倒食の時期

私の知り合いの女性がこの様なことを言っていた。
自分は二年前に歯医者に行って、歯を治してもらったが、その歯の噛み合わせが悪く二年間苦しんだと言っていた。
そして、今年になって、歯ぐきの中が化膿してきたというのです。
彼女の日干は癸ですので、そして癸の人は今年は比肩になります。
比肩の時期には、隠れた病気が発病したり、過去に患った病気が再発する可能性もあります。
案の定、彼女はそれで苦しんでいました。
二年前に或る歯科クリニックに行きましたが、そのクリニックの治療が雑だったのです。
それでは、二年前の彼女の行運は何だったのでしょうか？

二年前の平成23年…

大運：乙丑 食神 冠帯 偏官

流年：辛卯 偏印 長生 食神

大運と流年との変通星の並びは食神と偏印…倒食でした。

通常、偏印には病気という意味があるので、偏印の年には健康診断をしろと言われています。
彼女も、偏印の年を意識して、気になっていた歯の治療に行ったのです。
そして、歯の治療をしたのでした。
しかし、倒食の運勢は嫌ですね…！せっかく、高いお金を払って治療しても、上手に治してもらえませんでした。その歯科医の腕が悪かったのですね。
倒食の年は注意が必要です。
歯医者の評判も勿論ですが、治療する月や、方位も検討する必要があったかも知れません。

倒食とは、食神という福禄の星を偏印が壊すのです。
健康だけではなく、様々な現象が生じる場合がありますね。
要注意時期です。