田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

人の世は無情迅速。読書をして長生きしょう。 麻屋与志夫

2017-01-03 11:47:50 | ブログ
1月3日 Tue. 晴れ
人の世は無情迅速。読書をして長生きしょう。

○盟友Kさんがブログでおもしろいことを書いていた。無断借用でごめんなさい。
「昭和39年の東京オリンピックのころの食事をとり、車などに出来るだけ乗らず、自転車に乗るか、自分の足で歩き、読書等、頭脳をつかう作業を、意識的にすることが大事かと思います。そういう暮らしのなかから、なにか意味あることを見つけ、良き日々をお過ごしください。」

○まったく、そのとおりだとおもう。Kさんとは同人誌で同じ釜の飯をくった間柄なので、なにかとサポートしてもらっている。わかいときから共有した時間が長いので、考え方が通底している。

○わたしは都落ちして、田舎住まい。自然に囲まれた生活のなかで、よく歩く。ほとんど毎日散歩はかかさない。「いまごろ、Kさんは運河沿いの道をサイクリングかな」などと考えながら、前日光高原の清澄な朝の空気のなかを歩きつづけている。

○頭をつかうほうは、いつになっても、思うように書けない小説と毎日とりくんでいる。お酒もほどほど。これで健康を害するようでは、それこそ天命なのだろう。長く生きるためにはたしかに読書もおすすめだ。

○田舎で高校までは過ごしたのだが、その同窓生はもう、ほとんど周りにいない。停年になったら、なにもすることがなくて、退屈だ。といっているうちに姿をみかけなくなる。訃報が届く。

○「文芸春秋」が三冊しか売れなかった月がある。伝説の街だ。皮肉ですよね。その街からS さんというB社の社長が出たのですから。

○もっとも隣町、宇都宮は斎藤竜太郎。B誌の編集局長が婿にきたところで、菊地寛経営の映画館があったりした。わたしの高校の時の英語の恩師が、池島信平氏の、東大出の甥っ子だったりした。

○Sさんはわたしが主宰していた同人誌「現代」の創刊に参加してくれた。わたしが25歳で胸膜炎で入院した上都賀病院までOさんと見舞に来てくれた。うれしかった。そのSさんも亡くなったと聞いた。無情迅速。

○いまはOさんとわたしだけが、この街にのこっている。

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