9.11について

2001年の9.11事件や、その他色々な感想、思い、などを書いていけたらなと、思っています。

9.11について <債務貨幣 借金貨幣システム>とは その47

2017年12月04日 | 日記
とあるスナックで

小林
コーさん、G・エドワード・グリフィン著 <マネーを生み出す怪物 連邦準備制度という壮大な詐欺システム>の本の P-241のところがやっぱりわかりずらいですね。でも重要なところだと思うんですが。

誰が金利を払うマネーを創出するのか?

このプロセスに付随する難問の一つは、「金利を払うマネーはどこから来るのか?」ということだ。銀行から9パーセントの利子で1万ドル借りると、1万900ドルを返さなければならない。だが、銀行が貸し出すためにつくったのは1万ドルだけだ。すると、あなたがーーーーほかのローンの借り手もーーーー債務を返済する方法はなさそうに思える。流通しているマネーだけでは、金利を含む債務全額には足りない。それなら、あなたは金利分の900ドルも借りなければならないのか。するとまた金利が増える。借りれば借りるほどますます借りなければならなくなり、不換紙幣のもとでの債務は限りなく増えていくことになる。

この考え方も一部は当たっている。金利を含む債務の返済に足りる金が創出されていないのはほんとうだ。だが、金利を返済する唯一の方法は借金だ、というのは事実ではない。この考え方が間違っているのは、労働の交換価値を考慮していないからだ。あなたが1万ドル借りて、毎月900ドルずつ、それに金利分として約80ドルずつ返済するとしよう。あなたはローンの返済がきついから、パートタイムで働こうと決める。銀行のほうは、あなたのローンで毎月80ドルが入ってくる。この80ドルは帳簿上は「金利」だから、ローンの元金のように債権と相殺されることはない。そこで、銀行が支出できるマネーとして残る。銀行はこの金で毎月一回ビルの床磨きをしようと決める。あなたは新聞広告に応募して、月80ドルで銀行の床磨きをする。こうしてあなたは金利を払う分のマネーを稼ぐが、働いて得るマネーは・・・・ここが重要なのだが・・・・あなたが金利として支払ったマネーなのだ。あなたが毎月、銀行で床磨きをしているあいだ、同じドルが金利として銀行に入り、賃金としてあなたに支払われ、それがまた金利として・・・・という回転運動が続く。

あなたが直接、銀行で働かなくてもいい。あなたがどんな方法でマネーを稼ごうとも、出てくるところは銀行で、最終的に銀行に吸い込まれていく。この回路はうんと大きいかもしれないし、小さいかもしれないが、
すべての金利は結局は人間の労働で支払われるという事実は不変だ。
この事実を考えると、金利を返済するに足るマネーが創出されていないという事実よりもさらに驚くべき真実につきあたる。

人々の労働を足し合わせたものは全部、不換紙幣を創出している人々の懐に入る。

これが、社会の大多数が金融貴族という支配階級のために年季奉公の召使として働く現代の奴隷制である。



コー
そうなんだ。ここがすごく重要なところだと思うな。この意見を肯定するか、否定するか。理解するかできないか。

この意見が正しい、世の中は<債務貨幣・借金貨幣システム>のもとではこのようになると肯定し理解した人は、<奴隷>だといえるかもしれない。この意見が正しく世の中はこのようになっているとして、そのことを理解できない人は、<家畜>または養蜂家に飼われている<蜜蜂>だといっていいと思う。

そして<債務貨幣・借金貨幣>システムのもとではすべての人が、この状態だと言っていいと思う。

おれもまだ完全には理解できていないが、でもどうやら、この意見は当たってると思うな。
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9.11について <債務貨幣 借金貨幣>システムとは その46 ママおおいに語る 2

2017年12月02日 | 日記
とあるスナックで

ママ
コーさん、銀行はお金を貸し出すときは、<無からお金を創る>のでしょ。借りに来た人の通帳にポンポンと数字を打ち込むだけなんでしょ。お金を預けた人の分を、回すんじゃないんでしょ。
でもなかなか信じられないわね。


コー
そうなんだ。だから 山口薫 著 <公共貨幣>の P-86 <4・2 信用創造のメカニズム>のところを何回も何回も読んだよ。

(4・2・1) 教科書が教える部分準備銀行制度

再度強調する。要求払預金は預金通貨ではないし、したがって法貨でもない。たんなる銀行の信用貸出にすぎない。こうした無からの信用創造を可能にするのが、部分準備銀行制度(Fractional Reserve Bannking System)とよばれる「無からお金(という機能)を生む」仕組である。・・・・・・・・・

