横浜市青葉区に残された里山、「恩田の森」の四季の移ろいをご紹介するblogです。
恩田の森Now
梅雨晴れ間
5 June 2011
先週代掻きをしていたSさんの田んぼでは田植えが終わっていました。
例年より随分早く梅雨に入りましたが、今日は梅雨の晴れ間。薄曇りで光がまんべんなく回り、草花の写真を撮るのには申し分のない天気となりました。畑の端で群生するこれは虫取り撫子(むしとりなでしこ)。花のすぐ下の茎から粘液が出ています。名前からは食虫植物を連想しますがそうではなく、蜜だけを取り、受粉の役には立たない蟻が来るのを防ぐためのものだとか。ヨーロッパ原産で江戸時代に観賞用として入ってきたようですが、今ではほとんど雑草化しています。
すみよしの森からハミングの二重唱のようなエンジン音が聞こえてきます。Nさん親子が伸びてきて雑草を駆る草刈り機の音でした。
桑の実です。かつてこの辺りでも養蚕が行われていた名残りなのでしょう。森のところどころに古い桑の木が残っています。若い木の葉はカエデのように分裂しますが、恩田の森で見る桑の木の葉はどれもハート形あるいは楕円形です。実はジャムにすると美味しいようですが、黒く熟したものは生でも食べることが出来ます。
普通の紫陽花(あじさい)に先駆けて柏葉紫陽花が咲き始めました。これは八重咲きのものです。秋には葉が紅葉し年に二回楽しめる紫陽花です。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )