました。
放射能が地下水に溶けださないか心配です。
放射性物質は目に見えないやっかいな危険物だと、つくづく思います。
私の隣の家は放射能の値が私のところよりも高いので、
お孫さん達を県外に避難させました。
そして庭の木を根本から切って除染しました。
避難できない家庭では、運動をさせたいとき、放射線の低い場所に連れて行って遊ばせています。
先日、豊かな森で囲まれた、会津の喜多方市で開かれた
自然エネルギーについて話し合う会に参加しました。
農業用水を使っての小水力発電や、
猪苗代湖から水道の水を引いているので、その水圧を利用する発電をしたい。など、
若者が発案をして、専門家がそれに助言をしていましたが、
水利権の問題、
水道と電気との二つの権利を取得するには
自治体の承認がないと権利は受け付けないといったことなど、解決に戸惑っていました。
その間に大手の銀行や企業が、自然エネルギーの買い取り制度を使って儲けてしまわないか、
福島県は遅れをとってしまうのではないか心配です。
地元の人達が自然エネルギーで電気が作りやすいように、政策を進めていっていただきたいと思います。