(4・2・2) 銀行貸出が預金(信用)を創る
・・・・
P-88
・・・・。貸出金利を2%とすれば、この融資から銀行は毎年10万円の利子収入が経常収益として得られることになる。万一返済が滞れば、不動産等の融資担保を強制徴収できるので銀行にとっての貸出リスクはほとんどない。このようにして、無から500万円の当座預金を創造し、毎年企業から労せずして10万円の利子収入を受け取ることができるようになる。

これが「無からお金(という機能)を生む」信用創造のエッセンスである。・・・・


ママ
銀行はお金を貸し出すとき、それに利子をつけて、しかも返せなかったら担保を取り上げるわけでしょ。そのお金は、実は何もないところから創ってただ通帳に数字を打ち込んだだけのお金だってことは、やっぱり世間には言えないわね、とても。
とくにあの山田さんには。


コー
山田さんって、ここによく来るあの陽気な山田さん?


ママ
そうあの山田さんよ。あの人のお父さんは自殺したんでしょ。


コー
あーその話は俺も知っている。


ママ
いまから何年前になるかしら、たしか日経平均が3万円になった頃よ。小さな町工場を経営していて、銀行からお金を借りて株に投資をしていたんでしょ、銀行から借りてください借りてくださいとしつこく勧められたと言っていたわ。そして証券会社の人も日経平均はこれから5万円に向かって上がって行きますよ、と言われたと言っていたわ。あの頃はみんな土地だ、株だって夢中で投資をしていたんだわ。この店に来るお客さんも、この3日間で株が上がって、100万儲かったよ、なんて話ばっかりだったわ。


コー
でも株も、土地もある時を頂点に下がり始めたんだな。まさしくバブルが弾けたんだ。
株は下がる時もあるだろうと思ったけど、土地まで価格が下がるとは思わなっかたね。それからいろいろな企業が潰れていったわけだ。信用収縮が起きたんだろうな。銀行は不良債権を抱え、一般の企業に貸出を渋るようになったわけだ。そして貸し剥がしだ。


ママ
山田さんのお父さんも株で大損して、しかも取引先が潰れてしまって、とうとう銀行から借りたお金が返せなくなったのよ。何回も銀行に返済を待ってくれと頼みにいったと言っていたわ。でもとうとう担保としていた工場を渡さなければならなくなったのよ。
その晩よね、その小さな工場の作業場の真ん中で首をつって、死んじゃったのね。あの時は山田さん、泣いて泣いて体中の水分が全部出るくらい泣いたと言っていたわ、かれお父さんのことが好きだったからね、自分も学校卒業したら工場でお父さんと一緒に働くと言っていたから、なおさらだったわ。

その彼に、お父さんがあの時借りたお金は、銀行が無からつくったお金なのよ、とはとてもとても言えないわよ!。


コー
なるほど、そういうことだね。



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9.11について <債務貨幣 借金貨幣>システムとは その45 ママおおいに語る その1

2017年12月02日 | 日記
とあるスナックで

ママ
ねー、コーさん。そうすると私たちは生まれた時から、借金を背負い、死ぬまでその借金を返し続けているわけでしょ。


コー
そうなんだ、しかもその借金を全部返してしまうと、俺らは生きていけないんだ。経済活動がストップしてしまうんだ、世の中から<お金>がなくなってしまうからね。

この状態をなんと表現すればいいんだろうね。


ママ
そんな重要なことをなぜ学校で教えないの。


コー
だってこれほど大きな<課金システム>は歴史上ないし、利益を受け取る側は、絶対にこれを手放したくないからね。だから秘密にしておきたいんだよ。できればお金を払っている側の人間にはこのまま、判らせたくないんだよ。

なーに、<お金>を国が作れば簡単にこの制度は、終わるからね。

そこのところを、絶対に知られたくないんだよ。


ママ
なんかいやーな制度ね。

じゃ、生まれてきた赤ちゃんに、こんにちはわたしがママよ、ごめんねあなたにはもう返さなきゃならない借金があるのよ。わたしも頑張るから、あなたも頑張って働いて一緒に返済していきましょう。って言わなけならないの。


コー
ま、そういうことだな。税金として、そしてそれぞれの価格で払うということだと思うけどね。

なにしろ税金はこれから、ジワーといろいろなところで取られていくと思うよ。
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