田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

ベニマルの保冷例陳列棚がからっぽだぁ。 麻屋与志夫

2014-08-06 07:36:45 | ブログ
8月6日 水曜日

●昨夜、いつものように塾の授業を済ませてからベニマルにいった。
これもいつものように、大きなリックを背負っていた。
10キロのお米の袋がらくに二つは入れられるほど大きなリックだ。

●「昼の間は、暑いから、こうして夜にでかけてくるのもいいわね」
「でも、風もなく蒸し暑い夜だ」
「初めて街を二人で歩いてから、51年も経っているのね」

●9時を過ぎていた。
VIVAは閉店していた。
ベニマルの店内が異常だった。
客がまばらだ。
いつものこの時間には閉店間近の割引を目当ての客で、かなりの賑わいをみせているはずなのに。
890円の寿司が半値になっているともある。
それが今夜はなにも残っていない。

●寿司コーナーだけではない。
すべての保冷陳列棚の品物が空っぽだ。
棚卸でもしているのだろうか。
すべての棚になにも残っていない。
全品売り切れなんてことがあるわけがない。
客のすくない原因はこれだったのだ。

●「納豆がナイ。どうしょう」
毎日かかさず納豆を食べるカミサンがあわてている。
店員になにかきいている。
わたしは少し離れたところで、カミサンを眺めていた。
「電気系統の故障ですって。あまり暑かったからよ」

●調理室の大型冷蔵庫はブジだったので全商品、そこに格納したとのことだった。
スーパーの陳列棚になにも食料がない。
食べるモノが買えない。
わたしは慄然とした。
いつでも食べものがきらびやかに陳列台に並び、安易に手にはいることになれすぎている現代。

●終戦記念日が近いせいか、食糧不足物のあの飢えた、恐怖の時代を思い出した。

●カミサンの納豆はセブンイレブンにあった。
「明日も納豆が食べられるは」
わたしとほぼ同じ世代のカミサンだ。
毎日好きな納豆を食べられる幸せについて、彼女も考えていたのだろう。



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