大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

敦賀1号機、燃料集合体金属カバーにひび・変色

2012-08-26 12:00:00 | 原子力関係
敦賀1号機、燃料集合体金属カバーにひび・変色より転載

 日本原子力発電は17日、運転停止中の敦賀原子力発電所1号機(福井県敦賀市)の燃料集合体を覆う金属カバー9本にひび割れや変色があったと発表した。


 いずれも軽微で周辺環境に影響はないとしている。

 カバーは使用済み核燃料プールの中にあり、ひびなどは溶接部で見つかった。

 東北電力女川原発で金属カバーに欠損が見つかった問題を受け、経済産業省原子力安全・保安院が原電などに調査を指示していた。

(2012年8月17日23時39分 読売新聞)

閑想閑話:東京電力福島第1原発事故の除染で取り除かれた土壌を保管する… /島根

2012-08-26 11:58:00 | 原子力関係
閑想閑話:東京電力福島第1原発事故の除染で取り除かれた土壌を保管する… /島根
毎日新聞 2012年08月21日 地方版

 東京電力福島第1原発事故の除染で取り除かれた土壌を保管する中間貯蔵施設の候補地が19日、同原発が立地する福島県双葉郡内の町村に示された。国は同郡内にある大熊、双葉、楢葉の3町内に計12カ所を作りたい考えのようだ▲今回示された候補地の中には今年3月、事故の警戒区域内を取材した際に、私が目にした地域も含まれている。区域内の国道6号を北上すると、周囲に広がるのは島根県内でもよく見かけるようなのどかな田園風景。だが、同原発がある大熊、双葉両町境付近では放射線測定器の値が急激に上がった▲福島で徐々に進む事故の後処理のニュースを見るにつけ考えるのは、「島根原発で重大事故があったら、地域はどうなるのか」ということだ。住む者にとっては、ただその場から逃げれば終わりではない。福島で進む動きを自らのこととして考えたい。【曽根田和久】

福島100年構想委:本格始動 来月、福島で初のシンポ 県立医大副学長らが放射線影響の講演 /福島

2012-08-26 11:53:51 | 原子力関係
山下俊一副学長の話は嘘デタラメです!



福島100年構想委:本格始動 来月、福島で初のシンポ 県立医大副学長らが放射線影響の講演 /福島
毎日新聞 2012年08月22日 地方版

 NPO法人「福島100年構想委員会」(代表理事・奥山修司福島大教授ら、構想委)が初めてのシンポジウムを来月開催し、本格的に活動を開始する。構想委には福島の地元企業や学識経験者らが会員として参加、県などの復興への取り組みをチェックし側面支援することを目指す。

 構想委は、(1)100年後の福島の未来図策定(2)除染活動の監視と勧告(3)100年後の福島に貢献する国際的人材の養成--を目標に掲げ1月に発足。これまでは寄付集めなど態勢づくりに取り組んでいたが、9月9日に福島大(福島市金谷川)で第1回シンポジウムを開くことになった。

 「今、“フクシマ”が知るべきこと~福島の環境リスクと健康を考える」と題し、放射線の健康影響を取り上げる。産業技術総合研究所フェローの中西準子さんが放射線のリスク、県立医大の山下俊一副学長が健康管理について講演する。「福島県民の健康と心の被ばくを考える」をテーマにしたパネルディスカッションも行う。

 奥山代表理事は「廃炉に50年かかるなど原発事故からの復興には長い時間がかかることを見すえて、シンポジウムで話し合いを重ね構想を提案していきたい」と抱負を述べた。

水上勉さんと原発 依存深める故郷と、電気浪費の都市に「喝

2012-08-26 11:50:06 | 日記
特集ワイド:福井・おおい町出身の小説家、水上勉さんと原発 依存深める故郷と、電気浪費の都市に「喝」
毎日新聞 2012年08月20日 東京夕刊より転載


水上勉さんの生家跡。「生家は、村でも乞食谷と人がよんだ谷の上にあった。埋蔵地に近く、家のうらにすぐ谷が暗い口をあけていて、奥は昼でも暗かった」と書き残している=福井県おおい町岡田で、戸田撮影
拡大写真
 後に水上さんが命名の意図を明らかにしている。「町で掘り起こすべきは、故郷の先達のこういう精神であって、大量のエネルギーの浪費をささえる原発などの場にすべきではない」。この前後から、水上さんは原発への懐疑を文章に表し始める。87年には、原発ができた出身地の荒廃に直面する中年女性を描いた小説「故郷」を地方紙に連載する。

