田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

詩14 こころが波立たない 麻屋与志夫

2023-04-22 03:40:15 | 
詩14 こころが波立たない

こころが波立たない
いかりもかなしみも
ひからびたはっこつ

寒さも気にならない
ふるえるおののきも
しわのなかに潜んだ
暑さだっておなじだ

霜柱をふみに
野に立つと
幾千万の煌めく針
その美しさにも
こころが波立たない
煌めく針の尖端にも
おののかない
夏になっても
汗も出ないよ

どうしちまったんだ
どうなっているんだ
あわてるな
あわてるな

終末までには
まだ ある
時間はある



麻屋与志夫の小説は下記のカクヨムのサイトで読むことができます。どうぞご訪問ください。
ブログで未完の作品は、カクヨムサイトで完成しています。
カクヨムサイトはこちら
角川のbookwalkerーにも載っています。
 

  今日も遊びに来てくれてありがとうございます。
 お帰りに下のバナーを押してくださると…活力になります。
 皆さんの応援でがんばっています。









最新の画像もっと見る

コメントを投稿