横浜市青葉区に残された里山、「恩田の森」の四季の移ろいをご紹介するblogです。
恩田の森Now
2017年11月25日 冬隣
「晩秋」と書きかけて「冬隣(ふゆどなり)と書き直しました。
季節の変わり目にはいつも迷うのです。南関東の11月はまだ冬ではない。でも、霜が降りた跡を目にすればもう秋とも書き難い。そんな季節にぴったりの言葉が「冬隣」。日本語の語彙はホントに豊富。いつ冬が来てもおかしくない、そんな遅い秋の一日です。
残り柿と云うにはいささか残り過ぎでしょうか。いつ頃からなのか柿を食べることが少なくなりました。恩田の森でも日当たりの良いところでは蜜柑に取って代わられつつありますが、これからの季節、この残り柿が小鳥たちにとって貴重な食べ物となることは間違いありません。
道端でたわわに実った柚子。恩田の森では、生活に必要な柚子、黒文字、お茶などの樹木がごく普通に道端に植えられていたりします。
薬師堂の隣の民家の庭先で咲いていた白い山茶花。
恩田の森の紅葉。森の木々の多くはクヌギやコナラと云った落葉樹ですので恩田の森の秋は基本的には黄葉。探せば紅葉もないわけではありませんが、残念ながら山全体が紅く染まった写真をご覧いただくことはでませんので、「裏庭的写真」でお容赦を。
すっかり花が少なくなった森でしたが、なるせの森の入り口で畑と小径の間で菊の花が咲き乱れておりました。なんと云う名前が付けられているのか知る由もありませんが、辺りに清しい香りを漂わせておりました。
秋から冬へと向かう森。落葉の季節を迎えた木々ですが、実は既に次の春の用意がされてもいるのです。これは春真っ先に花を咲かせ木五倍子(きぶし)の花芽です。
こちらは逆光に輝く辛夷(こぶし)の花芽。緑は手前に残っている合歓の木の葉です。
なるせの森の都県境の尾根道から「娑婆」へと降りてくる小径。できることならいつまでも留まり見ていたいたおやかな道です。
帰り足に、奈良川で青鷺と小鷺を見つけました。これは小鷺。四羽程いた小鷺のうちの一羽です。
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