 水谷内さんは回想する。当時の都市での講演で、水上さんが発する決まり文句があった。

 「こんなに明るい場所で、私は皆さんに話ができます。この電気はどこから来ているのか。私の故郷からです」

 故郷の人々に著述で反省を促す一方、都市住民には原発立地地域の犠牲の上に電気があることを訴えた。「問題解決には相互理解が欠かせないと考えたから」(水谷内さん)だった。

 しかし、地元は原発依存を深め、都市は電力の供給増を求めるばかりだった。最晩年、水上さんの筆は仮借のない批判へと進む。「若狭は死の原発の都なのである」と地元をやり込め、電気を浪費し続ける都市には「傲(おご)っている光景だ。明るさとはうらはらの業に走った人間の六道(行いの善悪によって別れ住む六つの迷界)の闇路が今始まった」(いずれも03年刊「植木鉢の土」)と痛烈な言葉を浴びせた。

 福島事故後も、原発立地地域と都市が手を携えて問題解決に向かう様子はない。故郷への思いから熟考し、水上さんが発した喝には、今も大きな意味がある。

ルポ・福島:川内の元畜産農家・草野さん夫妻 薬殺した牛、忘れられず 1頭ずつ思い出し涙 /福島

2012-08-26 11:41:42 | 原子力関係
ルポ・福島:川内の元畜産農家・草野さん夫妻 薬殺した牛、忘れられず 1頭ずつ思い出し涙 /福島
毎日新聞 2012年08月23日 地方版

 ◇山で草刈りのバイト「気が紛れる」
 福島第1原発事故に伴う住民避難のため、放置された畜産牛約150頭を殺処分にした川内村。事実上、廃業した畜産農家は7割を超え、震災から1年半近くが過ぎて罪の意識にさいなまれる人も。1月の「帰村宣言」とは裏腹に、家畜を失った人々は帰郷すら見通せない。生きるため、山に分け入って下草刈りのアルバイトを続ける元畜産農家夫妻の「思い」に迫った。【栗田慎一】

 8月上旬。広野町のたぬき森国有林内の山道沿いは、地震の影響で小規模の崖崩れがあちこちで起きていた。車を降りて足元の悪い山道を歩くこと30分。斜度40度はあるV字峡谷に、電動草刈り機の音が響いていた。

 「滑り落ちんなよ」。及び腰で恐る恐る斜面を登る記者に、草野貴光(よしみつ)さん(60)と美恵子さん(57)が笑顔で叫んだ。2人とも顔中玉の汗が光っている。草野さん夫妻の自宅と牛舎は、川内村東部の旧警戒区域(半径20キロ圏)にある。今は郡山市内の借り上げアパートで2人暮らし。毎朝6時に家を出て、車で2時間かけて広野に来る。3年前に植えられたスギの苗木の成長を阻害する雑草を刈り取る仕事は、地元森林組合が募集したアルバイトだ。

 「この年だから、若い人が嫌う3K仕事しかないべさ」。美恵子さんは、使い慣れない電動草刈り機を地面に置いてつぶやいた。「家でじっとしてると、あれこれ考えてしまってねえ……」

 一人になると、ふっと頭をよぎるのは、1月までに薬殺した牛たちの、死を前にした悲しげな表情だという。「みちこ、たかこ、グリンパット……」。美恵子さんはこの半年余り、一頭一頭の名を思い出すたびに嗚咽(おえつ)した。行政登録のため、和牛はひらがな、乳牛は横文字で名付けるのが決まり。「酪農家にとっては我が子同然のいとしさを伴った呼称」だった。

 川内村は昨年8月、村民避難で放置された牛を「離れ牛」と呼び、薬殺処分を始めた。家屋などへの被害や牛そのものが汚染源となる現状に対処する「苦渋の選択」(農村振興課)だった。



双葉町 旧騎西高の食事有料化 避難者「一方的」と憤り

2012-08-26 11:36:23 | 原子力関係
怒りの対象は野田と東電に向かうべき!



