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2016年8月24日 夏の終わり

 確かに暑いのですが、蝉の声に虫の声が交じり、吹く風も心なしか優しい。八月も下旬になると暑さの中にも秋が近いことを感じるようになります。


 白山谷戸の田んぼ。稲穂が頭を垂れるようになりました。来週にはもう少し黄色味が増していることでしょう。


 このところ毎日のように日中の高温の後に激しい雨が降り、更に台風が雨を降らせたからなのか、栗の木の下で大きなキノコが生えていました。昨年落ちたイガと比べるとその大きさがお分かりいただけるでしょか。


 産卵の時期が近いからなのか、森の中の蜘蛛の巣がやけに多くなる夏の終わりです。産卵の前に栄養をつけてと云うことだとすると納得がいきます。


 秋明菊が咲き始めました。名前に「菊」の文字が付きますがキンポウゲ科ですので本来の菊とは別の種類です。ジャパニースアネモネの別名もありますが、中国原産で日本には江戸時代以前に入ってきたようです。


 これも秋の花、女郎花(おみなえし)です。秋の七草の一つで「萩の花尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」、と万葉の時代から歌にも詠まれる日本の秋を代表する花ですね。

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