田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

烏瓜をみながら露縁でくつろぐ。 麻屋与志夫

2015-10-14 15:17:20 | ブログ
10月14日 水曜日

●露縁の日溜まりに座ってぼんやりと庭を見ている。
若い時はついぞこのようなことはしたことがなかった。

●今年は、カラス瓜が沢山なっている。
しだいに赤味をおびていく。
周りの木の葉が落ちると、
いままで陰になっていた赤い実が、
ふいに見えるようになったりする。
それがたのしい。
「おい、おい、いつまで、かくれんぼしている気だ」
そう声をかけたくなる。

●園芸好きのカミサンはこの赤い実があまり好きではない。
ふえすぎて、そのうち手がつけられなくなりますよ。すこし切ったら。それだけは妥協できない。

●ひとのこのみは、さまざまだ。

●秋で音がキレイに響く。
jazzの「枯葉」でも聴きたくなった。
この曲を聴いていたら、「ウルサイ」といわれたことがある。
jazzに興味のないひとには騒音なのだ。

●この歳になるから――。
いろいろひどいことをいわれるのには馴れている。

●そういえば、ある家の前を流れている小川の音がうるさい、
とコボシテいるオバサンがいたな。
夜もねむれないよ。
まだそんな歳ではないだろうに。
このあいだの豪雨でそのささやかな流れが氾濫した。
「こんな川なければいいのに」
とわめいているだろう。
家の前を川が流れていて、
川音がきけるなんて優雅なものだ、とおもうのですがね。

●空は青く澄んでいる。
空気も爽やかだ。
朝のうちは室温十五度。
いよいよ勉強にうちこめるいい季節になった。

●フルタイムで小説書きに精を出せる。
これも、ありがたい。
どこまでこの健康が続くか、頑張るぞ。
と、じぶんで、じぶんに気合いをかけて、
ドッコイショと立ち上がり、
露縁を離れた。




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著者麻屋与志夫
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上田秋成の日本吸血鬼物語の嚆矢(こうし)ともいわれている『青(あお)頭巾(ずきん)』も広く知られている。この物語も栃木が舞台だ。
―― その土地は、いま外来種ル―マニヤ吸血鬼の侵攻(しんこう)を受けている。
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龍之介のジイチャン翔太も愛する九(きゅう)尾(び)玉(たま)藻(も)と、命がけの抵抗をする。二組の恋人同士が最後にたどりついた境地(きょうち)。
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ジャンル文芸レーベル惑惑星文庫出版社名惑惑星