新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

五行と五臓(東洋医学)

2014年05月17日 | 健康・病気
【五行と五臓】…木(肝)、火(心)、土(脾)、金(肺)、水(腎)
木(肝)
● 五行説的にも肝は、主に「肝臓」の働きと関係があり、血液を貯蔵し、血量を調整します。
また、五臓全体の働きがスムーズに行われるようコントロールします。自律神経と関係が深く、ストレスの影響を受けやすいという特徴があります。
1.「怒」との関係…イライラや抑鬱、ヒステリーなどの情緒障害。
2.「目」との関係…目のかすみ、視力障害、夜盲症、目やに、充血。
3.「筋」との関係…手足の順調な運動の障害、ひきつり、けいれん、ふるえ、麻痺、硬直、腱鞘炎、こむら返り、顔面神経症。
4.「青」との関係…怒ると顔面蒼白、青筋が立つ、唇の青さ。
5.「酸」との関係…酸っぱいものが食薬。肝の疲労したときに酸味がほしくなる。
6.「風」との関係…突発性の病気、痛風、脳卒中、脳内出血、脳梗塞、心筋梗塞。
7.「春」との関係…伸びやかな動きの『春』、伸びやかな一日の始まりの『朝』に『肝』に負担がかかる。
8.「爪」との状態との関係…爪の変形、つやがなくなる。もろくなる→肝臓の異常。
10.「胆嚢」との関係…脂のとりすぎは胆嚢に負担。

火(心)
● 主に「心臓」の働きと関係があり、血液を循環させます。また生命活動を維持する働きを持っています。心=「神」ともいわれ、精神活動とも関わりがあります。心拍動や循環の原動力としての働きのほかに意識や、思考、睡眠とも関わっている。
1.「喜」との関係…心のときめくとき、顔面が紅潮、喜びすぎると心臓に負担。
2.「舌」との関係…言語障害、ろれつが回らない、舌をかむ、舌の痛み、びらん。
3.「脈」との関係…循環器障害、立ちくらみ、めまい、動悸、不整脈、高血圧。
4.「赤」との関係…鼻の赤み、指先の赤み、赤面、目の充血。
5.「苦」との関係…野草の苦みが食薬。
6.「暑」との関係…暑いと心拍動が増し、心臓に負担。熱い風呂は禁物。
7.「夏」との関係…灼熱の『夏』と一日の中では『昼』に心臓に負担がかかる。
8.「睡眠・精神」障害との関係…昏睡、うわ言、寝言、金縛り、痴呆症。
9.「小腸」との関係…灼熱の症状、口内炎、残尿感、排尿時の灼熱感、尿が濃い。笑いは小腸を活性化する。

土(脾)
● 西洋医学でいう「脾臓」とは異なり、消化器系、代謝系などを含む働きを持っています。特に食べ物を消化し、栄養を吸収します。ここで体内に取り入れられた栄養分は、カラダを形成している「気」(カラダを正常に動かす生命エネルギー)・「血」(血液の働き)・「水」(血液以外の組織液・体液)の原料となります。生命力を補充する重要な臓器。同時に病気のもとを作り出す場所。…「気・血・津液(しんえき・水)」の補充や運行の働き。古い血液、リンパ液の処理。
1.「思」との関係…考え過ぎると食欲が無くなる。取り越し苦労、心配、悩み。
2.「口」との関係…唇の腫れ、あれ。口が粘る、口が甘い、味覚異常。
3.「肌肉」との関係…全身の筋肉、皮下脂肪に栄養を送り、手足の力を維持。筋の萎縮、筋ジストロフィー。
4.「黄」との関係…脾臓の疲れが黄色となって手や足、顔に出る。
5.「甘」との関係…疲れたとき、甘いものがほしくなる。穀物の甘みが食薬。
6.「湿」との関係…脾臓は湿気を嫌う。湿度が高いと気分が悪くなる。
7.「長夏」との関係…季節の変わり目『土用』に脾臓の負担がかかる。
8.「統血機能障害」との関係…不正性器出血、血便、皮下出血。
9.「胃」との関係…消化不良、腹痛、胃が重い、胃下垂。

金(肺)
● 呼吸器系・消化器系(大腸)・免疫系を含む働きで、西洋医学でいう「肺」の働きと関係があるのが特徴です。全身に「気」を巡らせ、不要な気を排出するなど、「気」の働きをコントロールします。水分代謝や皮膚とも深い関わりがあります。アレルギー性疾患、汗腺機能、免疫機能。
1.「悲」との関係…泣くと鼻水と涙が出る。
2.「鼻」との関係…蓄膿、鼻づまり、アレルギー性鼻炎、花粉症、嗄れ声。
3.「皮毛」との関係…皮膚の病気全般、アトピー、湿疹、ニキビ、潰瘍、ポリープ。
4.「白」との関係…色白は七難隠す、結核、悲しみで髪の毛が白くなる。
5.「辛」との関係…辛いものを食べると呼吸が荒くなり発汗する。野菜の辛みが食薬。
6.「燥」との関係…乾燥しすぎると肺に負担。適度な加湿が必要。
7.「秋」との関係… 秋、一日のうち夕方に肺に負担がかかる。秋はもの悲しくなる。
8.「呼吸器疾患」との関係…咳、痰、息切れ、喘息、肺ガン。
9.「水分代謝」との関係… 浮腫、尿量減少、多汗、無汗。
10.「大腸」との関係…便秘、下痢、大腸ガン。

水(腎)
● 生命力の源でもあり、生きるために必要な精気を貯蔵しています。西洋医学でいう「腎臓」の働きと関係があり、余分な水分を排泄します。
1.「恐」との関係…高所恐怖症、閉所恐怖症、対人恐怖症。
2.「耳」との関係…耳鳴り、難聴、中耳炎、二陰(尿道、肛門)の病気。
3.「骨」との関係…骨粗鬆症、白血病、リウマチ、腰の曲がり。
4.「黒」との関係…しみ、そばかす、目の下のくま、腰の周りの黒、鼻の下の黒。
5.「鹹」との関係…穀物のもつ塩からさ(ナトリウム)が食薬。
6.「寒」との関係 … 寒いときに腎に負担がかかる。足腰を冷やさないこと。
7.「冬」との関係… 寒い冬、一日では夜に腎の負担がかかる。暗闇は恐怖感を呼ぶ。
8.「歯・髪」と関係…腎が悪いと歯が悪くなり、髪が抜ける。
9.「膀胱」との関係…排尿異常、頻尿、夜間尿、膀胱炎。

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4 コメント

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はじめまして (猫まんま)
2014-06-28 00:05:09
私は日干癸の金の多い命式なのですが
今の時期火が強いせいか、咳やアトピーなどの症状が出てきています。
夏一杯は我慢という感じでしょうか?
返信する
Unknown (猫まんま様へ)
2014-06-29 22:55:38
五行では金は肺や気管支、そしてアレルギーや皮膚病を表します。今月は庚午ですので、太過した金が下から尅されていますね・・・。
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こんにちは (ゆう)
2018-03-24 16:58:02
今回のブログは自分に何の五行が多いかで何の病気になりやすいかを書かれているの でしょうか?
私が多い五行は木と土ですか?
19つ8年6月16日0時生まれ
返信する
こんにちは (ゆう)
2018-03-24 16:58:03
今回のブログは自分に何の五行が多いかで何の病気になりやすいかを書かれているの でしょうか?
私が多い五行は木と土ですか?
19つ8年6月16日0時生まれ
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