福島民報
東京電力福島第一原発事故で全村避難した飯舘村の屋内ごみを処理する焼却減容化施設は7日、同村小宮行政区で試運転を開始する。原発事故に伴う避難区域で廃棄物の焼却減容化施設が稼働するのは初めて。
環境省が総工費39億円を掛けて村有地に建設した。村の民家などから排出される畳や家具など可燃性廃棄物を1日当たり5トン焼却する。4週間ほどは処理量を抑えて性能をチェックし、9月上旬から本格稼働に切り替え、2年間で約2千トンを処理する見込み。
焼却灰は一定期間、敷地内で仮置きする。放射性物質濃度がキロ当たり10万ベクレル超の場合、遮蔽(しゃへい)効果の高いコンクリートなどの箱に入れて保管し、中間貯蔵施設に搬入する。同10万ベクレル以下は専用の容器に入れて一時保管後、県内の管理型処分場に搬出する。いずれも施設が完成していないため、保管する期間は未定となっている。
6日には現地で火入れ式が行われた。井上信治環境副大臣と亀岡偉民内閣府・復興政務官(衆院本県1区)、菅野典雄村長らが出席し、焼却炉の点火スイッチを押した。
( 2014/08/07 10:13 カテゴリー:主要 )
東京電力福島第一原発事故で全村避難した飯舘村の屋内ごみを処理する焼却減容化施設は7日、同村小宮行政区で試運転を開始する。原発事故に伴う避難区域で廃棄物の焼却減容化施設が稼働するのは初めて。
環境省が総工費39億円を掛けて村有地に建設した。村の民家などから排出される畳や家具など可燃性廃棄物を1日当たり5トン焼却する。4週間ほどは処理量を抑えて性能をチェックし、9月上旬から本格稼働に切り替え、2年間で約2千トンを処理する見込み。
焼却灰は一定期間、敷地内で仮置きする。放射性物質濃度がキロ当たり10万ベクレル超の場合、遮蔽(しゃへい)効果の高いコンクリートなどの箱に入れて保管し、中間貯蔵施設に搬入する。同10万ベクレル以下は専用の容器に入れて一時保管後、県内の管理型処分場に搬出する。いずれも施設が完成していないため、保管する期間は未定となっている。
6日には現地で火入れ式が行われた。井上信治環境副大臣と亀岡偉民内閣府・復興政務官(衆院本県1区)、菅野典雄村長らが出席し、焼却炉の点火スイッチを押した。
( 2014/08/07 10:13 カテゴリー:主要 )