双葉町 旧騎西高の食事有料化 避難者「一方的」と憤り

2012年8月24日


旧騎西高校で、配布された弁当を食べる双葉町民たち=今年7月、加須市で

 東京電力福島第一原発事故で福島県双葉町が役場機能ごと避難している加須市の旧騎西高校で、町民に無料で提供されてきた食事が九月から有料になる。町が、仮設住宅などで自ら食事代などを賄う町民との「バランス」に配慮して決めたが、同校で暮らす町民の反発は強い。 (石井宏昌、増田紗苗、杉本慶一)
 「家族が多く、有料になれば弁当代だけで月二十万円を超える。どうやって暮らしていくのか」「高校内には、仮設住宅などに移れない病弱な人やお年寄りが多い。なぜ国の救済を断るのか」
 旧騎西高校で暮らす町民約二百十人の中には高齢者や病気を抱える人が多く、有料化への反対は根強い。
 一方、仮設住宅などで生活する町民からは「旧騎西高校の町民だけ無料なのは不公平」との声も。昨年六月まで同校に避難し、現在は福島県内の借り上げアパートで暮らす町民の男性(58)は「妻が最近仕事を始めたが、自分は仕事が見つからない。生活は大変だが、私たちに食事代は支給されない」と有料化に賛成する。
 旧騎西高校は災害救助法に基づいて設置された避難所で、一日三回の弁当代や光熱費は国費で賄われてきた。町は九月以降、現在の弁当納入業者に販売を依頼。希望者の自己負担額は、三食で計千百円になる予定だ。
 町関係者によると、町は七月、旧騎西高校の町民に初めて有料化の方針を示した。だが町民たちの反対は強く、約一週間後の話し合いも平行線をたどっていた。町は「仮設などの町民の多くは苦しいながらも自立し、食費や光熱費を賄っている」と理解を求めるが、高校に残る高齢の女性は「町は一方的に決めた」と憤る。
 旧騎西高校は、東日本大震災と原発事故関連で残る最後の避難所。今回の食事の有料化問題をきっかけに、一年半の長期にわたる避難所生活の弊害を指摘する声も出ている。
 昨年に旧騎西高校に一時避難し、現在は福島県郡山市で暮らす町民の男性(77)は「同じ被災者の町民同士が仲たがいするのは悲しい」と嘆き、「高校に残る人にはいろいろな事情がある。町が国や福島県などと協議し、高齢者らが入居できる施設や、周辺に家族向けの仮設住宅を整備できないか」と、自立支援の強化を求めた。
 福島大学の加藤真義教授(社会学)は「有料化を強行すれば旧騎西高校の町民にも感情的なしこりが残り、将来の町の再生を妨げる火種になりかねない。町などの行政には、高校に残らざるを得ない社会的弱者への支援をセットにした対応が必要だ」と話している。

東日本大震災:福島第1原発事故 県内住宅除染、実施済みは3403戸 7月末現在、計画の1割満たず 

2012-08-26 11:31:25 | 原子力関係
国も県もやる気なし!



東日本大震災:福島第1原発事故 県内住宅除染、実施済みは3403戸 7月末現在、計画の1割満たず /福島
毎日新聞 2012年08月24日 地方版

 県は23日の除染・廃棄物対策推進会議で県内自治体の住宅除染について、7月末時点で実施済みが14市町村の3403戸にとどまることを明らかにした。今年度計画する27市町村、9万3000戸以上の1割にも満たず、進ちょくは大幅に遅れている。発注済みも1万9084戸と計画の2割にとどまる。

 県除染対策課は「除去した土壌の仮置き場確保が難航し、自治体の発注に必要な作業設計ノウハウや施工管理の人員も不足している」と理由を説明する。

 自治体ごとのばらつきもある。先行しているのは旧緊急時避難準備区域の広野町の1256戸で、計画の約3分の2を終えた。福島市1108戸▽湯川村446戸▽川内村433戸--と続く。

 福島市は2万2714戸の計画で7474戸を発注。伊達市は1万4028戸の計画で2318戸を発注、39戸が完了した。

 郡山市は2万5000戸の計画に対し、発注は147戸、実施は1戸だけ。今月終えた約100戸の結果を検討した上で本格的な発注に入る。いわき市は線量の高い地区の50戸を発注し5戸で終えたが、今年度実施予定の原発30キロ圏内でも線量が低い地区があるため計画戸数は未確定。

東日本大震災:がれき受け入れ 市民有志の会が横手市長に公開質問状 /秋田

2012-08-26 11:28:41 | 原子力関係
単細胞横手市長は金に目がくらんだね!


