田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

卒業生の便りに涙する。精進してくれてありがとう。

2015-03-28 11:17:42 | ブログ
3月28日 土曜日
●今年の冬は寒かった。
日光颪が吹く街なので、東北地方より寒いと言う。
日光颪といえば、わたしはいまこのブログに「黒髪颪の吹く街で」という長編小説を連載している。

●日光颪というより「黒髪颪」と表現したほうが凄みがでるような気がする。
乱れた黒髪のように吹き荒ぶ冬の暗い陰鬱な風。
生まれ育った街でなれているはずなのだが、いやぁ、今年はことのほか、寒かった。

●黒髪山というのは男体山のことだ。
「奥の細道」に、剃り捨てて黒髪山に衣更え、の一句がある。
黒髮山は、霞かかりて、雪いまだ白し、とある。

●この鹿沼でも、そろそろ桜の開花が見られる季節となった。
カミサンは昨夜は大森泊。
東京はもう咲き出している。
明日あたりは見ごろだろう、という。
鹿沼はどうなのだろうか。
午後は独りで黒川縁を散策しようと思う。

●この季節は学生との別れの季節。
卒業生のことを思っていたら、15年ほど前に卒業したY君から本を贈ってもらった。
教え子から本を贈ってもらったのは、初めてのことだ。
うれしかった。
某国立大学で哲学研究をしている。

●教え子が立派になっていくのを見守るのはうれしいものだ。
鹿沼に幽閉されたような状態で「アサヤ塾」主宰して半世紀になる。
浅学非才の身にとっては、教え子が精進して勉強をつづけていると知らされるのが、いちばんうれしい。

●住所が書いてなかったので、失礼と思うが、研究室宛てに礼状を出そうと思う。
わたしが81歳になってまだ教壇にたっていると知らせたら驚くだろうな。

●元気だか、歳のせいか昔の教え子のことを、とくにこの季節には思い出して、なぜか涙ぐむことがある。
あと何年このまま教鞭をふるえることだろうか。
卒業生のみなさんぜひ近況をしらせて、わたしを泣かせて下さい。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
懐かしさで、胸が・・・。 (種吉)
2015-03-28 15:20:40
先生、こんにちは。私は、今、散歩から帰って来たばかりです。そよ風がやさしく頬をなでて行きました。肌寒い日が、まだありそうですが、春本番はもうすぐです。良かったですね、卒業生が自作の本を送ってくれるなんて。うらやましいです。Yさん、ってどなたでしょう。きっと私の知らない方ですね。お世話になった二十年近い歳月を、時々思い浮かべます。あの子もこの子も、今は立派な大人になったことでしょう。
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こんばんは (竹澤ひなの)
2015-03-28 21:58:20
お久しぶりです。ご報告が遅くなりました。無事、鹿沼高校に合格しました。4月からの高校生活を楽しみにしています。勉強を頑張ろうと思います。
先生もお体に気をつけて頑張って下さい。
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Unknown (あさや)
2015-03-31 03:37:08
種吉さま
歳のせいか、過ぎ越し方を、いろいろと思い出します。
故郷でアサヤ塾を創設しての50年。なにか人様の役に立っていしたのでしょうかね。
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Unknown (アサヤ)
2015-03-31 03:39:24
合格おめでとう。
いよいよ、高校生。ガンバレガンバレ。
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