田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

フレイル。でも、心は意気軒高 麻屋与志夫

2021-02-03 09:44:55 | ブログ
2月3日 水曜日 
●立春。
「今日は卵を立てることができるのよ」
「どうして? 今日だけ卵を立てることができるの」
 理屈ポイ少年だった。
母の言葉を証明しょうと、なんどもなんども卵を立てることに挑戦した。
「やっぱり、立たないや」

●少年や六十年後の春のごとし 永田耕衣
その少年も、六十年どころではない。もはや米寿。

●「フレイル」、心身の脆弱性がでる年齢に達している。いくら気負ったところで健常者のようにはいかない。脳梗塞を二年続けて患っている。薬を何種類も飲んでいる。老人性膝関節症でアヒル歩き。もちろん痛みもある。辛うじて杖に頼らないで歩いているのだが、歩行速度はカメさん並みだ。

●「速く歩かないと運動にならないから」とカミさんから最後通達。サイドバイサイドで歩くことを拒否された。これからは一人寂しく、「佐武と市」の市ちゃんほどではないが、ガニ股で街を彷徨することになる。寂しいではないか。

●ようし。こうなったら「卒塔婆爺」を書きだすぞ。かつては、毎月三冊くらいの雑誌に小説を発表していたのに、いまや尾羽打ち枯らし、街をさまよう爺の哀れなすがたを描写してやる。

●体は弱くなっている。心はまだまだ若者にはまけない。歳よりの冷や水なのかな。

●フレイルなんか吹っ飛ばしてやる。ふれふれアサヤ。ふれふれGG。

●カミさんがびっくり。おどろき。仰天して、失神して、ひっくり返るような作品かいてやる。そうしたら、また、一緒に歩いてくれるかしら。
                                

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