10月9日 月曜日
祭りがおわった。
にぎやかなお囃子の音がきこえなくなった。
秋の雨が降りだした。
なごりおしそうに街のはずれで叩いていた遠い太鼓のひびきもとだえた。
秋の夜。
街のざわめきが空気のぬけた風船のようにしぼんでしまった。
昨夜は下痢。
昨年のいまごろも二月くらい下痢が続きなやまされた記憶が鮮明によみがえった。
注意していたのに。
なんとしたことだ。
眠られぬ夜をすごした。
朝。
雨は降りつづいていた。
青白い馬が、げんなりと首を垂れたような街に秋雨がふりそそいでいる。
読書の秋だ。
わたしは反省をこめて……。
むかし読んだフィリップ・ソレルスをはじめヌボーロマンの作家の本を。
五重塔のように積みあげた。
べつにぜんぶ目をとおすわけではない。
あれほど豊潤な熱意をもって読みぬいた本だ。
いまは、かわききった頭になった。
再挑戦して読もうと思っても頭に入らない。
なぜだ、なぜあれほど夢中で読めたのだ。
麻屋与志夫の小説は下記のカクヨムのサイトで読むことができます。どうぞご訪問ください。
ブログで未完の作品は、カクヨムサイトで完成しています。
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今日も遊びに来てくれてありがとうございます。
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皆さんの応援でがんばっています。
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秋の雨が降りだした。
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昨夜は下痢。
昨年のいまごろも二月くらい下痢が続きなやまされた記憶が鮮明によみがえった。
注意していたのに。
なんとしたことだ。
眠られぬ夜をすごした。
朝。
雨は降りつづいていた。
青白い馬が、げんなりと首を垂れたような街に秋雨がふりそそいでいる。
読書の秋だ。
わたしは反省をこめて……。
むかし読んだフィリップ・ソレルスをはじめヌボーロマンの作家の本を。
五重塔のように積みあげた。
べつにぜんぶ目をとおすわけではない。
あれほど豊潤な熱意をもって読みぬいた本だ。
いまは、かわききった頭になった。
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