田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

蟹の横歩き、〈枯れ葉〉を聴きながら秋のものおもいにふける。  麻屋与志夫

2017-09-10 12:56:11 | ブログ
9月10日 Sun.

●カミサンがJazzをかけて聴いている。〈枯れ葉〉だ。
これはもうわが家では、恒例の行事となっている。秋を――、秋がきたことをいち早く感じたら枯れ葉をかける。今年はカミサンがさきだった。

●わたしはノド風を引いていて、からだが熱っぽい。〈ルルアタックIBエース〉を飲んだ。のどの痛みに効くとマツキヨですすめられた。なるほど、だいぶノドのイガラッポイ気分がらくになった。

●まだ熱つばんでいるあたまでぼんやりとものおもいにふける。〈蟹は横歩き〉と高校を卒業するときに、ともだちのノートにかいた。

●《他からは不自然に見えても、カニにとっては自然な歩き方であることから》他人が見ると不自由そうでも、自分には最も適していること。また、それぞれが自分の特色をもっていること。

●わたしのいまの生き方をみごとに予感していたようで、恐くなる。病気の両親の看病で、こころならずも、故郷にもどってきた。いまのように国民健康保険も、老人のための介護保険もなかった。60年もまえの話だ。

●カミサンと結婚してからでも54年。北関東にある小さな田舎町の片隅でただひたすら小説をかくことにのみ集中した生活を送ってきた。酒飲みに居酒屋に行く訳でもない。まったく外とのつきあいはない。ただ静かに――子どもたちは東京にいるので、二人だけの生活だ。それでいて楽しい。家の中にいて楽しむことを二人とも覚えた。あるいはカミサンがわたしに合わせてくれているのか? ともかく平穏な日々の生活だ。

●〈方舟の街〉死可沼吸血鬼譚。を三年かけてかきあげた。原稿用紙換算500枚くらいになった。いま流行りの侵略モノだ。ただし侵略者は宇宙人ではなく、吸血鬼だ。

●これからは〈宇都宮餃子戦争〉の校正だ。

●ともかくむ毎日小説をかいて、よくもあきずに精進しているものだと、自賛。

●ひとと隔絶した生活をしているので、ストレスがかからない。それで健康なのだろう。

●蟹の横ばい、蟹の横歩きは、これからもつづく。

  




  今日も遊びに来てくれてありがとうございます。
 お帰りに下のバナーを押してくださると…活力になります。
 皆さんの応援でがんばっています。


にほんブログ村