東日本大震災:がれき受け入れ 市民有志の会が横手市長に公開質問状 /秋田
毎日新聞 2012年08月23日 地方版

 横手市や秋田市などの住民でつくる「放射能を拡散させない市民有志の会」(小川盛政世話人)は、五十嵐忠悦・横手市長に「市報に説明会の資料の一部しか載せていないが、それはなぜか」など5項目の公開質問状(21日付)を提出した。

 同会は、震災がれき受け入れの即時中止を文書(10日付)で申し入れ。横手市から15日付で回答を得たが、小川さんは「まともに答えていない。幅広く意見を聞く場を持ってほしい」としている。【佐藤正伸】

震災がれき 金沢市、受け入れ表明 試験搬入や住民説明会、最終可否判断へ /石川

2012-08-26 11:25:25 | 日記
こまるn


東日本大震災:震災がれき 金沢市、受け入れ表明 試験搬入や住民説明会、最終可否判断へ /石川
毎日新聞 2012年08月22日 地方版

 金沢市の山野之義市長は21日、東日本大震災で発生した岩手県の災害廃棄物(がれき)を受け入れる方針を表明した。同市は受け入れに向けて検討会を設置し、同県宮古市の2次仮置き場で採取したがれきの放射性セシウム濃度を測定するなど安全性を調査していた。今後、試験的な搬入や住民説明会を実施し、最終的な受け入れの可否を判断する。【宮本翔平】

 山野市長はこの日、金沢市議会全員協議会で方針を示し、理解を求めた。受け入れるのは、岩手県宮古市の2次仮置き場「藤原埠頭(ふとう)」にある漁具・漁網で、金沢市戸室新保の戸室新保埋立場に埋め立て処分する予定。受け入れ基準は、放射性セシウム濃度が1キロ当たり100ベクレル以下とし、安全対策として埋立場周辺の環境を常時監視する方針を説明。受け入れ量は試験搬入を踏まえて、岩手県と調整するとした。

 金沢市は環境省の調査に対して、埋立処分の受け入れ可能量を5万トンとしている。対して、岩手県によると、同埠頭には約2万7000トンの漁具・漁網がある。同県は「漁具・漁網は処分の見通しが立っていない状況」と説明する。金沢市は4月、がれき受け入れに関する検討会を設置し、安全性について独自で調査。検討会が今月6日に山野市長に提出した報告書では、同埠頭の漁具・漁網の放射性セシウム濃度は1キロ当たり8・6~12ベクレルで、「埋立場周辺の住民や作業員が受ける放射線量は、健康に対するリスクとして無視できるレベル」としている。

 山野市長は記者会見し、「金沢市にできる支援をしたい。慎重に調査した検討会が示す科学的な安全性をしっかりと市民に説明し、受け入れへの理解を得たい」と話した。9月上旬から、埋立場周辺の住民や、広く市民を対象にした説明会を開く予定。

東日本大震災:がれき「受け入れ調整に全力」 愛知中止、知事は方針変わらず /三重

2012-08-26 11:23:37 | 原子力関係


東日本大震災:がれき「受け入れ調整に全力」 愛知中止、知事は方針変わらず /三重
毎日新聞 2012年08月24日 地方版より転載

 東日本大震災で発生したがれきの広域処理問題で、愛知県は23日、環境省から「受け入れの必要はなくなった」との通告を受け、県内3カ所での不燃がれきの受け入れを中止したと発表した。これを受けて鈴木英敬知事は同日、「宮城県が(処理要請を)やめた結果として愛知県がこのように判断したと聞いている。宮城の努力の結果なので、いいのではないか」と愛知県の判断に理解を示す一方、「三重の方針は変わらない。(受け入れに向けて)自治体との調整を全力でやっていく」と述べた。

 県には今月7日、環境省から岩手県久慈市で発生した可燃ごみ2000トンを13年末まで受け入れるよう要請があった。県は、これまでに伊賀市の産業廃棄物処理業「三重中央開発」に焼却灰の受け入れ要請をしたほか、がれきの受け入れに向けて伊賀、名張市、多気町で住民説明会を開いている。地元住民の反発が強いことなどから、受け入れ先は未定のままだ。【大野友嘉子】

