田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

「美空ひばり」がよく鹿沼に遊びに来ていたのを知ってしますか? 麻屋与志夫

2021-02-04 10:39:12 | ブログ
2月4日 木曜日                                

●夏椿の枝にさげた鳥籠に「ひよどり」が来る。カミさんがVIVAで小鳥の餌を買ってきて入れて置いた。スズメもひわも食べなかった。ミカンとリンゴはよくたべる。いまでは小鳥がちょくちょくきて食べている。今朝はひよどりだ。

●ひわかと思っていたのがひよどりだとわかったのは、パソコンのおかげだ。図鑑には鳴き声まで添えてあった。するどい鳴き声。まちがいなくひよどりだ。

●ルナが離れからとんできた。キッチンの窓から鳥籠をのぞいている。

●庭木の小枝が風にゆれている。そしてその枝には新芽がついている。いますこしたてば、ふくらみだし、春が来る。

●ふいに――「ひよどり」という言葉の響きが回想を呼びよせる。
「ひよどり草紙」少年のわたしが、むさぼるように読んだ吉川英治の作品だ。戦時中のことで街の本屋さんには本がなかった。前にも書いたが上田町の中津君の親戚「小野口貸本屋」さんから借りてきて読んだ。なつかしい想い出だ。

●さらに……天神町の角に「石川写真館」があった。その前で幼かった美空ひばりに会っている。映画「ひよどり草紙」にも出演しているし、歌も歌っていたと記憶している。妹の友だちに酒井さんという子がいて、ひばりちゃんの従姉妹だった。あのとき立ち話をした、ひばりちゃんが後年、歌謡界の大物となるなんて思わなかった。

●酒井さんのお父さんは、鹿沼銀座の角にあった「菅又薬局」の番頭さんをしていた。濃い黄色の眼鏡をかけていた。

●昔のことなので、実名を出してしまい失礼します。ただ、鹿沼の昔を語ることのできる人はもうほとんど生きていないでしょう。

●後年、鹿沼のことを小説に書きたい人物が現れ(そう願っています)、その人のために参考になればと、いまのうちに遠い思い出を引き寄せて時々ここに時折、記録していきたいと思います。

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