福島第1 地下水浄化試験に着手 河北新報
福島第1原発の汚染水対策として建屋周辺の井戸「サブドレン」から地下水をくみ上げ、最終的に海に放出する計画で、東京電力は20日、地下水の浄化試験を実施した。
試験的にくみ上げた約500トンを浄化装置に通した。東電によると、浄化装置はセシウム137の濃度を1万分の1、ストロンチウム90の濃度を1000分の1まで軽減でき、処理能力は1日約1200トン。浄化後、排出基準を満たした地下水を海に放出する方針。
東電は同日、いわき市で開かれた福島県漁連の県地域漁業復興協議会で、放出計画と浄化試験の開始を説明。試験結果は数日で判明する見通しで、週明けまでに県漁連側に伝える考えを示した。
東電福島復興本社の新妻常正副代表は協議会後、「試験結果や設備の健全性などをなるべく早く確認し、報告する」と話した。
県漁連の野崎哲会長は「浄化の効果に加え、システムの安定度や運用方法も重要になる。試験結果の説明を受けてから検討したい」と述べた。
2014年08月21日木曜日
福島第1原発の汚染水対策として建屋周辺の井戸「サブドレン」から地下水をくみ上げ、最終的に海に放出する計画で、東京電力は20日、地下水の浄化試験を実施した。
試験的にくみ上げた約500トンを浄化装置に通した。東電によると、浄化装置はセシウム137の濃度を1万分の1、ストロンチウム90の濃度を1000分の1まで軽減でき、処理能力は1日約1200トン。浄化後、排出基準を満たした地下水を海に放出する方針。
東電は同日、いわき市で開かれた福島県漁連の県地域漁業復興協議会で、放出計画と浄化試験の開始を説明。試験結果は数日で判明する見通しで、週明けまでに県漁連側に伝える考えを示した。
東電福島復興本社の新妻常正副代表は協議会後、「試験結果や設備の健全性などをなるべく早く確認し、報告する」と話した。
県漁連の野崎哲会長は「浄化の効果に加え、システムの安定度や運用方法も重要になる。試験結果の説明を受けてから検討したい」と述べた。
2014年08月21日木曜日