〔伊賀版〕

福島でコメ全袋検査…すべて不検出、関係者安心

2012-08-26 11:00:00 | 原子力関係
福島でコメ全袋検査…すべて不検出、関係者安心より転載

読売新聞 8月25日(土)13時3分配信



 福島県産すべてのコメの放射性物質を検査する全袋検査が25日、福島県二本松市で始まった。

 運送会社倉庫に設置された検査場では、同市の安斎孝行さん(58)が収穫した早場米の玄米14袋(1袋30キロ・グラム入り)が検査され、すべて不検出だった。初日はこれで終了。検査は週明けから本格化する。

 検査では、ベルトコンベヤーに乗せられた米袋が一つずつ検査機器に通され、1袋約10秒で規制値(1キロ・グラム当たり100ベクレル)を超えるかどうかが判定された。

 昨年、安斎さんが収穫した米からは1キロ・グラム当たり20ベクレル前後の放射性物質が検出された。今年は放射性物質を吸着させる鉱物ゼオライトを散布するなど対策を取った。検査前、「心臓がばくばくする」と汗を拭いながら不安そうに機器を見ていた安斎さんだったが、最初の不検出の結果を見て、検査に立ち会った佐藤雄平知事らと笑顔で握手した。安斎さんは「出たらどうしようかと思っていたが、ホッとしている。消費者に安全・安心なコメを届けられるという夢がかなった」と目を潤ませながら語った。

運転停止のベルギー原発 原子炉ひび8000カ所に

2012-08-26 11:00:00 | 原子力関係
運転停止のベルギー原発 原子炉ひび8000カ所により転載

2012年8月18日 夕刊 東京新聞


 【パリ=野村悦芳】ベルギー北部のドール原発で原子炉にひびとみられる異常が見つかり運転が停止されている問題で、オランダの同じ企業が製造した原子炉が欧米などに存在していることから、ベルギーの原子力規制当局は十六日、ブリュッセルで各国の当局者に状況を説明した。
 異常が見つかったのは、ドール原発に四つある原子炉のうち3号機で、六月に実施した超音波検査などで多数のひびの存在を示す結果が出た。人体や環境への影響はないとしている。
 欧州での報道によると、ベルギーの当局者は十六日、ひびは二センチ前後で、金属製の容器の八千カ所にわたって存在していると明らかにした。ひびが建設当初から存在していた恐れも指摘した。運転再開のめどは立っておらず、容器の交換や修理が難しいことから、このまま廃炉になる可能性もある。
 原子炉は一九七〇年代にオランダの企業が建設した。同じ企業の原子炉は、ベルギー以外に、米国やスイス、ドイツ、オランダ、アルゼンチンなどに二十基以上存在しており、今後、各国で検査を求める声が高まりそうだ。
 ベルギー政府は段階的に原子力発電を減らし、二〇二五年までに原発を全廃することを決めている。

淡水化装置で水漏れ 福島第1原発

2012-08-26 10:00:00 | 原子力関係
淡水化装置で水漏れ 福島第1原発より転載

 東京電力は17日、福島第1原発で汚染水の淡水化装置の配管から放射性物質を含む水約200リットルが漏れ、装置を手動で停止したと発表した。装置外部への流出はない。
 同日午前、巡回中の協力企業作業員が床面の水たまりを発見した。漏れが見つかったのは、淡水化装置に汚染水を送り込むための配管の継ぎ目で、漏れを防ぐためのステンレス製の部品の一部が欠けたことが原因だという。
 東電は部品を取り付けた際か、製造過程に問題があったとみて、原因を調べるとともに装置内部にある別の配管に同様の問題がないか点検を進める。
 (共同通信)
2012/08/17 21:46

世界の原発発電量4・3%減 11年、過去最大の減少割合

2012-08-26 09:00:00 | 原子力関係
世界の原発発電量4・3%減 11年、過去最大の減少割合より転載


 世界の原子力発電の発電量

 2011年の世界の原子力発電による発電量は2兆6487億キロワット時で、前年比4・3%の減少だったとの調査結果を英石油大手BPが17日までにまとめた。世界の原発の発電量は06年をピークに減少傾向だが、今回の減少割合は過去最大となった。

 東電福島原発の事故やそれを受けたドイツの脱原発政策により、先進国の発電量が前年比マイナス6・4%と大幅に減ったことが理由で、この傾向は当面続きそうだ。

 BPの統計は、世界のエネルギー需給に関する包括的で信頼性の高いものとして知られている。11年の日本の原発による発電量は1629億キロワット時で10年から44・3%減少。

2012/08/17 18:29 【共同通信】